旧都の一輪
時間が無くて、文章がおかしいかも知れません。
「さ、着いたよ。ここが武器屋だよ。」
「武器屋って言うよりは、鍛冶屋みたいだよな。」
「と言うか鍛冶屋よね。」
「まあ、本職が鍛冶屋なんだが、作った武器を売るのが殆どだから皆武器屋って呼んでいるのさ。」
「へぇ、鍛冶屋が本職なのに武器屋だとはな。」
「どんな人なんだろう...」
「ま、会ってみたらいいさ。ほら、入るよ。」
そう言って勇儀は中に入っていった。
「俺達も入ろうぜ。」
「そうね。入ってみないと分からないしね。」
俺達は勇儀の後を追い、鍛冶屋の中に入った。
「...凄い種類があるな!」
「確かにそうね。」
「ここは旧都の中でも一番武器の種類が、多い店だからな。」
俺達が武器を眺めていると、店の奥から一人の女性が出てきた。
「あら、いらっしゃい。何か入り用ですか?」
「よう、一輪。」
「あら、勇儀さんじゃないですか。今日はどうしたのですか?」
「私の知り合いが来てみたいと言ってな。」
「あら、そうなんですね。このお二人がそうですか?」
「ああ、そうだよ。今は武器を眺めるのに集中しているみたいだけどね。」
「...そう見たいですね。暫く待っておきましょうか。」
〜十分後〜
「すまん、夢中になりすぎて気づかなかった...」
「私も夢中になりすぎちゃったわ...ごめんなさい。」
「良いんですよ、こんな武器でも夢中になって見てくれる人がいるんですから。」
「所で何か用があったんじゃないのか?」
「あ、そうだったわ。あのですね、軽い武器ってあるかしら?」
「軽い武器ですか?一応ありますけど、大きいですよ?」
「え、軽いのに大きいのか?」
「私が作った武器の中では特殊な武器ですから。」
「一度その武器を見せてもらえるかしら?」
「分かりました。少し待っていてください。」
そう言うと、一輪と呼ばれた女性は再び店の奥に戻っていった。
「そう言えば、何で武器を欲しがるんだ?」
「私は人形で戦う時、遠距離戦になるのよ。だから接近戦になると武器を持っていないから戦えなくなっちゃうの。」
「成る程、だから武器が欲しいってわけか。」
「そう言う事。」
「お待たせしました。これが先程話した武器です。」
一輪が持ってきた武器は、刀だった。
「刀か...一度持ってみても良いか?」
「ええ、大丈夫ですよ。」
俺は一輪が持ってきた刀を持ってみた。すると、考えていたほど重さはなかった。
「確かに軽いな。と言うかこんなに軽くては強度が無くなるのでは?」
「特殊な金属を使っているので強度は心配は無いですよ。」
「へぇ、アリスどうするんだ?」
「うん、これで良いわ。これをもらえるかしら?」
「ありがとうございます!」
「っと、お金を払わないと。」
「いえ、お金は入りませんよ。」
「え、しかし...」
「どうせ鍛冶をしているときに作った武器なんですからお代はとりませんよ。」
「すまないな。お礼として何かあった時は呼んでくれ。すぐに駆けつけるからよ。」
「分かりました。その時はお願いします。」
「あ、そう言えば自己紹介をしていなかったわね。」
「そう言えばそうですね。私は雲居一輪と言います。」
「俺は坂上竜神だ。」
「私はアリス・マーガトロイドよ。」
「おーい、終わったのなら行くよ。」
「ああ、分かった!アリス行くぞ!」
「分かったわ。また会いましょうね!」
「また、来てくださいね!」
俺達は店を出て、勇儀と一緒に地上に出る穴へと向かったのだった。
じ、時間が無い...




