表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神聖祓魔師 二つの世界の二人のエクソシスト  作者: ウィンフリート
平行世界へ
35/293

第38節 どうしてそんな所に倒れてますか?

こんばんはぁ。

宜しくお願いします。

昨日の投稿は時間を12時間まちがえていましたよ・・・

ぼくは夢を見ていた。夢の中には、現実と区別のつかない夢もあれば、あ、これは、夢だなってわかる夢もある。


今見ている夢は、なんだか、ソーセージの夢だ。


すごくお腹が空いているので、明星亭の女将さんに頼んで、ソーセージ盛り合わせとシードルを頼んだら、山盛りのすごいソーセージが出てきて、やったー喜んでる僕。


一本取って食べだしたら、すごく長いソーセージなんだ。


それを片方から食べていたら、なんか変なんだよね。もう片方から凄い勢いで僕のソーセージを食べてくる人がいる。その人は遠くのほうから凄い勢いで食べてきて、うわ、ソーセージ無くなると焦ってる僕。


あ、負けたと思ったとたんにその人とキスをしてしまうのだけど・・・


なんと相手はアーデルハイトだった・・・そこで目を覚ましたら、いつもの場所だ。


出来れば夢であって欲しいと思うような酷い現実もあれば、夢なら覚めないでとか思うような現実もあるし。でも、今の夢は食べているから幸せだけど、結末が微妙だよね。僕の初キッスが、ソーセージ越しで、相手が・・・いや危険だから、ここで思考停止だ。


話は変わるけど、昨日の夜は、覚めないで欲しいような素晴らしい一夜だったよ。



なんだかんだ、毎日食事にありつけている。


この街で、知り合いも出来た。


魔法も簡単なのなら覚えた。


なんとかなるかもね。これなら、運び人として、生活できるかもね。


あれ、でも肝心なライト覚えてないや。今日の目標はライトだな。そう思いながら藁布団を片付けて、階段を下りた。


警備兵さんとも、顔見知りになったよ。挨拶も忘れずに済ましたさ・・・基本だからね。


カウンターには、アグネスさんとアーデルハイトがいた。なんかきゃあきゃあ盛り上がってるよ。う、さっきのキッス・・・絶対秘密だ。




あ、カウンターの上には、なんか白いフワフワしたのがうごめいている。わ、猫だ。かわいい。



「アグネスさん、アーデルハイト、おはようございます」

アーデルハイトが、白ふわについて、説明してくれた。昨日の夜、納屋に迷い込んできたとかで、朝から、お母さん猫を探して、あちこち聞きまわっているらしい。


まだ見つからないんだね・・・



白い子猫は、カウンターの上を、ぎこちなく動き回っている。僕が近寄って手を出したら、威嚇してきた。


背中の毛を立てて、身体を山のように丸めてる。


手を出したら、ゴロンと横になって僕の手を前足で抱えて、ガブガブっと噛むと同時に、両足でかっかっかっと猫キックしてきた・・・カワイイ・・・


「うふふ、悪は滅ぼしておしまい」とアーデルハイトは、ひどいことをいう。


アグネスさんは、笑って僕に話しかけてきた。


今日のアグネスさんはいつもの武装スタイルだ。


髪型は、ひと束にまとめて、片側に流して前に持ってきている。チェーンメイルのフードは付けていない。後ろの棚に、ヘルムと一緒に置いてある。アグネスさんの部分鎧は、ローマ軍団で使われていた、ロリカ・セグメンタタというタイプらしい。格好いいなぁ・・・あ、なにか言ってる・・・


「悪者君、今日はどうするの?」


「ちょっと、魔法ライトの実験をしたいので、中に少しだけ入りたいなと、思っています」と答えた。


すると、入るとすぐ左にドアがあるので、そこを入って階段を上っていくと兵士用の狭間があるから、その手前で練習したらって。


なに、そこ。練習に最適なのかな?僕は二人に挨拶して中に入っていった。



吊り鉄格子の下を通って左を見ると確かにドアがあった。ドアは開いていて、階段が見えた。


2階ぐらいの高さまで上ると踊り場があり、そこからさらに上に上がる階段があるが、踊り場の横からは廊下が続いていた。


2メートルぐらいの幅の廊下を少し歩くと狭間が幾つも並んでいる。少しだけ光が差し込んでくる狭間を覗くと坑道入り口が見える。狭間の横の壁には矢が筒に入れられて何セットも立てかけられていた。僕はここの用途を理解したよ。でも弓がないや。悪用されないためかな・・・


