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神聖祓魔師 二つの世界の二人のエクソシスト  作者: ウィンフリート
平行世界へ
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第75節 アーベントイラー 秘密の部屋2

すこし、グロ表現を薄めました。

直接的な言い方をしないようにしました。

それでも、想像力が豊かな方は、読まないでください。

Ⅰ 秘密の隠し部屋

【かなり刺激的な表現があります。苦手な方は読まないでください】


 階段を下りた対向の壁の中央部分だけ、ギリギリと歯車の回るような音を立てて、奥に引っ込んでいった。壁は、1メートルほど、下がって止まった。

 かがり火があるが、向こうの部屋までは光が届かないのか、壁の左右に見える空間は真っ暗だった。


 族長さんは、腰が抜けたようで、しりもちをついて、床にへたりこんでいた。


 アポロニアさんは、すぐに清浄を唱え、ご加護を続けて唱えた。枢機卿様は、聖なる盾を唱えた。全員に緊張が走った。


「この部屋が、西の森に通じているとすれば、アンデッドがいるかもしれないので、一同、気を引き締めて!」枢機卿様がしっかりとした口調で全員に注意を喚起した。族長さんもやっと立ち上がった。アポロニアさんが、聖なる守りを族長さんに掛けた。

(新しい神聖魔法だ・・・すごいな、進歩の度合いというか・・・)


「では、私に松明を貸してください。あと、中に入ったら、かがり火を設置してください」

 お付きの兵士さんが、松明を渡した。枢機卿様は、小さくダンケといって、左手に松明を持った。右手には、枢機卿杖を持っている。先端がぐるぐるっと丸くなっているやつだ。なぜ、今回は悪魔祓い用の聖ベネディクトゥスの十字架を使っていないのだろう。すこし不思議に思った。


「さぁ、参りますよ。何かあったら、すぐに、ターンアンデッドをお願いします。何人かで掛ければ効果も増します。ただし、ヒールは避けます。元司祭は、ヒールで回復する可能性もありますから。だって、村人から集めたのは、命ですからね・・・まぁ、血のルビーを介さないとヒールも吸収できないかもしれませんが・・・」


 枢機卿様は、松明を掲げながら、足で壁を押した。壁は前後に揺れたが、それ以上は動かない。先に左手の松明を、動いた壁の左側から差し入れた。中が明るくなり、様子が見て取れた。枢機卿様は、横にスライドするように、部屋の内部に体を差し入れた。


(なんか、度胸あるよ・・・かっこいい。特に紫のストーラがいい)

 なぜか、エクソシストは必ず紫のストーラを首にかけている。悪魔祓い用らしい。昨日まではつけていなかったが、持って歩いているんだね。すこし畳み皺があった。


 枢機卿様は、正面に歩いて、部屋の中に入っていった。そして、僕らに声を掛けた。

「大丈夫なようです。中に入ってください。まずは兵士さんからお願いします」

 お付きの兵士さんが短い槍を構えて、枢機卿様の後ろから、その前に進んだ。

「止まって、あまり行かないでください。トラップがあるかもしれません」

 兵士さんが止まった。なんだか子供の遊びの何とかさんが転んだみたいだ。

「私が、先に歩きます。もしもアンデッドが現れたときは、押し返すように槍で突いてください」

「お、おう」しかし、豪胆な兵士さんだ。怖いと思っていないように見える。


「アポロニア、兄弟ミヒャエルも私の後ろに来てください。かなり気持ちが悪いので、あまり、凝視しないように。兵士さん、貴方は正面だけみて、動くものがないか注意です。色々みてはいけませんし、文字があったとしても決して読んではいけませんよ・・・呪いかもしれません」

 枢機卿様は、注意してと、念には念を押していた。


 その部屋は、生きているものにとっては、まさに地獄のような光景だった。


机の配置は、前の部屋と同じだが、中央には台がなく、代わりに机が置かれている。ただ、前方突き当りの壁には、机がなく、扉があった。


問題は、机の上に置かれているものだった。それは、死体であり、死体の一部であり、また、なんだかわけのわからない黒い塊だった。かなり時間が経っているので、鮮やかでないからこそ、幸いだったといえるだろう。


「族長殿、あなたは入らないほうがいいです。トラウマになります」

(ちょっと待って。僕も見ない方がいいんじゃないの・・・なんとなく、おかしくない?)


