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女だけど女の子にモテ過ぎて死んだけど、まだ女の子を抱き足りないの!  作者: ガンホリ・ディルドー
第二章 人魚のティーエス
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審査されたけど合格したけど監視付きだけど

 一方、海底都市は海が割れたという事態に人魚たちは大混乱だった。


「何故だ! どうしてこのような事態になった!」

「人間たちがなにかしたのか!」

「科学反応も魔力反応の痕跡もないだと!? 馬鹿な!」

「被害はないのか!」

「確認を取りましたところ、被害者はナシ! 魚たちも何故か海ごと移動しています!」


 天上院が海を割ったことによる被害は、不思議な力によって全くなかった。


「誰かが割れた海をやってきます!」

「海を割った張本人だろう! 警戒度最大!」

「なにが目的かわからん! 総員、武装しろ!」


 天上院の身武一体は解除され、ロウターの背に乗って割れた海を歩いて海底都市へゆっくりと歩いていく。


「貴様、何者だ!」


 天上院に向かって叫ぶ男。

 彼は海底都市の防衛を司る防衛隊長であり、天上院を敵対人物とみなした場合に指示を出して迎撃する役目を持つ。


「私は誰か、ふむ。面白い質問だ」


 その問いに、天上院は答える。


「私とはそもそもなんなのか、私は本当に私なのか。それとも誰かによって操られた人形なのか」

「貴様、中央王都の宣戦布告を伝えに来た使者か!」

「私が見ているこの景色、私が触れているこの感触、私が聞いているこの音。これらは私が本当に体験したことなのか? それとも、本当の私は全身を機械で繋がれていて、生きていると錯覚するような感覚付きの映像を見ているだけなのか?」

「質問に答えよ!」

「私は一度死ぬという体験をしたが、それすら本当なのかわからない。私はひょっとして誰かが描いた小説の登場人物のように決められた人生を、そうだと気付かずに送っているだけではないのか?」

