日常的な朝
ちょっと短いかもしれません。
次の日の朝。いつも通り早くに起きたが、体が重くて動けなかった。
「...何で動けないんだ?周りが暗くてよく見えないな。」
そこで少し暗闇に馴れるまで待ってみると、俺の上にルーミアと桜が気持ち良さそうに寝ていた。
「何で俺の上で寝ているんだ?」
考えた結果、昨日遊び疲れた桜を連れてきたが、ルーミア以外は全員帰ったが、ルーミアはそのまま一緒に寝てしまったと考えた。
「だけど何で俺の上で寝る必要があったんだ?」
そこまでは分からなかったが、考えるのがめんどくさくなったので考えるのをやめた。
「とりあえずこいつらを起こさないと何もできないな。おーい、ルーミア、桜起きろー!」
俺がルーミアと桜に声をかけるとすぐに起きた。
「んー?あ、竜神おはよー」
「おはようなのだー」
「よし、起きたのなら早く上から降りてくれ。朝飯が作れない。」
朝飯が作れないと聞くと、ルーミアと桜は素早く上から降りた。
「本当にお前らは飯の事になると早いな。」
「だって竜神のご飯は美味しいからなのだー」
「おなか空いてるからー」
「全くお前らは...まあ、悪い気はしないから良いか。」
俺が呟いていると、扉が開いてにとりが入ってきた。
「早起きだねぇ、盟友。」
「そう言うにとりこそ早いじゃないか。」
「妖怪は朝が早いんだよ。」
「そうなんだな。それじゃあフィールも起きているのか?」
「ああ、今は水を汲みに行っているよ。」
「そうか。アリスはまだ寝ているよな?」
俺がアリスの方を見ると、まだぐっすりと寝ていた。
「無理に起こす訳にはいかないからな。飯が出来たら起こそうか。」
「そうだね。昨日はかなり疲れていたみたいだったからね。」
「本当は俺も寝ていたかったんだか一度起きると寝れないからな。」
「そうなんだねー。私は寝れるけどねー」
「お前は妖精だからな。自分の欲求はすぐに満たそうとするからな。(特に食い意地と睡眠)」
「まあ、とりあえずは朝ごはんを作らないかい?フィールもちょうど戻ってきたいみたいだしね。」
にとりが言ったのと同時にフィールが帰ってきた。
「ただいま。とりあえずこのくらい汲んできたよ。」
フィールは持っていた桶を床に置いた。
「これくらいあったら十分だ。ありがとなフィール。」
「役に立ってうれしい。」
「よし!それじゃあ朝飯を作るか!」
そう言って俺はにとりが用意した道具を使って、料理を作り始めた。
「...よし!これくらい作ったら十分だろう。」
テーブルの上には昨日よりは少ないが、それでもけっこうな量が並んでいた。
「昨日もそうだけど、今日もけっこうな量を作ったね。」
「まあな。主に桜が食べるからな。」
「そうなんだね。それじゃあアリスを起こしてくるね。」
「すまないな、頼むぜ。」
にとりはアリスを起こしに行ってくれた。...にとりにはアリスが朝弱いことを教えていない。
「にとり...頑張れよ。」
「どうしたのだー竜神?」
「いや、何でもない。とりあえず俺達は先に食べるか。」
「分かったのだー」
「わーい!ご飯だー!」
その後、疲れた顔をしてにとりが戻ってきたのは言うまでもない。
タイトルが思い付きません。