 次に、枢機卿様は、兵士さんに声を掛けて、かがり火の設置をお願いした。


「目を覆うような状況って、こういうのですね・・・」

 ずっと黙っていた、アポロニアさんが、やっとしゃべった。皆がショックを受けているのが分かる。本当に悍ましいものを見せられているのだ。見ないように意識しないようにしてはいるが、人間というのは、見たくないものほど、視界に入れてしまうものだ。


「強烈で、しかも精神的な悪に、毒されないように、常に祈り続けないといけないのです。こういう時は射祷に限ります」枢機卿様は、先程からずっと射祷を唱え続けている。

枢機卿様でさえ、たじろぐような状況なのかもしれない。


「枢機卿様、ここの住人は、一体何をしていたのですか?」荒い息で兵士さんが絞り出すように質問した。さすがの兵士さんも心の平安が保てないようだ。彼らは何も言わず、只、任務を遂行するように訓練されているが、さすがに、動揺しているようだ。


「ヒール! どうですか?少しは楽になりましたか?」

「あ、ありがとうございます。動悸が収まりました。おかげ様で・・・息ができます」


 枢機卿様は、優しい目をして兵士さんをみた。口元は毒霧用マスクで見えないが。

「これは、悪魔に生贄を捧げる儀式をやったあとでしょう。悪魔が喜ぶものを、捧げるのです。人間の命の尊厳は、徹底的に破壊されるのです。

 人間は神の似姿として造られました。だから悪魔は人間を嫉妬し恨んでいます。本来なら愛されるのは天使だった自分、つまり悪魔の筈だと思っているからです。


 さて、机の上にある、さまざまなもの、死体や、かつては人間の一部だったものですが、触らないようにしてください。教皇庁で接収し、後日、調査を行います。

そして、埋葬します。犠牲者として、そして、殉教者としてです。彼らは、十分にその資格があるでしょう」

 枢機卿様は、数歩歩いて先に進み、机の上の塊を見た。

「可哀想に・・・職業柄、見慣れていても、決して慣れないものです。しかし、彼らに何が起こったのか、はっきりとさせることが、私達、エクソシストの任務なのです・・・」

 枢機卿様は泣いていた。意外だった。僕が見つめていると、視線に気づいた、枢機卿様が僕を見て、苦しそうに微笑んだ。

「兄弟ミヒャエル・・・悪魔の慰みものにされた人々のことを忘れてはなりませんよ。

 枢機卿様は、十字架の印をし、死体や、身体の一部だったものを祝福した。


「この人達の魂が、どうなったかが、心配ですね・・・さぁ、あの扉の向こうに行きましょう。マスクは取らないように。苦しいですが」


 枢機卿様は、先に進んだ。扉の前にくると、鍵がかかっていないことを確かめ、かんぬきを外し、そおっと向こう側に押した。開く前から、ひゅーと音がしていたが、開くと一気に風が流れていった。扉の向こうには、暗く、足元に石の階段があった。


 風が流れている。階段は15段あった。降りたところは、天然の洞窟で、そのまま左のほうに曲がっていった。10メートルぐらいも行かないうちに、他の洞窟にぶち当たった。左右に分かれている。