「聞こえているのかゴルァ!」


 天上院は、ここで初めて自分に向かって叫ぶ防衛隊長に目を向ける。


「あぁ、そうか。やっとわかった」

「こんなに大声を出しているというのにやっと気付いたのか!? まぁいい。もう一度聞く、貴様の目的はなんだ!」

「私の目的、それは美少女を探し求めること。これは私が私じゃなくて、本当は誰かに操られているだけだとしても、変わらない私の使命」

「な、なにを言っているんだ貴様は!」


 天上院はロウターの背中から降りて、海底都市に向かい、彼女自身の足で歩いていく。


「ならば、私はその使命を愚直に果たそう」


 そう言った彼女の瞳には力強い光が宿っていた。


「なんだあいつは……」

「た、隊長、どうします?」

「アイツの目的が分からん、とりあえず普段人間たちと取引をしている所に案内しろ。少なくともすぐにおっぱじめる気はなさそうだ」

「はい!」


 防衛隊長の判断により、海底都市に通される天上院。

 だが天上院はまだ賢者モードである。

 到底会話にならないであろうと判断したロウターが、自分が代わりに答えると言い、天上院のかわりに質疑応答窓口へ向かった。

 天上院はとりあえず海底都市の入り口で待機だ。

 ロウターに質疑応答をするのも防衛隊長だった。


「さて、いくつか質問があるんだが、まずは一つ目。海を割ったのはお嬢さんかい?」

「あぁ、間違いない。我が主だ」


 ロウターは正直に答える。


「まぁ海が割れたことについては我々も少々混乱しただけだし、特に問題はない」

「そうか、それは幸いだ」

「問題は次だ、何故海を割った?」

「海底都市に行きたかったからだ」

「その理由は?」

「主は探し物をしていてな、それを見つけるために旅をしているのだ」

「ふむふむ」

「その探し物が海底都市にあるかもしれないということが分かり、主は海底都市に向かおうとしていたのだが残念なことに行く方法がなかった。だから海を割ったのだ」


 嘘はついてない。ちょっとボカしているだけだ。


「まぁ行く方法が無かったら普通諦めるもんだが……そこまでして何を探しているんだ?」

「残念ながらそれを教えることは出来ない」


 美少女を探しているのだなどと言えば即刻蹴りだされるだろう。


「ふむ……探しているものとやらが非常に気になるが、このままでは少々怪しすぎる。だから無礼を承知で言う。『真意の宝珠』を使用したいのだが、よろしいか」


 『真意の宝珠』

 それに触れたものが嘘をついているか、本当のことを言っているか見分ける宝珠である。

 中央王都の治安委員や国家機関などが所有し、基本的には罪人を相手に使う。

 だからそれを一般人に使えば名誉の毀損と言われ、防衛隊長はそこを気にしているのだ。


「ふむ、今の主は事情により、少し精神状態が混乱している。しばらくすれば治るのだが、その時まで待っていただけないか?」

「具体的にどれくらいで治るんだ?」

「まぁ日の落ちるころには治るだろう」

「そうか、それならば問題ない」


 精神状態の乱れは、彼女の探している何かと関係があるのだろうか。

 そんなことを防衛隊長は勝手に想像し、天上院が正常な精神状態に戻るまで待つことを承認した。



 ロウターの予想通り、夕暮れになると天上院は正気に戻った。


「ロウター、なんか随分と迷惑をかけたようだね」

「気にすることではない。主の行動に感服し、後処理をしただけだ」


 天上院が回復したという知らせを聞いて、防衛隊長がやってくる。


「お嬢さんは正気に戻ったようだな。話はそのペガサスから聞いている。これから『真意の宝珠』を使い、貴女にいくつか質問をしたいのだがよろしいか?」

「『真意の宝珠』って?」

「嘘発見器みたいなものだ、主」

「あぁ、なるほど。構わないですよ」

「すまんな、では私に付いて来てくれ」


 護衛隊長はそう言うと、天上院達をを一室に案内した。

 勧められるがまま中に入ると、その部屋の中には青い光を放つ綺麗な青い水晶玉のようなものが机の上に置いてあった。

 武装した人魚の兵士達もいる。

 人魚の兵士たちは、天上院が想像したような足の代わりに魚の尾ひれがあるわけでなく、足自体は普通に二足歩行なのだが触手のような腕が6本あったり、顔からチョウチンアンコウのように光を放つ触角を生やしていたりなど、魚の特徴は上半身の方に表れていた。

 ちなみに防衛隊長は下顎が異常に発達している厳つい顔をしていた。

 天上院が『真意の宝珠』と思われるものが安置されている机に向かうと、防衛隊長は椅子を引いて座るように促してくれた。

 意外と紳士なのかもしれない。


「ではいくつか質問をするから、『真意の宝珠』に触れながらそれに答えてくれ」

「はい」

「貴女のお名前は?」

「ヤコ・テンジョウインです」


 天上院は一応スマホに表示されている方を名乗った。


「この国に何かを探しに来たとテンジョウイン殿のペガサスに聞いたが、それは正しいか?」

「はい」

「ふむ、その探し物はこの国にとってなくてはならない、もしくは危険なものか?」


 一個目の質問には即答できたが、二個目の質問に天上院は若干考える。


「……なくてはならない存在です。危険ではありません」

「むっ」


 その答えに、防衛隊長は少し考える。

 海底都市にとってなくてはならなくて、危険ではないもの。

 ひょっとしたら海底都市の産業を支えてるなにかをこの女は奪おうとしているのかもしれない。


「テンジョウイン殿はなんらかの組織の構成員、もしくはそれの使いか?」

「いいえ」

「貴女がこの海底都市で探したいものというのは、貴女個人だけが必要なものなのか?」

「はい」

「貴女はこの海底都市に不利益になりうる行為を行うつもりか?」

「いいえ」

「海底都市において経済的、また宗教的な行為を行うつもりがあるか?」

「いいえ」

「貴女がここに来た目的は、探し物をしに来ただけか?」

「はい」

「ふむ……」


 防衛隊長は天上院の出した答えを記録しながら考える。

 とりあえずこの女に害意はない。

 そして組織の構成員でもなければ、海底都市で経済活動及び宗教活動をする気もないらしい。

 純粋に探し物をしに来ただけのようだ。


「最後の質問だ。その探し物を見つけるのに、海底都市の協力があると仮定して、必要と思われる時間はどれくらいだ?」

「必要な時間はわかりません。海底都市の協力も必要ありません。ただ、私が探し物をするのに不自由のない待遇をしてくれたら嬉しいです」


 『真意の宝珠』は触れているものが嘘をつくと光る。

 防衛隊長の質問への天上院が出した答えに、『真意の宝珠』は何の反応も示さなかった。

 つまり全て真実であるということだ。


「ふむ。質問は以上だ、ありがとう」

「そうですか、わかりました」

「この結果を海底都市の上層部に送って判断を仰ぐ。海を割ってまでわざわざ探しに来るくらいだ、よっぽど大切なものなのだろう」

「はい、我が身より大切なものです」

「ははは、もう敬語はいいぞ。そうかそうか、そんなに大切なものか。テンジョウイン殿に害は無いようだし、私も頑張って交渉しよう。すまないが結果が出るまではここの宿舎に泊っていてくれ」

