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女だけど女の子にモテ過ぎて死んだけど、まだ女の子を抱き足りないの!  作者: ガンホリ・ディルドー
最終章 第二次中央戦争編
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清宮姫子編 その3

 年齢確認を恐れた私ですが、店員さんも忙しかったのか、それとも見逃してくれたのかはわかりませんが、無事お酒を注文することが出来ました。

 前世から気になっていたのですが、美味しいのでしょうか。

 小さい頃に父親におねだりをして泡だけを舐めたことがありましたが、その時はイマイチ美味しいとは思いませんでした。

 あれから月日が流れ、少しは味覚も変わりましたし、ビールも美味しいと思えるようになったのではないでしょうか。


 間もなくして小さな器に入ったキャベツと共にビールが提供され、私はしばらくグラスの中で浮かんでは消える泡を眺めていました。

 ついでに卓上の箸を手に取って、キャベツをポリポリと口に運びます。

 かなり濃いめの塩コショウとごま油で味付けがしてあるのか、それだけでかなり喉の渇きを覚えました。


 意を決してビールを口に運ぶと、最初に感じたのは白い泡の口当たりと舌全体に広がる苦み。

 大人はなんでこれを美味しそうに飲むのでしょう。

 申し訳ないですが全く美味しくありません。

 いや待ってください、ホントに美味しくないんですけどコレ。

 とりあえず口の中の苦みを癒す為に再びキャベツを口に運びました。


 これは一体どうしたことでしょう。

 実はこれはビールなどではなく、未成年のくせに飲酒をしようとした店員からの嫌がらせドリンクなのでしょうか。

 いやまさかそんなはずはありません。

 だって私はとなりのおじさんに提供したビールと同じ機械で店員さんがコレを用意したのを見たのです。


 やはりビールは子供が飲む物ではないのでしょう。

 無難にソフトドリンクでも頼むべきでしたね。

 ちょっと背伸びをしたら失敗しました。まぁ、いい経験だったと思うことにします。

 しかし折角頼んだ手前、残すのも勿体無いので全部飲み切ることにしました。

 幸いなことに、キャベツと交互に食べたり飲んだりすることでビールは減っていきます。

 後は串揚げがくれば何も心配は無いでしょう。

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