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女だけど女の子にモテ過ぎて死んだけど、まだ女の子を抱き足りないの!  作者: ガンホリ・ディルドー
最終章 第二次中央戦争編
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清宮姫子編 その11

 間も無くして、再び外敵に襲われることなく潜水艦は海底都市へと到着しました。

 到着した後は荷物の搬入が終わった後に、海底都市での宿に案内をするから暫く待機していてくれと指示があったので、自分の部屋でリラックスをすることにしました。

 先程まではいつやってくるか分からない敵に備えて、少しばかり緊張していましたが、任務の一時的な中断となった今は完全に心を落ち着かせることが出来ます。


 あとは潜水艦を無事にヘイヴァーの港まで送り届ければ任務が完了となります。

 予定では本日から明後日までにかけて海底都市での貿易を行い、3日後の朝に再び出発するのだそうです。

 その間の私の宿泊費は報酬金として含まれるらしく、食費に関しても一定額までは出ると契約書に記載されてました。


 せっかくですからこちらで特有の料理を食べていきたいですね。

 海の底ですから獲れたての魚料理とかなのだろうかと考えましたが、ここは人魚の国ですから、魚を食べたら共食いのような状態になってしまうのでは?

 ということは海藻とかが中心なのですかね、それはちょっと微妙に嫌なのですが。

 陸上の小麦などはここで作ったりなどしないでしょうし、本当にどんな食生活を送っているのでしょう。


 暫くベッドの上に寝そべりながら、まだ見ぬ人魚たちの生態に思いを巡らせていると、部屋のドアがノックされました。

 起き上がった後に念の為に岩徹しを手近なところに寄せて返事を返すと、ドアを開けて入室して来たのは先程の艦長さんでした。


「大変待たせてしまったね。船の搬入作業はまだ続くから、先に君をホテルまで案内することにしたんだ」

「そうですか、お気遣いありがとうございます」


 私は艦長さんに案内されながら部屋を出て、船の外に出ました。

 外に出たとき目に飛び込んで来たのは、天井に浮かべられた大きな太陽。

 正確には太陽ではありません、太陽かと見まがうほどに海底都市一帯を照らし付ける巨大なライトです。

 本物の太陽と違って直接見ても目が眩むようなことの無い、どこか暖かさを感じるような光を、そのライトは放っていました。


「以前来たときはあんなもの無かったんだけどね。私も先ほど見たときは驚いたよ」


 数年前に艦長さんが中央王都の使者として来た時は、あんなに大きなライトは存在せずに、暗い海底都市の天井に地上を照らすためのライトがポツポツとあるだけだったようです。

 それはそれで夜空の星のように綺麗だったらしいですが、今の方が美しく見えると艦長さんは言いました。

 以前の光景を見たことが無いので分かりませんが、確かに私も今の『太陽』の方が美しいだろうと何故か確信出来ます。

 それほどまでに太陽は私達の頭上で、明るく輝いていました。


「気に入っていただけました?」



総合評価が本日で1000ptを達成しました。

この小説を書き始めた時、100ptでも超えたらいいなと思っていましたが、こんなイロモノ小説でここまで来れたのは皆様の応援のお陰です、本当にありがとうございます。

残り短いですが、引き続き頑張ります。

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