「お気遣いありがとうございます」


 そう言って防衛隊長は部屋を出ていくと、天上院は別の兵士に案内されて普段は貿易をしに来た人間達が泊る施設に案内された。


「いやー、緊張しちゃったよ」

「うまくいくといいな、主」

「うん。ところで海ってまだ割れてるの?」

「いや、人魚達の話によれば、主が海底都市に到達した後、割れた海が何事もなかったかのように元の状態へと戻ったらしい」

「なにそれすごい」


 世界には不思議がいっぱいである。

 そして天上院はそのまま施設に泊り、海底都市での夜を過ごしたのだった。



 翌朝、天上院の部屋がノックされる。

 既に起きていた天上院は、ノックされたドアに向かって声をかける。


「はーい、大丈夫でーす」

「失礼します、テンジョウイン様。海底都市防衛隊長ウッケン様がロビーにいらしてます」

「荷物を纏めたらすぐに行きますって伝えてくれますか?」

「畏まりました。では失礼します」


 入ってきた従業員が礼をして去った後、天上院は急いで荷物を纏め、ロビーに向かった。

 ロビーにあるソファーでは、昨日天上院に質疑応答した人魚が座っていた。


「お待たせしました」

「おぉ、来たか。まぁ座ってくれ」


 防衛隊長は天上院に座るよう促した後、まず軽い自己紹介をした。


「そういえば自己紹介をしていなかったな、テンジョウイン殿。私の名前はウッケン・モーレイ。ウッケンと呼んでくれ」

「よろしくお願いします、ウッケンさん」

「あぁ、よろしく。それで早速本題なのだが、君の入国は認められた」

「本当ですか!?」

「但し監視付きだ」


 天上院はその結果に、仕方ないかと納得した。

 事前調査によると、一般人は海底都市に入ることすら出来ず、貿易をする者ですら窓口での取引しか許可されていないというのだ。むしろ入国できただけで相当ラッキーだろう。


「こちらも無理を通していただいた立場ですので、問題ありません」

「そう納得してくれると助かる。まぁ監視といってもそこまで厳しいものじゃない、君に害意がないことはわかっているからね」

「そうなんですか?」

「あぁ、監視といっても、君には都市長というこの海底都市で一番偉い方、そしてその家族と一緒に住んでもらうだけだよ」

「えっ、自分のような怪しい人間がそんな人たちと一緒に暮らしていいんですか?」

「上の最終判断だから、どうしてそういう流れになったのか俺にもわからん。だが、その都市長が自ら進んで見張っておくといったらしい。生活費も出すそうだ」

「それはそれは……」


 流れが非常に不透明で、都市長という人物がなにを考えているかわからないが、天上院に選択肢などない。


「どちらにせよ私はお願いしている立場ですのでその件については何も言いません」

「そうか、助かるよ。ここで君にゴネられたらどうしようかと思っていた」


 ウッケンはそう言って少し笑った後、立ち上がる。


「じゃあ早速だが、これから君を都市長の家へ案内する。準備は大丈夫か?」

「はい、よろしくお願いします」


 天上院はウッケンと共にそのまま宿泊施設を出て、外に止まっていたウッケンの車に乗り込んだ。


「海底都市でも車が使われているんですね」

「あぁ、便利だからなぁ。魔力を動力として動くから金もかからんし」

「結構地上と似たような感じなんですね」

「あぁ、人間の考えた優秀な技術を取り入れて、自分たちなりに海底都市を発展させてきたんだ。似ているところも多いだろうな」


 海底都市の景色は天上院たちが暮らす地上と比べて、大きな差は無いように見えた。

 ただ一つ上げるとすれば、その上空は海水が入らないように固い何かで覆われていて、空が見えないということだけ。

 代わりに沢山の電灯が、夜空の星のように沢山煌めいていた。

 車で都市長の家に向かう道中、天上院は海底都市の景色を眺めながらウッケンとの話に花を咲かせた。



「さて、着いたぞ」

「ありがとうございます」

「これから都市長と顔合わせをする、くれぐれも失礼のないようにな」


 海底都市の支配層トップの家はとても広く、天上院が前世で付き合った令嬢達の家を彷彿とさせた。

 天上院が車から降りると都市長の家の従者たちが天上院の荷物を預かり、ウッケンの車もどこかに運ばれた。


「ようこそいらっしゃいました。ウッケン様、そしてテンジョウイン様」

「都市長様にお目通り願う」

