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『大久保の追いはぎと高田の速記協会』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/05/21

 昔、まだ江戸にお城がなかったころ、西のほうに大きな窪地がありました。この窪地の回りでは、追いはぎが出たり、かどわかしが出たり、ひざかっくんが出たり、いろいろありました。窪地の真ん中には川が流れていて、丸太橋がかかっていたのですが、追いはぎが来るとわかっていても、丸太橋では走ることができず、逃げられないからでした。

 あるとき、このあたりの人が、いつものように丸太橋を渡ろうとすると、丸太橋が立派な橋にかけかわっていました。橋のたもとには、立て札があって、このあたりでさんざん追いはぎを働いた男が、せめてもの罪滅ぼしに橋をかけかえたことが書かれていました。

 お城ができてから、窪地は大久保と呼ばれるようになり、お城がなくなってから、大久保の北の高田というところに、日本速記協会が置かれるようになりました。



教訓:日本速記協会は、ずっと同じ場所にあるわけではない。印象としては、だんだん都落ちしているように見える。

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