守矢神社にお泊まり!
桜と合流します。
現在、俺は守矢神社の中で諏訪子さんと話をしていた。
「あの、ちょっと聞きたい事があるのですが。」
「ん?どうしたんだい?」
「妖精を見てないですか?」
そう、さっきの椛との戦闘の後から桜の姿を見てないのだ。神社に上がってくる間に探しては見たのだ。しかし、何処にもいなかったのだ。
「妖精?此処には妖精なんてたくさんいるから、何か特徴なんか無いかな?」
「えっと、特徴はですね、喋った後に~のかーと伸ばす事ぐらいですね。」
「うーん、ごめんね。その妖精は見てないよ。」
「そうですか...」
「そんなに落ち込むことはないよ。いずれ見つかるだろうし、それに妖精は死んでも暫くしたら復活するんだから、絶対会えるって。」
「そう...ですよね。すみません、諏訪子さん。」
「謝る必用なんてないよ。それと、私には敬語は無しで良いからね。後、さん付けも無しで良いよ。」
「そうか、分かった。」
俺達が話をしていると、部屋の奥から巫女服を着た緑髪の少女が出てきた。
「あれ?諏訪子様、その人は?」
「この人は竜神って言うんだ。つい最近幻想入りしたばかりなんだって。」
「そうなんですか。私の名前は、東風谷早苗と言います。よろしくお願いします。」
「俺の名前は坂上竜神だ。よろしく頼む。」
「そうだ。早苗さ語尾を伸ばす妖精なんて見てないよね?」
「妖精ですか?でしたら、私の部屋に居ますけど。」
「なに!?それは本当か?!」
「はい。貴方が来る少し前に泣きながら空を飛んでいたので声をかけてみたんです。そしたら、「仲間達とはぐれちゃったよー」って言っていたのでとりあえず私の部屋に連れていったんです。すぐに寝てしまいましたけど。」
「良かった。無事だったのか。」
「良かったねぇ。竜神。」
「あの、よかったらすぐにでも連れてきましょうか?」
「すまない。頼む。」
「分かりました。少し待っていてください。」
早苗がそう言って部屋の奥へいった。数分後、桜を連れて戻ってきた。
「桜!無事だったか。」
「竜神ー!ようやく会えたよー!」
そう言って桜は泣きながら飛び付いてきた。
「すまなかったな。一人にさせてしまって。」
「とりあえず、桜ちゃんが泣き止んだら話を再開しようか。」
「すまない。そうしてくれ。」
数分後、ようやく泣き止んだ桜を肩に乗せて話を再開した。
「それにしても、いたずらをしない妖精って珍しいな。」
「そうなのか?」
「ええ。幻想郷の妖精はいたずらが大好きなので。」
「へー、そうなんだー」
「いや、桜も妖精だろ。」
「その抜けている所は妖精と同じなんですね。」
「まあ、可愛いから良いんじゃないかな?」
そんな話をしていると、アリス達が入ってきた。
「ごめんなさいね。話が長くなっちゃった。って、桜?!貴女此処にいたのね。」
「ああ、なんか早苗が見つけて保護してくれていたんだ。」
「おっ、そいつがさっき話していた桜かい?けっこう可愛いじゃないか。」
神奈子さんが桜の頬をつつきながらそう言った。因みに桜は肩の上で寝ていた。
「所で、椛は?」
「椛だったら山の警備に戻ったわ。」
「そうか。それよりこの後どうしようか。かなり暗くなってきたからな。」
「でしたら、このまま神社に泊まっていきますか?」
俺が悩んでいると、早苗がそう言った。
「良いのか?」
「はい。それに、外の世界について教えていただきたいので。」
「そうか。だったら有りがたく泊まらせていただくよ。」
「そうと決まったら部屋に案内するよ。」
そう言って、諏訪子が部屋に案内してくれた。
「とりあえず、ご飯の準備するからその間待っていてくれよ。」
「だったら俺も手伝うよ。行きなり押しかけたあげくに泊まらせてもらっているからな。これぐらいはしないとな。」
「そうかい?だったらお願いするよ。」
俺は何だかアリスの家でも似たような事があったな、と思いながら台所に案内された。
一日投稿が遅れてしまいました。すみません。