ここなら薄暗いとはいえ、ライトの練習に丁度いいかも。アグネスさん、ナイス選択、ナイス助言です。


早速、唱えてみた。


「らいとお」・・・暗いままだ。発音悪いのかな・・・

「ライト!」・・・ちっとも明るくならないぞ・・・

「ライッ」・・・ダメだ。才能ないんじゃないの。気持ちも暗くなりそう・・・


しまった。魔法の穴について聞いておけばよかった。実は詰まっているとかじゃ、無理だもんな。掃除して開通させないとかも。でも、どこに開いているかわかなんないし・・・


まてよ、アポロニアさんが、言っていたな。言葉のせいかもね。荷物を浮かした時、何語使ったんだっけ?ラテン語だったよ。て言うか、僕、何人?


ラテン人じゃないよね。アグネスさんに似てるってことは、ゲルマン系だと思う。


あ、カールさん、リヒトっていってたな。よし、リヒトっていってみた。お、なんか明るくなった。やった。そうか、やっぱり、ゲルマン人なんだ、僕は。


嬉しくなった。でも気になることがある。ラテン語でルクスっていっても発動するだろうか。魔法が切れたら試してみるか。


冷静になって、狭間の回廊をうろうろしてみた。魔法で明るくなるとよく観察できる。壁は一面に細かく削ったような跡が残っている。ここは人の手で掘りすすめられた坑道なんだな・・・


リヒトが使えるから、いいけどね。昔は大変だっただろうね。


僕は先が気になって、冒険してみることにした。リヒト使えるもんね・・・楽勝、楽勝。



先に進むと狭間がなくなって、急に坑道自体が小さくなった。これって、この間、僕が落ちた裂け目にあったドワーフの古代坑道みたいだ。50メートルぐらい進むと、掘りかけの状態で終わっていた。なーんだ。帰ろうかな・・・


その時、急に真っ暗になった。リヒトが切れたようだ。いや・・・本当に真っ暗だ。魔法が使えなかったら、絶対パニックだったね・・・


さて、実験タイムぅ・・・


ルクスと言って魔法が効くのでしょうか?


さて楽しみ。と思いつつ、なんか違和感を感じた。


なんだろ、真っ暗だからよくわからないけど・・・


あ、風?


空気の流れかな・・・風が、僕の顔を撫でている・・・


閃いたよ・・・この坑道は、まだ続いているはずだ。


僕は、明るいことをイメージしつつ、ルクスと発音した。


周囲が急に明るくなった。眩しい。僕は前方を塞ぐ石を夢中で取り除きだした。これは故意に隠された坑道だ。幾つか石を取り除くと、向こう側に坑道が続いているのが見えた。


すごいぞ、凄いぞ・・・なんだかよくわからないけど、開通だ。


しばらく進んでいくと、坑道が広くなった。もともとここの坑道は岩塩を採掘するものなのだが、もともと今僕がいる坑道は岩塩の分布がすくないようで、採掘した感じがしない。ただ通るためだけの坑道になっている。坑道はどんどん上へ登っていく。途中で立て坑と交差していて、落ちそうになって焦った。空気がどんどん、ぴゅーぴゅーと流れているのでわかったが、そうでなければ、落下してしまうところだったよ。


これは、どうやら通気口のようだ。よく考えられているよ・・・

先達っていう言葉があるけど、6才の少年のいうことじゃないような気もするけど、すごいよね、先達って。


僕は立て坑がぽっかり開いている穴の手前で、先に行くべきか、引き返すべきか、悩んでいた。


だって、横坑と立て坑って、同じ直径みたいだったから。つまり、先にいくには、大きな穴を飛び越えないといけないんだ。


あれ、なにか聴こえる・・・最初は立て坑の穴から聞こえるのかと思った。だって人の声だったから。でも、なにか違う感じがする。僕は耳を澄ませた。


「誰かおるのか?助けてくれ。腹が減って動けないのじゃ」


誰かいる・・・立て坑の向こう側に、いる。


よく見ると、僧服を着たおじさんが倒れている。


僕は竪穴を飛び越えた。駆け寄ると、体躯ががっしりとした、おじいちゃん修道士が倒れていた。


お読みいただきありがとうございました。明日は沢山投稿したいと思っております。宜しくお願いします。                                         

                                                   

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