鬼の四天王、萃香と勇義
萃香と勇義から酒飲み勝負をさせられます。
「おー!良いぞー!もっと飲めー!」
「おーい!親父ー!酒の追加10本頼むぞー!」
「...何故こうなった。」
今俺は伊吹萃香と星熊勇義から酒飲みの勝負を受けていた所だった。時間は約20分ぐらい前に遡る。
「やっと着いたな。此処が旧都なのか。随分賑やかだな。」
「そうなんだよね。大体此処に来ると二人の鬼に酒を飲もうなんて誘うんだよね。」
「誰なんだその鬼は...迷惑極まりないな。」
「多分その鬼は伊吹萃香と星熊勇義の事ね。まったく、あの二人は...」
「萃香と勇義か...まぁ俺は酒には強いから大丈夫だと思うけどな。」
「ちょっ、ちょっと竜神!もし聞かれたらどうするのよ。」
「大丈夫だって。心配しすぎなんだよアリスは。」
「さっきからフラグを建てすぎでしょ。」
「大丈夫だ。問題ない。」
「そのセリフ何処かで聞いたことがあるような気がするんだけど。」
「気のせいじゃないか?」
俺達はそんな話をしながら歩いていると、一人の鬼が近づいてきた。
「やっほーアリス。こんな所に来るなんて珍しいじゃないか。」
「あら、萃香じゃない。...噂をすればなんとやらね。」
「ん?何の話をしているんだい?」
「気にしないで。こっちの話だから。」
「?まぁいいか。それよりさ一緒に酒でも飲まないかい?」
「私は飲まないわよ。」
「私も今日はいいかな。」
「それじゃあさ、そこの君一緒に飲もうよ。」
「え、俺?」
「アリスとにとりが駄目なら君しかいないじゃないか。」
「いや、俺は酒を飲まn」
「よし!そうと決まれば早く行こう!」
「いや、俺は飲まないって言っt」
「よし!居酒屋こっちだ!早く行くよ!」
「人の話を聞けー!」
「...御愁傷様、竜神。」
「でも竜神はお酒には強いから大丈夫だと思うけど。」
「おっ、萃香。どうしたんだそいつは。」
「ほらさっきから飲んでいたやつらが全員ぶっ倒れたからさ他のやつを連れてきたんだよ。」
「こっちの話しも聞かないで...全く。」
「まあ良いじゃないか。ただ酒を飲むだけなんだからな。」
「なんで酒力の強い鬼と飲まなければいけないんだよ。」
「良いじゃないか、たまにはこいつら以外と飲みたいんだよ。」
「こいつらって?」
「あそこ。」
萃香が指差した場所を見てみると、店の奥でぶっ倒れている4人の鬼が見えた。
「マジか。俺帰っても良いか?」
「私達と酒飲みの勝負をしたら良いよ。」
「結局飲まないといけないのか。」
「そう言う事だよ。」
そして今にいたる。
「でも鬼といい勝負が出来る人間は初めてだよ。」
「確かにそうだな。あれだけ飲んでたのに全く酔っていないしな。」
「まあ、酒には強い方だからな。」
「だからって鬼と勝負が出来る程飲めるってのもどうかと思うんだけど。」
「確かにそれもそうだな。」
「おっと、酒が無くなったな。おーい、酒の追加だ!」
すると、店の奥から店主が現れて申し訳なさそうに、
「すみませんが酒が無くなってしまったので出すことができません。」
と、頭を下げた。
「仕方ないね。それじゃあ、今日は帰るとするかね。」
「お代はここに置いておくからね。」
「ありがとうございます。」
俺達は店から出ると、アリスとにとりが近づいてきた。
「ほら、やっぱり大丈夫だったでしょ。」
「でも鬼と勝負が出来るなんて人間をやめてるんじゃ?」
「確かに私達と勝負が出来るなんて人間じゃないな。」
「自分でも気にしてるんだから言うなよ。」
「あ、気にしてるんだね。」
「全く...それよりも地霊殿に早く行かないとな。」
「地霊殿に行くのかい?」
「ああ、古明地姉妹に会いにな。」
「それだったら案内してあげるよ。ね、勇義。」
「そうだな。酒につき合ってくれたお礼だからな。」
「それだったらよろしく頼むぜ。」
「ああ、任せな。」
「よし、それじゃあ行くか。」
俺達は萃香と勇義に案内されることになったのだった。
夜中に書いているので眠たいです。(´・ω・`)




