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八雲紫に幻想入りさせられたのだが  作者: 坂上儚月
第7章アリスと幻想郷巡り~地霊殿~
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地霊殿に到着

地霊殿に到着しました。

「それにしても、此処には結構妖怪や鬼が多いな。」


「そりゃあそうさ。忌み嫌われた奴等が集まるところだからな。」


「まあ、私達みたいに好き好んでいるようなやつもいるけどね。」


「へぇ、こんな地下に好き好んでいるとはな。」


「結構楽しいからね。忌み嫌われたやつらが集まるところって言ったけど、ほとんどが陽気なやつらばっかりだよ。」


「そうなんだな。」


「まあ、確かに陽気な所だけど妖夢を連れてきた時は大変だったよ。」


「妖夢?」


「ええ、白玉楼の庭師の魂魄妖夢よ。あの子泣き上戸だから、お酒を寝ませたら一晩中愚痴を聞かされたわ。」


「白玉楼か...地霊殿の次はそこに行ってみるか。」


「別に良いけど、少し無茶しすぎじゃない?」


「俺は大丈夫さ。柔な鍛え方はしていないからな。」


「それでも休む事は大丈夫だよ、盟友。」


「ま、本当にキツかったら休むさ。」


「ちょっといいかい?地霊殿に着いたぞ。」


「おっと、話をしながらだと早いな。」


「それじゃ、私達は戻るとするよ。」


「おう、案内ありがとな。」


「ああ、また酒飲み勝負をしような!」


「まあ、機会があったらな。」


俺達は萃香達と別れて、地霊殿に入った。






「結構中は広いんだな。」


「ありゃ、あんた達は誰だい?」


俺達が中に入って中を見ていたら、後ろから声が聞こえた。


「ああ、お燐じゃないか。さとりはいるかい。」


「あれ?にとりじゃないか。と言う事は出来たんだね?」


「そうだよ。」


「分かったよ、こっちだよ。付いてきて。」


そう言ってお燐と呼ばれた子は、先頭に立って歩き始めた。


「何か俺達、空気だな。」


「確かにそうね。とりあえず付いていきましょう。」


俺とアリスは後ろから静かに付いていくのだった。






「さとり様、にとり達をお連れしました。」


「どうぞ。」


すぐに部屋の中から返事が聞こえた。


「お邪魔するよ。さとり。」


「にとり...出来たみたいですね。」


「ああ、これだよ。」


そう言ってにとりはバッグの中から小型の箱を取り出した。


「それは?」


「此処に来る悪霊達を寄せ付けさせないためする装置です。」


「へー、そうなんだな。」


「所で貴方は...そうですか、竜神と言うのですの。」


「何で俺の名前を...成る程、俺の心を読んだんだな。」


「へぇ、流石の理解力ですね。...ちょっとすみませんが、竜神さん以外は別の部屋で待っていてくれませんか?」


「?分かりました。皆さん此方に付いてきて下さい。」


さとりはアリス達を部屋から出して後、こっちに向き直った。


「それでは貴方の話を聞きましょう。」


「それは俺の心を読んだ方が早くないか?」


「...貴方は怖くは無いのですか?」


「何がだ?」


「心を読まれる事がです。」


「別に怖くは無いぞ?」


「そうですか。...随分変わった方ですね。」


「そうなのか?」


「そうですよ。...話がずれてしまいましたね。」


「おっと、そうだな。それじゃあ話すぜ。」






「成る程、それで私達に協力してほしいと。」


「ああ、頼めるか?」


「喜んで協力させていただきます。」


「すまないな。助かる。」


「いえ...所で聞きたい事があるのですが。」


「?何を聞きたいんだ?」


「それは...貴方の正体です。」

最後は意味深な終わりかたでしたね。

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