2周年記念裏話 ※メタ多数
※この話は完全にメタ(物語形式でありながら現実に言及するもの)です。
本編と全く同一の登場人物が出てきますが、キャラ崩壊などが多数ありますのでお気を付けください。
苦手な方は今回の話は読まないことをお勧めします。
~以下閲覧注意~
「何ここ」
待って、私は今サタンの幻術振り切ってフィストと再び身武一体しようと思ってたよね。
何ここ、完全にお茶の間なんだけど。
連日30度越えとかいうこのクソ熱い時期にコタツに蜜柑の謎部屋なんだけどホント何事なの。
……というか、そのコタツになんかいるんだけど。
「やぁ、とりあえず座ってネ」
「なんでアンタがいんの」
「2周年記念だからさ」
いやホント待って、アンタラスボスでしょうよ。
こういうことすると読者さん本当に冷めるよ。
ただでさえ勢い9割エロ1割の限界小説なんだから、最終話目前って時にこんなふざけてる場合じゃなよ。
しかも最近投稿ペースが一週間に一度ってレベルで落ちてるんだし、こんなもん書くくらいなら本編続けた方がいいよマジで。
ほら、次の話担当のワイゼル君とリースちゃん完全に戸惑ってるじゃん。
「まぁ2周年記念ということで、作者のボクから当初の設定でも話そうかと思ってネ」
「そういう自分語りホントにやめた方がいいよ」
「サムいのは分かり切ってるんだけどネ、抑えられなかったんだ」
1周年の時は前書きの挨拶で済ませてたくせに、コイツ本編に本格登場したせいで自己顕示欲に歯止めが効かなくなりやがったなさては。
ただでさえ応援してブックマークとか評価入れて下さってる読者の皆様が離れていくぞ。
お前が承認欲求満たす為に毎朝確認してるアクセス解析の表示人数が明日から0になると思えよ。
「令和に切り替わった瞬間にもアクセスしてる人がいて興奮したんだよネ」
最も無駄な平成最後過ぎる。
こんな小説で令和迎えるならよっぽどエッチな動画見ながら自慰行為にふけっていた方がマシだと思う。
とりあえず立っていても仕方が無さそうだし、大人しくコタツに入ることにした。
冷房でも効かせてるのか、部屋の中が涼しいのにコタツの中はあったかいという謎具合。
「で、裏話なんだけど」
「その話私聞く必要ある?」
早く戻って本編でコイツをシバきたいんだけど。
「まぁまぁ、そう言わずに。フィストちゃんとフリジディ王女以外、本当は登場することは無かったって話でも興味ない?」
「は?」
なんだそれ、一体どういうことだ。
フィストちゃんとフリジディ王女以外って、それ姫子ちゃんとかティーエスにドレッドもってこと?
「うん、なんならフィストもダークエルフにする気は無くて、そもそも女盗賊の設定だったんだよネ」
はい? 嘘だぁ、根幹否定過ぎるでしょ。
混合世界は魔法と科学が一緒になった世界って設定だし、フィストがエルフだっていうのは最初からそうだったはずだ。
「ちょっと言い方が悪かったかな。正確には『フィストをエルフにしちゃったせいでティーエス達が生まれた』んだよネ」
ちょっと待て、なにそれ。
あのコそんな物語に影響を与えてたのか。
「なんならキミを襲ったけど敗北してレ〇プされるだけの役だったんだよ彼女」
フィストの最初期設定壮絶過ぎる。
じゃあなんだ、姫子ちゃん達はどういう役目だったんだ。
といか当初の終わる予定はなんだったんだ。
「当初は前世から女にモテる天上院弥子が転生した後、心を閉ざしたフリジディ王女に一目惚れして告るが振られる。しかし混合世界で様々な女の子と出会い、エッチを重ねることによって成長し、フリジディ王女に再び告るって筋書きだったんだよ」
身武一体などの設定もその辺から生まれたらしい。
人魚や獣人などという種族は存在すらせず、ティーエスという女の子は本来ヘイヴァーの港を縄張りとする女海賊。
ドレッドはエンジュランドに住む聖騎士の一人。
キハーノさんは超科学国家トレボールの女研究家という設定だったらしい。
姫子ちゃんは私が前世で殺されるぐらいモテるっていう描写の為だけの存在だったらしいし、ヴィエラさんに至っては登場予定すら無かったらしい。
「性格もちょっとズレてるんだよね」
ティーエスさんはドレッドのような苛烈な性格。
そしてドレッドは恐ろしいことにランスロットという名前で私へ姫子ちゃん程の激しい恋心を抱き、私を手に入れる為に殺してくる程のヤンデレ設定だったらしい。
キハーノさんは少し癇癪持ちで、自分を評価しないトレボール上層部に不満を持っているという設定。
「いや、ズレすぎでしょ」
「うん、まさかここまでズレるとは私も思わなかった」
「その設定ならアンタのポジションはどうだったのさ」
ガンホリ・ディルドーって作者名はこの物語連載当初から一切変わってないはずだ。
感想欄で度々ツッコミ食らってるんだから間違いない。
「いや、あの。私どうも風呂敷広げたがりみたいでさ」
うんうんそれで?
「無駄に風呂敷広げて中世くらいの世界観から魔法と科学の世界にしちゃうし、ただの女盗賊をエルフにしちゃって引っ込みつかなくなっちゃって」
うんだから?
「その、私も本来ラスボスなんてポジションになかったんだよネ。ただのウケ狙いのネタ作者名で」
「そこに直れ」
「ホントにゴメン」
書いてる途中でキャラクターに愛着が湧いて、「ま、こっちでもいっか」と思うようになったらしい。
いい話風にまとめてんじゃねえぞ、だからこの話プロットも無くて行き当たりばったりな感じの仕上がりになってんだよマジで犯すぞ。
「完結させられるんだろうね?」
「勿論、そこは心配しないで欲しい」
そうか、ならいい。
「話は終わりでしょ、もう戻してよ」
「うん、付き合ってくれてありがとう。じゃあ、また本編でネ」
ボクは物語へと帰って行く天上院弥子を見送り、軽く首を回した。
さぁ、ボクも続きを書かなければ。
天上院弥子の物語を、そしてボクの終わりを。
最後にここまで読んでくれた誰かにメッセージを送るとするなら。
「連載当初から2年が経過しましたが、ここまで読んで下さり本当にありがとうございます。最後までお付き合い頂けると幸いです」
最近落ち気味な投稿ペースですが、頑張って上げていきますので、どうぞよろしくお願い致します。




