↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
タツイ王国の王都へ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/554

第91話「料理に神力を」

信者集めじゃ!



  ワシらは宿で休んだ後、早速依頼について話しあったのじゃ。それは調理スタッフの募集じゃった。

 じゃが料理ができん者がここにおるのじゃ。誰とは言わんがのう。


 とはいえこれは絶好の機会じゃった。神力を込めた料理を出せば、多少なりとも信者を作れるのじゃ。

 ワシとルナとテンカはその店に行き、騎士団の一人についてきてもらったのじゃ。グーシャとジーザスはお留守番じゃ。


 ワシらは店に行き、事情を説明したのじゃ。すると店に大歓迎されたのじゃ。その店は、王都にありながら人気のない店じゃった。

 テンカが調理を手伝い、ワシが神力を込めるのじゃ。

 ルナは臨時料理の説明をするのじゃ。


 値段が変わらんのに神の力が籠った料理ということで、大行列ができたのじゃ!

 料理に込める神力は少しでいいとバステト様に教わっていたのもあり、次々に料理を作っていったのじゃった。


 ワシの神力を込めた料理は好評で、活力が漲る、風邪が治った、腰痛が和らいだ、元気が出た等、様々じゃった。

 調理スタッフとして入るテンカも大忙しで、ルナは客の誘導に精を出しておったのじゃ。


 見張りについている騎士さんも手伝ってくれて、材料がなくなるまで作り、完売したのじゃった。

 お店の人にはまた手伝って欲しいと言われたのじゃ。

 ワシは神力を使いすぎて、久々に疲れてしまったのじゃ。


 北東地区の宿に泊まりつつ、次の地区へも行かねばならんのじゃ。

 次の北西地区には、大臣などが住まう高級住宅があるらしいのう。

 より一層の魔物への警戒が強まっているということで、注意を受けたのじゃ。


 荷物持ちのスライムだけは結界用札を貼っており、特別許可を貰っているのじゃが、新しく喚んでしまうと、再び警備が厳しくなるのじゃ。

 ワシもそこまで馬鹿ではないからのう。そこでは魔物を出さんように皆に言うたのじゃ。


 魔物使いが魔物を使えなければ、それはただの人と同じじゃ。なかなか歯痒い話じゃが、我慢するしかないのじゃ。

 元々魔王から成った神じゃしのう。


 北西地区に着いたワシらは高級そうな馬車の通る道の端を歩くのじゃ。歩いとる者は減り、大体皆が馬車で移動しておるのじゃ。

 ここから南西地区に行き、王や女王に謁見する者が多いのじゃろう。


 ワシらは騎士に囲まれておるので、馬車に乗るわけにもいかんと思ったのじゃ。どのみちスライムを出し入れするわけにもいかんしのう。

 四体のスライムが色々な荷物を持っとるのじゃが、それら全部に結界用札を貼っておるのじゃ。


 城塞のようなこのタツイ王国の中心に、いよいよ近づいてきたわけじゃが、ワシはもっと鉱山の街が多いのかと思っておったのじゃ。

 鉱山の街は一つじゃったしのう。そう思っておると察したルナが聞いてみたのじゃ。


「鉱山の街が一つだけなのは何故ですか?」

 すると騎士が笑顔で説明してくれたのじゃ。王都南西地区こそ、本当に大きな鉱山の場所らしいのじゃ。

 王都南西地区の南側には大きな鉱山があるらしいのじゃ。


 そして採れた鉱石はほとんどが王族や大臣が鑑定し、売るらしいのじゃ。

 大臣はともかく、王族が鑑定しとる理由はちゃんとあるらしいのじゃ。

 それは王と女王に聞いてみたら良いということじゃった。


 北西支部をぐるりと回り、道を上っていくと、ある神が下りて来るところじゃった。

 ワシらは話を聞いてみることにしたのじゃ。

「王族に会われてきたのかのう?」

「ああ、そうだよ。狐の神よ、あなたも王に会われるのか?」


 ワシは名乗り、彼の名前を聞くのじゃ

「俺は蛙依(あい)ゲコ。そしてこっちは巫女のミダラ。俺たちは力がまだまだだから鉱石を買って補助的な魔道アイテムを集めてるんだ」

 ワシらも魔道アイテムで強化したいところじゃのう。


 お金も少しずつ貯まってきたところじゃし、南西地区で鉱石を買って加工してもらおうかのう?

 巫女のミダラさんだけじゃなく、神のゲコ様もアクセサリーを付けとるのじゃ。

 多分、加工する時に神が付けられるようにするんじゃろうな。


 ワシらはゲコ様と別れて南西地区を目指すのじゃ。建物が並ぶ中、ワシはある事に気づいたのじゃ。

「石造りかのう?」

「ですね。これらの建物はナナナ大陸の木造と違って、石造建築のようですね」

 今思えば、多くの部分が石造りで出来ておったわい。よく見てなかったというか気にせんかったというかのう。


「どうしてなのかのう?」

 ルナも気になって騎士さんに聞いてみるのじゃ。

「それはね、ナナナ大陸とネト大陸の気候の差にあるんだ。ナナナ大陸は木造の方が住みやすく、ネト大陸は石造の方が住みやすい。後は魔物対策には石造の方がいいんだ」


 城も石造建築で建てられておるようじゃ。後は街を密集し、木を切り倒してきたため、木が減ってしまったというのもあるらしいのう。

 この世界でも土地によって様々な地域差がある事を教えられたのじゃ。

 そしてそういう部分にも目を向けていこうと思ったのじゃった。

世界の建築について触れる部分じゃ。


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 建築はその土地の質や文化に大きく影響されるので、物語のつくり込みにはもってこいですよ!!←建築オタクより 建築だけではなくて、道や水源、衛生面の対応の仕方なんかも面白いです。それらがその…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。