時計の針
時計の針
完璧主義
その短所の1つは他人にまでそれを求めること
俺の妹は気分屋である
「12時1分。遅刻か、本当に理解できない」
俺は腕時計の針が動く様を眺めていた
「ごめ~ん、遅れちゃって」
そう言ってやってきたのは妹である
「もう10分も予定の時間から過ぎている。これがどういう、」
「分かったから、お兄ちゃんもういいよ、いこ。」
「もういいって、、、はぁ、わかった行こうか」
どれほど理解し難く、自分と合わないからといって、俺には家族との、妹との縁を切れない
そういうものなのだ
それは、
切り替えて、ここからは予定通りに行く
「じゃあまずはオムライス亭だな」
俺は目的の場所に歩を向け、進める
遅れた分を取り返さなければ
「あぁちょっと待って!」
俺の腕を掴んで、引き止めてくる
「なんだ?もう10分いや、もう11分も遅れている。その分を取り返すためにも、」
「やっぱりさ、ハンバーグ食べたいなぁ」
妹は恐ろしいことを言った
「なに?、なにを」
行く場所が変わるというのは不確定要素が多分に増える
予定が変わるのは先が真っ暗になって不安になる
「気分なんてその時々で変わるもんなんだよ〜」
「、、、」
俺の思考は止まる
そこでやっと妹は掴む手を離した
♡
私のお兄ちゃんは完璧主義である
時計の針を常に気にする性格なのだ
「大丈夫かな」
お兄ちゃんは一度頭を冷やすとお手洗いへと行った
「なぁ君かわいいねぇ〜。一緒に遊ばない?」
その声に私は身の毛がよだつ
ナンパ
「あの、えっと、、」
私は俯く
「なぁいいことしようぜ」
酒臭い
「その、」
こういう人は断ると逆情する可能性があると思い、怖かった
「おい!何してる」
そこにお兄ちゃんの声が舞い降りる
「あぁ?誰だお前、俺の女になんの用だよぉ〜!!」
そう言ってナンパ男は私の肩に腕を回そうとする
その腕を掴んで、振り返す、お兄ちゃんが
「失せろ」
お兄ちゃんは私とナンパ男の間に割ってはいる
「なんだとぉ」
「こっちには時間がないんだ!今からハンバーグを食べに行くからな!!」
完璧主義
その長所の1つは頼りがいがあるところ
私のお兄ちゃんは家族思いである