「御館様はお二方がいらっしゃるのを、とても楽しみにしておられました。客室まで案内させていただきます」


 ビシッとした雰囲気の鼻がドリルのようになっている人魚に案内され、天上院は都市長の家に入る。

 屋敷の中は美しいステンドグラスやシャンデリアに彩られ、どこか神秘的な雰囲気を醸し出していた。

 天上院はその屋敷の一階にある、とても大きいドアの前に案内された。

 そして天上院は感じる。

 ヘイヴァ―で反応した美少女感知センサー。

 センサーが反応した人物が、この部屋の中にいる、と。


「失礼します。ウッケン様とテンジョウイン様をお連れしました」

「入りたまえ」


 部屋の中から重々しい声による了承が聞こえた後、従者たちによって扉がゆっくりと開かれた。

 天上院がその部屋に入って目にしたのは、常人の二倍はあろうかと言う背丈の人物。

 白く、とても長い髭を持つ巨大な人魚。

 海の賢者と呼ぶべき人物が、そこにいた。


「お招きいただき光栄に存じます、ウミオー・セージ様。海底都市防衛隊長ウッケン・モーレイ、ヤコ・テンジョウイン殿をお連れしました」

「ご苦労」


 そう言うとウミオーと呼ばれた人物は、天上院にその全てを見通すかのような目で見つめた。


「君がテンジョウイン殿か」

「はい、私がヤコ・テンジョウインです」

「話は聞いておると思うが今日から君は海底都市を去るまで都市長である私、ウミオーの家で暮らしてもらう」

「承知しています」

「ふぉっふぉっふぉっ、礼儀正しいのは素晴らしいことだが、人間である君と人魚の私に立場の差はない。友人だと思って接してくれて構わん」


 ウミオーはそう言って豪快に笑う。


「ウッケン君、後はもう私たちに任せて帰ってくれて構わん。ご苦労だった」

「ハッ! 失礼します」


 そう言ってウッケンは部屋から出て行った。

 それを見送った後、ウミオーは再び天上院に目を向ける。


「さて」


 ウミオーは天上院の目を見つめ、ゆっくりと口を開く。

 天上院はそれだけで、金縛りにあったかのような錯覚を受けた。

 世界最強と呼ばれるフリジディ王女と戦ったのは記憶に新しい。

 だが目の前にいるこの人物は、そんな戦闘力などでは計り知れない『強さ』を持っていると天上院には感じだ。


「報告には聞いたんだが、もう一度聞かせてほしい。君は海底都市に何をしに来たんだい?」


 微笑を浮かべる老人から発せられた穏やかな問いに、天上院はこれまでにないほど心臓の鼓動が早まるのを感じた。

 問いの答えを間違えれば、おそらく自分は死ぬ。

 そんな考えが頭をよぎるほどに。


「探し物を、しにきました」


 少し声が震える。

 その瞳に見つめられるだけで、自分が何を言ったかも怪しくなったような錯覚を受ける。

 目をそらしたらいけない。海の底であるかのような彼に飲み込まれてしまう。

 沈黙の時が流れた。

 きっと実際の時間はほんの数瞬だったのだろう。だが天上院にとっては永遠とも思えるような時間だった。

 やがてそれを破るかのように、ウミオーが笑い声を上げる。


「ふぉっふぉっふぉっ、驚かせてすまなかったね。いやはや、本当に年端のいかぬ娘ではないか」


 天上院はウミオーの言葉に対して何も言うことが出来なかった。

 なんと返せばよいのか、そもそも何か言葉を発していいのかわからなくなったからだ。


「こんな爺が年甲斐もないことをしたせいでお嬢さんを驚かせてしまったわい。こういう時は同じ年の娘に限るのう」


 ウミオーは固まっている天上院を見てニヤリと笑い、天上院が入ってきた扉とは別の扉を見る。


「おーい、ティーエス。入ってきなさい」


 ウミオーがそう言うと、扉が勢い良く開けられた。


「もう、お爺様ったら遅すぎ! あまり焦らさないでよ!」


 ウミオーの存在になにも臆さず、部屋の中にズカズカと入ってきた人物。


「この方がニンゲン? へぇ~」


 そう言って興味深げに天上院を珍しげに観察する。

 薄い青い色の、ひらひらとした美しいヒレがついた手足。

 まるで髪の毛のようにさらりとなびく透明なヴェール。

 穢れのない海のような深い藍色の瞳と唇。


「初めまして、私の名前はティーエス・セージ。ヤコ・テンジョウインちゃんだよね? よろしく!」


 美少女感知センサーが天上院に指し示し続けた、まごうことなき美少女がそこにいた。

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