「これは、左でしょうね。例のきのこの親分は、左にいるのでしょうね」

「はい、そうだと思いますが、その言い方だと、キノコが動きだしそうですね・・・」

 枢機卿様は、立ち止まり、ふふふと笑って振り返った。

「動いたら嫌ですね・・・なんだか、アポロニアのせいで、ポルチーニを使った料理が食べられなく、なりそうです」

「うわ・・・、それこそ呪いです」

 また、二人は顔を見合わせて笑った。

(この二人の精神的余裕はすごいな。神様を徹底的に信頼していないと、この余裕は生まれないのかもしれない。いや、それだけではないのだろうな・・・僕はまだこの境地に至ってないよ)


「さて、左にいってみましょう。私が先頭を歩きます。兵士さんは、殿を頼みます」

 枢機卿様は、歩き出した。ごつごつとした岩肌が松明の明かりで揺らいでみえた。枢機卿様は、明かりを唱えた。すこし明るくなった。

「風はまだ動いていますね。魔法なのか?呼吸は浅めに、例の白い粉が飛んでくるかもしれません」

 僕たちは少しずつ進んでいった。10メートルで行き止まりだった。行き止まりに石が積んである。そこには、逆さの五芒星が描かれている。枢機卿様が、聖なる盾を唱えた。

「想像していたのと違いました・・・これは、人手が必要です。しかし、悪しき命の流れは止まっているようです。一安心といったところでしょうか・・・」


 それを聴いて、兵士さんが安堵のため息を吐いた。緊張がほぐれたようだ。


「さて、一旦戻ります。扉は、ブロックしないといけませんね。あと気を抜かないように、洞窟の反対側は、どうなっているのか、何が潜んでいるのかわかりませんから」

 枢機卿様もホッとしているようだ。


 結局何事もなく、司祭館の外に戻ってきた。枢機卿様が丁度日が射してきた広場に歩いていって、日光浴をしようと言った。

「まんべんなく、光をあててくださいよ。清浄!」

 日の差し具合から、お昼が近いようだ。僕は砦に戻ることにした。レオン様との約束があるからだ。それに、ブルーノ神父様と、バイエルン傭兵団を銀鉱山に送らないといけない。


 塩砦に戻る人がいないか声をかけて回ったが、カールさん達は、まだ寝ていたし、帰る予定もないようだ。なんとなく寂しく、砦に一人で戻った。


Ⅱ 砦中庭で


砦の中庭には、ブルーノ神父様と、バイエルン傭兵団が待っていた。

「おお、殿下。どうだった?進展はあったか?」

「ええ、更に秘密の部屋が暴かれました。例の死人草の下の洞窟までいけたのですが、石が積んであり、私達では、壊せないので、一旦引き上げました」

「そうか・・・その計画も段取りしないとな・・・とりあえず、わしらは、例の悪しき符号を無効にするのだが・・・そのあとの任務かもな」

 そういって、神父様は、銀鉱山に転移していった。悪魔剣のペーターさんも一緒に出掛けていったよ。僕も一緒に転移して、またトンボ帰りした。今度は族長さんが移動することになっていた。忙しい、忙しい。


 今度は、レオン様とアレマン人、そして山城砦の交替要員達だ。


 塩砦の中庭には、沢山の物資が置いてあった。一番多いのがエールの樽じゃないかな?荷車に載せられたまま、転移門を通って、山城砦に送られていった。


 僕も族長さん達と転移した。マルコさん達や、シュテファニーさん達も一緒だ。


Ⅲ 新居見学会


 転移門は、城の中庭に開いた。宝石が隠されていたところだ。すごい久しぶりだ。中庭も綺麗になっていて、かつての死体も転がっていない。レオン様は、荷物の移動の指示をしている。僕は、アレマン人さん達が固まっているところに行った。

「使徒様、これは凄い立派なところですね。しばらく、ここに御厄介になれるんでしょうか?」族長さんが、想像していた砦とは、まったく違って、お城だったので、驚いて恐縮しているようだ。

「と、聴いています。このあと、レオン卿より、ご説明をいただけると思いますよ」


 そこにドスンドスンという音がしそうな歩き方で、レオン様がやってきた。デカくて分厚いイメージだ。今日は斧を持っていないので、熊さんみたいだけど、斧を持っていると、オーガーのような迫力になる。

「やぁ、待たせた。とりあえず、城を案内しよう。ここは、山城砦と呼ばれているが、山の上にあるので、難攻不落な城だ。しかし、難点は、冬が寒く、閉ざされるということ。無論物資は事前に運び込むので、心配しなくてもいいし、いざとなれば、殿下が転移門を出してくださる。今は、狼煙を上げて連絡手段としている。あとで緊急信号のあげ方を教えよう。まずは、この中庭だが、見ての通り、正面に城館がある。入り口は、中庭に面したところに、ドアがあるだろう? あれは、もとは謁見の間に入れるようになっている。あと、左の城壁から、城館に入れるが、正門のほうに繋がっている。まず、城に入ってみよう。こっちだ」

 レオン様は、くるっと踵を返し、すたすた?いやどすんどすんと、中庭に面したドアに向かって大股で歩いていった。

 従者さんが、さっと進んでドアを開けてくれている。レオン様は、生むっていう感じで頷いて、なかに入っていった。


 いやー驚いた。綺麗に片付いている。壇の上には、新しい赤い布が敷かれていて、椅子も新しい椅子が置いてあった。

「ここは、以前と同じく謁見の間として使うのだが、公爵様や、宮宰様、そして、殿下以外は座らない。これは、貴族のルールなので、注意してほしい。ワシも座れないからな。

 あと、右を見てくれ、ドアがある。そのドアの向こう側が、食堂だ。

 アレマン人の諸君も、ここで兵士と一緒に食事を取ってもらいたい。体が悪い者は、部屋に運べるように手配する。調理人は、一人しかいないので、あとで、誰か、専属的に手伝ってくれるものがいると、助かる。給金もでる・・・安いがな。

 で、この謁見の間に階段があるだろう?右側だ」

 みんなが見上げて驚いている。立派な階段だからだ。

「この階段の上は、貴族の領域だ。階段上って、右側だな。左のバルコニーみたいな廊下をずっといくと正門の上部にある。階段を登ると、兵士の寮がある。兵士たちは、そこと、二つのドンジョンに宿泊できるようになっている。みんな出張だから、部屋が決まっていない。守備隊に志願してくれるものは、そちらに泊まってもらいたい。これも給金がでるぞ・・・安いがな・・・あとで、見学しよう、それと、隣の食堂にいこうか?」

 謁見台の前に立っていた、レオン様は、食堂へ向かって歩いていった。みんな、あとについてぞろぞろと歩いていった。両側に開く扉が、2重に設置されている。扉は開け放たれていて、かすかに食べ物の匂いがした。レオン様は、暖炉の前に立った。

「ここに扉があるが、これは厨房の扉だ。今は調理人が一人だ。いい匂いがするな。

 そして、右の奥に扉があるだろう?あれを開けると、2階とか、3階、そして屋根に上がれる階段がある。今のところ、年をとったものや、身体の具合のよくない者は、その2階に泊まってもらうつもりだ。もともと、城の使用人が住んでいたところだ。暖炉もあるし、暖かい。3階は、立ち入り禁止だ。もともと、この城の王女様の部屋と、側仕えの部屋があって、そのままで保存している。王女様は、バイエルン大公様の先祖で、来年の春に、形見として、引き取りに来られる予定だ。その際には、失礼のないように頼む」

 レオン様は、また大股で歩いて、右奥の扉に向かった。扉をあけて廊下を進む。皆ぞろぞろ歩いてついていった。レオン様は階段を登っていく。2階の踊り場で、廊下のほうへ、つまり左に曲がっていった。そして、2階の部屋をアレマン人さん達に見せて回った。

