怖いアリス
不定期で申し訳ありません!
「...まだ飲むのか?」
「当たり前じゃないか!ほら、竜神も飲みな!」
「いや、俺はもう良いって...うごっ!?」
竜神は勇儀との戦闘後、無理矢理居酒屋に連れていかれて酒を飲まされていた。
「ほら、まだ行けるじゃないか!」
「...無理矢理飲ませているだけだろ!」
「まあ、細かい事は気にするな!」
「細かい事じゃない!全く...」
「ところで、ここを出たあとは何処に向かうつもりだい?」
「うーん、まだ決まって無いんだよな。」
「それなら白玉楼に行ってみたらどうだい?」
「白玉楼か...確か紫の知り合いが居るって言っていたな。」
「ん?」
「いや、何でもない。それよりもアリスをどうにかしないと...」
「ああ...まさか酒に弱いなんてね。知らなかったよ。」
「ほら〜竜神ももっと飲みましょうよ〜」
少し前にアリスは目を覚ましていたが、勇儀が酒を飲ませたせいでかなり酔っていた。
「とりあえず、回復させてみるかな。」
「いや、回復でどうにかなるものかい?」
「まあ、試してみないとな。回復「状態回復」。」
「...うーん、あれ?私なんでこんな所にいるのかしら。」
「何とかなったみたいだね...」
「何とかなって良かったぜ...」
「あれ?勇儀じゃない、って竜神?!まだ休んでないと駄目じゃない!」
「...あれ、もしかしてこれって...」
「そう言えば地霊殿を出る前には寝ていたんだよねぇ...」
「え?何の話をしているの?」
「「...一から話さないと行けないのか。」」
「え?だから何を?」
「えっとだな、アリスが寝ている間...」
「...成る程、そんな事があったのね。」
「ああ、まあそうだ...アリス、勇儀の糸外してやれよ...」
アリスに説明をした後、アリスは上海人形と蓬莱人形を使って勇儀を拘束していた。
「駄目よ。起きたばかりの怪我人に戦いを仕掛けたのだから当たり前よ。」
「...アリスってこんなに怖かったっけ?」
「ん?」
「いえ、何でもありません。」
「本当悪かったから糸を解いてください。」
勇儀はアリスに糸を解いて欲しいと言った。(少し涙目になりながら。)
「...そうね、ここら辺で武器を売っている場所はあるかしら?」
「あ、ああすぐ近くに行き付けの武器屋があるが...」
「なら、そこに案内してくれたら離してあげるわ。」
「そんな事で良いなら案内するよ。」
「ありがとう、はい離したわよ。」
「所で何で武器屋に行きたいんだ?」
「まあ、ちょっとね」
「?まあ、良いか。」
「よし、案内するから着いてきてくれ。」
「分かった。」
俺は何故アリスが武器屋に行きたいと言ったのか分からなかったが、すぐに分かる事になるのだった。
最近頭痛が酷くて頭が回らないです。




