守矢神社で朝ご飯
守矢神社で朝ご飯を食べます。
「此処は、守矢神社か。さっさの夢の事はどうしようか。皆に話すべきか、それとも紫にだけ話すべきか。それとも...」
俺がさっき見た夢の事を皆に話すべきか悩んでいると、襖が開いて神奈子さんが出てきた。
「おっ、竜神。お前は早起きなのか。」
「神奈子さんこそ早起きなんですね。」
「いや、今日は偶然早起きだっただけだ。」
「そうなんですか。...神奈子さん。」
「ん?どうした、竜神。」
「いや...何でもありません。」
「そうか?何か悩みでもあれば聞くが?」
「いや、大丈夫です。それよりも、皆が起きるまでに朝ごはんを作らないとな。」
「確かにそうだな。だったら、ついでに私も手伝おうかな。」
「良いんですか?じゃあお願いします。」
「ああ、そうと決まればさっそく作ろうか。」
三十分後
俺と神奈子さんの二人で料理を作り終えて、未だに寝ているアリス達を起こしている最中だった。
「おーい!朝だぞ、早く起きろ!」
「うーん。もう朝かい?」
最初に起きたのは諏訪子だった。
「そうですよ。料理も出来ていますからアリス達を起こすのを手伝ってください。」
「分かったよ。おーい!早く起きろー!」
諏訪子も一緒に起こすのを手伝ってくれたので、何とか全員起こしてご飯を食べている。(しかし、桜だけは起きなかったので、俺の肩に乗せている。)
「文さん、昨日はすみませんでした。」
「あやややや。謝る必要はありませんよ。私こそ行きなり驚かせてしまい申し訳ありません。」
「そうですよ。全て文さんのせいなんですから気にしなくても良いですよ。」
「何か私に対して辛辣過ぎませんか?!」
「いつも私に責任を押し付けたりしている分、別に良いじゃないですか。」
「いつもって、貴女もかなり苦労しているのね。」
「そうなんですよ。いつもいつも文さんの強引な取材に手伝わされて、それで何か問題が起きたら私に押し付けて自分は知らんぷりなんですよ。」
「何だか貴女の気持ち、共感出来るわ。私も魔理沙が暴れた後の片付けとかをしたりしているから。」
「アリスさんも苦労しているんですね...!」
「苦労している者同士、お互い頑張りましょう。」
そう言って二人は硬い握手を交わしていた。
「何か...話に入りにくいな。」
「確かにそうだねぇ。」
「でも、ああいうのは静かに見守っとくのが一番じゃないですか?」
「まあ、早めに止めた方が良いかもしれないけどね。」
「確かにそうだな。文も椛の言葉で気絶しちまったからな。」
「ありゃ。本当だね。」
「だったら、私部屋に運んできますね。」
「いや、その必要はない。簡単に起こす方法がある。」
「ほう、それはどんな方法だい?」
「まあ、見てたら分かるよ。おーい!起きないと取材させないぞ!」
「ふっかーつ!」
「本当に起きた。」
「なんと言うか、取材に命かけてるような奴だな。」
「当たり前です!とりあえず、取材はさせてもらいますよ!」
「別に取材は良いんだけど、変なことを書いたりしたら、妖怪の山消えるかも知れないから気を付けろよ?」
「いや、今さらっと危ない事言わなかったですか?!」
「まあ、そんな事より。」
「そんな事じゃなくて、今確かに妖怪の山が消えるかもって言いませんでしたか!?」
「次は何処に行こうか?」
「いや、人の話をk」
「だったら、人里に行ってみたら良いよ。」
「お願いだから無視しn」
「そうか。じゃあ人里に向かってみるかな。」
「(。´Д⊂)」
「やばい。泣いちゃったよ。」
「マジか。すまない、取材は歩きながら受けるからさ。」
「本当ですか?」
「本当だから、早く飯食って人里に行く準備しよう。」
「分かりました。」
「そうと決まれば早く飯食うか。アリスも早く飯食えよ。」
「分かったわよ。」
そう言って俺達は急いで飯を食って、人里に行く準備をするのだった。
ギリギリで一日投稿出来ました。\(^_^)/