「ここは、兵士たちが増えた時に備えて、寝台を作ってあるのだが、ここを、さっきいったような者たちに優先的に使わせてほしい。家族を持つ者には、暫くの辛抱だな・・・

 冬が問題なく過ごせそうなら、銀鉱山で働かない者のために、城館の南側に、家族用の寮を新設する予定だ」

 レオン様は、みんなの建っている後ろの壁を指さして言った。

「ちょうどその壁の向こう側になる。石工の親方に聴かないとわからないが、この壁を利用して、建て増す感じだ。壁に穴があけられないかもしれないので、中庭経由でないと城館には入れないかもしれないが・・・」

 族長さんは、奥さんとしきりに小声で話してベッドとかを点検していた。住む気満々のようだ。よかった。皆の顔も心なしか明るい感じがする。


 それから、レオン様は、中庭に戻り、二つのドンジョンを若い者と族長さんだけに見せた。年を取った人たちや、体調を崩している人たちは、さっきの城の2階で休んでもらっている。例の下の北街道に面した検問所への秘密の通路は、案内されなかった。中庭にある、階段への入り口は、軍人だけなので、入らないように通達された。


 そして、中庭で、このあたりに増築する話をして、それから、正門に向かった。


 城壁を階段で登って、そのまま城館に入っていく。先程の謁見の間への入り口の右上方の入り口だ。中に入ると、2間続いて、武器庫兼兵士の詰所になっている。そして、正門に案内された。吊り橋型の門が下ろされて、城の外に出た。兵士さん達も護衛で一緒についてきた。

「ここが正門だ。この道を下りると、北の街道にでる。北街道は、城塞都市から北上して、途中で東に曲がると、ここの北街道になる。山越えの厳しい道だが、石畳で舗装されている。

 そうそう、城塞時の北側に、銀鉱山があって、現在も稼働中だ。

 オットー卿が言っていたかどうか不明なのだが、銀の採掘が得意なもので、続けたいものは、アレマン鉱山でもいいし、こっちの銀鉱山で働いてもいいぞ。

 アレマン鉱山は、アンデッドとゴブリンの脅威が去らないと暫く厳しいだろうが・・・」

 族長さんが沈んだ顔になった。さっきは奥さんとニコニコだったのにね・・・


 それから、自由見学時間になった。侵入禁止ゾーンには、もちろん兵士さんが武器を持って立っているので、そこ以外を、若者たちは、めいめい見て歩いた。

 僕は、ちょっと疲れたので、食堂で座っていた。レオン様が僕を見つけて、歩いてきた。

「殿下、探したぞ・・・また、一仕事頼む」

「はい、なんでしょう?」(どうせ、また転移門だろうな・・・)

「族長たちが、荷物を取りに行きたいらしいのだ。人肌脱いでやってくれないだろうか」

「お安い御用です。皆さんどちらに?」

「中庭に待たせてある。よろしくお願いします!殿下!」

 レオン様は、ピシッと気を付けをした。

(なんか熊さんみたいで可愛いな・・・)


 僕は、中庭に向かった。結構な人数が待っている。双子のシュテファニー姉妹もいる。この二人は、双子の盾職に会いにいくのではないかと思った。


 すぐに、転移門を開いて、僕が最初に入った。いつも、最初か最後に入るのだが、なぜかこの時は最初に入っていった。


 転移門は、穴の下の広場に開いた。出たとたんに、剣と剣がぶつかる金属音が聴こえた。すこし先の方で、カールさんが戦っていた。僕に気付いたカールさんが叫んだ。

「敵襲だ。出てこない方がいいぞ」

 僕は振り返って、同じことを叫んで、全員を足止めして、門を閉じた。

(あ、僕も戻ればよかったよ・・・)

 もう遅かったようだ。なんか邪悪な気配を感じる・・・やば!


いかがでしたか?

なんか懐かしいです、北街道の山城。あの少し手間の

エーデルヴァイスの丘が好きです。


暇な時に、振り返って読もうかと思うのですが、

ストーリー進行がぁ・・・


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