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初恋は実らない  作者: 柏原ゆら
*First Love*
1/18

#01

はじめまして!柏原ゆらです。

今回、初めて『小説家になろう』に小説を載せます。

至らない点だらけだと思いますが、評価、感想よろしくお願いします。



「岳!おはよう!」


とある日の朝。私 野咲希帆(のさききほ)は、家を飛び出てまず最初に会う幼馴染み 星川岳(ほしかわがく)に挨拶をする。岳からは、眠たそうに「ん」という返事が返ってきた。

私達は、さっきも言ったように幼馴染み。だから、家も隣なわけで、毎朝一緒に登校している。小学校、いや、幼稚園の頃からだ。なんという腐れ縁…と、毎回思う。

高校こそ離れられそうになったが、岳が急遽私と同じ高校に受験することにしたのだ。

鬱陶しい…と思うことはなく、ただ毎日を過ごしている。まぁ、岳といると楽しいから損はしてないと思う。

とかなんとか説明してるうちに、学校に着いた。

家から学校はさほど遠くないので、私達は徒歩で登校している。


朝の学校は、カップルでつるんでいる人達が多く、賑わっている。その人達を見る度に、両想いっていいな…と思わされる。キラキラ輝いて見えて、私にとっては憧れだ。

とは言っても、私だって恋をしてないわけではなくて。“ちゃんとした恋“の基準はわからないけど、恋という恋はしているのだ。

…実らないって、わかっているけど。


「…希帆、あれ」

「?」


岳の指差した方向には、私の想い人 相馬晴人(そうまはると)君の姿が。

見るだけで、ポワッと顔が赤くなる私はおかしいのかな。


「ほら。挨拶してこいよ」

「うっ…うんっ」


トン、と背中を軽く押され、晴人君のもとへ小走りで行く。


「おっ…おはよう!晴人君!」

「お~。はよ、希帆!」


キラキラスマイルで返してくれる晴人君。

この笑顔に、私は惚れた。もちろん、これだけじゃないけど。


「んじゃあな~」

「あっ…うん!バイバイ!」


手を振って教室へと足を進める晴人君に、私は帰るわけでもないのに「バイバイ」と手を振る。

この恋が、実のったらいいのにな。

でも、世の中には“初恋は実らない“という言葉がある。

ご察しの通り私の初恋は、晴人君だ。

でも、晴人君はフレンドリーで皆の人気者。一方、私は人見知り気味で引っ込み思案。そんな、正反対の私とアナタ。


“初恋は実らない“ってわかっていても、好きでいていいですか…?

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