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時計の針

作者: 夏ノ花
掲載日:2026/02/07

時計の針


完璧主義

その短所の1つは他人にまでそれを求めること


俺の妹は気分屋である

「12時1分。遅刻か、本当に理解できない」

俺は腕時計の針が動く様を眺めていた


「ごめ~ん、遅れちゃって」

そう言ってやってきたのは妹である

「もう10分も予定の時間から過ぎている。これがどういう、」

「分かったから、お兄ちゃんもういいよ、いこ。」

「もういいって、、、はぁ、わかった行こうか」

どれほど理解し難く、自分と合わないからといって、俺には家族との、妹との縁を切れない

そういうものなのだ

それは、

切り替えて、ここからは予定通りに行く

「じゃあまずはオムライス亭だな」

俺は目的の場所に歩を向け、進める

遅れた分を取り返さなければ

「あぁちょっと待って!」

俺の腕を掴んで、引き止めてくる

「なんだ?もう10分いや、もう11分も遅れている。その分を取り返すためにも、」

「やっぱりさ、ハンバーグ食べたいなぁ」

妹は恐ろしいことを言った

「なに?、なにを」

行く場所が変わるというのは不確定要素が多分に増える

予定が変わるのは先が真っ暗になって不安になる

「気分なんてその時々で変わるもんなんだよ〜」

「、、、」

俺の思考は止まる

そこでやっと妹は掴む手を離した



私のお兄ちゃんは完璧主義である

時計の針を常に気にする性格なのだ

「大丈夫かな」

お兄ちゃんは一度頭を冷やすとお手洗いへと行った

「なぁ君かわいいねぇ〜。一緒に遊ばない?」

その声に私は身の毛がよだつ

ナンパ

「あの、えっと、、」

私は俯く

「なぁいいことしようぜ」

酒臭い

「その、」

こういう人は断ると逆情する可能性があると思い、怖かった

「おい!何してる」

そこにお兄ちゃんの声が舞い降りる

「あぁ?誰だお前、俺の女になんの用だよぉ〜!!」

そう言ってナンパ男は私の肩に腕を回そうとする

その腕を掴んで、振り返す、お兄ちゃんが

「失せろ」

お兄ちゃんは私とナンパ男の間に割ってはいる

「なんだとぉ」

「こっちには時間がないんだ!今からハンバーグを食べに行くからな!!」


完璧主義

その長所の1つは頼りがいがあるところ


私のお兄ちゃんは家族思いである

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