表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
八雲紫に幻想入りさせられたのだが  作者: 坂上儚月
第7章アリスと幻想郷巡り~地霊殿~
46/73

森の異変

モチベがまた逃げてしまった...( ;´・ω・`)

人里を出発してから一時間が経ったが、未だに地底にいくための穴が見つからなかった。


「...アリス、何かおかしくないか?」


「確かにそうね。何だか同じ場所をぐるぐる回っているような感じね。」


「そうだな。よし、試しに近くの木に矢印を付けてみよう。」


そう言うと、竜神はバックの中からナイフを取りだし、手頃な木に矢印を付けた。


「よし、これでもし回っていたらすぐに分かるだろう。」


「でも、本当に何なのかしらね。」


「さあな、もしかしたらイタズラ好きな妖精の仕業だったりしてな。」


「妖精?確かこんなことが出来る妖精がいたような...」


「まあ、歩いてりゃいつか思い出すだろう。」


「それもそうね。所で、桜とフィールは大丈夫?」


「まだ大丈夫だよー」


「大丈夫。まだ歩けます。」


「そうか。でも、無茶はするなよ。きつくなったら言えよ。」


「分かったー」


「うん。分かった。」






三十分後


「やっぱりおかしいわね。さっきもこの木を見たような気がするわ。やっぱり同じ場所を回っているのかしら?」


「いや...実際同じ場所を回っているみたいだぞ。この木を見ろよ。さっき矢印を付けた木だ。」


「本当ね。やっぱり妖精の仕業かもしれないわね。」


「まあ、こんなことをするのは妖精だけだろうしな。とりあえず、このイタズラをしている妖精を探してみるか。」


「そうね。早くしないと夜になっちゃうからね。」


「とりあえず別れて探してみるか。桜は俺と、フィールはアリスと行ってくれ。」


「分かったー」


「分かった。」


「よし、それじゃあアリス気を付けてな。」


「分かってるわよ。竜神こそ気を付けてね。」


「おう。行くぞ桜。」


「行く行くー」


「私達も行きましょうか。」


「うん。アリスは私が守る。」


俺達は別れてイタズラをしている妖精を探しに行った。






「それにしても、こんなイタズラの出来る妖精がいるとはな。」


「そうだねー」


「と言うか桜も妖精なんだから妖精他の妖精の気配を探ることは出来ないのか?」


「出来ないよー」


「そうか。やっぱり自力で探さないといけないのか。」


竜神が溜息をついたとき、ふと近くの茂みが揺れた。


「?!誰だ!」


竜神がとっさに声をかけたが、反応がなかった。


「出てこないのならスペカを放つぞ!」


「わー!ちょっと待ってくれー!」


俺が脅しをかけると、茂みの中から大きなリュックを背負ってた少女が飛び出てきた。


「お前は誰だ?何で隠れていた?この森のはお前の仕業か?」


「ちょ、ちょっと待ってよ!いっぺんに聞かれても答えられないよ!」


「それじゃあ、最初にお前は何者だ?」


「私は河城にとりて言う名前だよ。妖怪の山で暮らしているんだ。ちなみに河童の妖怪でエンジニアだよ。」


「にとりか。俺は坂上竜神だ。こっちは桜だ。」


「桜だよー。よろしくねー」


「よろしくね、盟友!」


「それじゃあ、二つ目だ。何で隠れていた?」


「私達河童は臆病だからね。つい隠れちゃうんだよ。」


「臆病って...それで出てこなかったら今頃お前は消炭になっていたぞ?」


「うっ...やっぱり臆病なのを治した方が良いかな。」


「よし、それじゃあ、最後の質問だ。」


「この森をぐるぐる回っていることについてだよね。それに関しては私も出られなくて困っているんだよ。」


「と言う事は、俺達もにとりも此処から出られなくて困っていると言う事か。」


「そう言うこと。だけどこんなことが出来る妖精なら知っているよ。」


「やっぱり妖精の仕業か。それでその妖精の名前は?」


「通称『光の三妖精』って呼ばれている妖精だよ。」


「光の三妖精か。と言う事は三人で行動している妖精なのか。」


「その通り。ついでに名前と能力も教えるよ。まず一人目は、サニーミルク。能力は「光を屈折させる程度の能力」だよ。この同じ場所をぐるぐる回っていることになっているのはこの妖精の仕業だね。」


「サニーミルクか。こいつを倒せばすぐに解決出来そうだな。」


「それが簡単に行かないんだよ。」


「何故だ?」


「他の二人の能力がやっかいだからだよ。」


「それじゃあ、他の二人の能力も教えてくれ。」


「分かったよ。二人目はルナチャイルド。能力は「音を消す程度の能力」だよ。名前の通りすべての音を消すんだよ。」


「成る程な。近くにいても音が鳴らないから気づけないんだな。」


「そう言うことだよ。それじゃあ、最後の三人目はスターサファイア。能力は「動く物の気配を探る程度の能力」だよ。これは生き物の気配を探る事の出来る能力だよ。」


「そうか、俺達がいくら探しても見つけられないのはこいつが一番の原因か。」


「そう、もし近づいても気配を探られるから近づいてもすぐに逃げられるんだよ。」


「だけど近づかないで攻撃したらいけるかもしれないな。」


「だけど私はそんなに広範囲のスペカはもってないよ?」


「それに関しては大丈夫だ。とりあえず別れて行動しているアリス達と合流しないとな。」


「それだったら私も一緒に行っても良いかい?」


「別に良いぜ。仲間は多い方がいいからな。」


「ありがとう!盟友!」


「よしそれじゃあ、アリス達と合流するか。」


俺達は別れたアリスを探しにいくのだった。

光の三妖精を出したかったから書きました。

(まだ姿は出てないですけど。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