少女の名前判明!
妖怪少女の名前がわかります。
「成る程な、桜は紅魔館のメイド妖精で幻想郷巡りの準備を邪魔していたのをレミリアに言ったら、一緒に連れていってやれと言われたんだな。」
「そうだ。で、こいつの事なんだが...」
俺は今、桜達の経緯について話をしている所だ。慧音さんは寺子屋の先生をしているだけあって、俺が話した説明をすぐに理解していた。
「だいたいの事は把握したが...問題はこの少女の名前が分からない事だな。」
「そうなんだよな、とりあえず起きるまで待つか?」
俺がそんなことを話していると、少女が起きた。
「...あれ?此処は?」
「待つまでもなかったみたいだな。」
「そうだな。おーい、起きたんならもっとしっかりしてくれ。」
「んー?」
「ダメだなこりゃ。寝ぼけてるみたいだ。」
「みたいだな。おーい、アリスー!」
俺がアリスを呼ぶと、台所からエプロン姿のアリスが出てきた。...ヤバイ、すごく可愛い。
「...?どうしたの?竜神。」
「こいつの顔をちょっと洗ってきて欲しいんだ。」
俺は内心を悟られないように、普段通りに話した。
「成る程、分かったわ。」
そう言うとアリスは少女を連れて、 台所に行った。...良かった、内心はバレてないようだな。
「アリスのエプロン姿に見とれていたみたいだが、何も言わなくて良かったのか?」
...訂正する。慧音さんにはバレていたみたいだな。流石先生をしているだけあって、かなりの洞察力だな。
「良いんですよ。俺はアリスと一緒にいられたらそれで良いんですよ。」
「そうか...アリスの事が好きなんだな。」
「...はい、好きです。」
「だったらしっかり守ってあげなさいよ。好きな子を守れないんじゃ話にならないからな。」
「分かっていますよ。...たとえ、命を失おうとも。」
「...?」
慧音は竜神が最後に言った言葉を聞き取れなかった。
「まあ、この話はもうやめておきましょう。アリスと少女が戻ってきたみたいだしな。」
「ごめんなさいね。この子と料理を作っていたら時間がかかっちゃったわ。」
「別に良いって、それじゃあ作ってくれたご飯でも食べるか。」
「それじゃあ竜神、料理を持ってくるのを手伝ってくれる?」
「ああ、分かった。」
俺とアリスは台所に行って、料理を持ってきた。思った以上に量があって持っていくのに苦戦した。
「おいおい、何でこんなに作ったんだ?」
「いや、桜と竜神ってけっこう食べるかと思ったから。」
「まあ、確かに食うけどな。」
「ごっはんー!ごっはんー!」
「桜はものすごく喜んでいるな。」
「お腹すいた。早く食べよう。」
「そうだな。それじゃあ、『『頂きます!』』」
頂きますをしたと同時に桜は物凄い勢いで料理を食べていっている。
「そんなにいっぺんに食べると喉詰まらすぞ。」
「はいしょうふだよー」
「食べながらしゃべらない。」
「これ美味しい。」
「へえ、どれどれ...おっ確かに美味しいな。」
皆がそれぞれ思い思いの料理を食べていて、この妖怪少女の名前を聞いてないことを思い出した。
「そう言えば、お前の名前は何なんだ?」
「私?私はフィールって名前だよ。」
「フィールか、良い名前だな。」
「そう言ってくれてうれしい。」
「ねぇ、この子の名前も分かったんだし次は何処に行く?」
「うーん...そうだな、何処に行こうか。」
俺とアリスが考えていると、慧音さんが提案してきた。
「それだった、地底にある地霊殿に行ったらどうだ?」
「地霊殿か...そうだな行ってみるか。」
確か、紫が地霊殿のさとりさんに異変の解決の協力をあおいでいるはずだからな。一度会って話をしないとな。
「地霊殿に行くんだったらしっかり準備しないといけないわね。」
「何故だ?」
「地底は忌み嫌われた者や悪霊などが多くいるからな。」
「成る程な、それなら準備はしっかりしないとな。 よし、片付けをしてから行く準備をしようかね。」
そう言って、俺は食べ終わった食器を片付けて地底にいく準備をするのだった。
ギリギリ仕事前に投稿出来ました。




