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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
他の神との交流編

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第79話「フェレ様とエレス」

まーた、エチエチしとるのう。



 フェレ様は早速エレスにキスをして体液を流し込むのじゃ。エレスは顔を赤らめておったのじゃ。

 人目のないところでせんか、まったくのう? ワシがやれやれと思っておると、ルナがワシの手を引っ張ってみつめてくるのじゃ。


 やれやれじゃのう? ワシはそっとルナに口付けすると、グーシャもねだってくるのじゃ。やれやれじゃのう?

 テンカはそういう事をしようとはせん。どの道ワシの神力とはテンカは違うしのう。


 ジーザスがモジモジしとるのじゃ。ははーん、キスしたいのじゃな? ワシとするわけにもいかんしのう。

「ジーザス、気持ちはわかるぞい」

「あ、いや、あの……」


 ワシはグーシャの耳元である事を囁いてあげたのじゃ。グーシャは笑ってジーザスに近づいてキスしてあげたのじゃ。

 顔を赤くするジーザスじゃったが、グーシャをギュッと抱きしめていたのじゃった。


 さて、ワシらはフェレ様とエレスと共に、次の街に行くのじゃ。ここまで来たら一緒に行動じゃよのう。

 フェレ様はエレスに色々教えておったのじゃ。エレスは青主の水を飲んでないので、白主と黒主しか扱えんらしいのじゃ。


 ここが、難点よのう。再び旅せねばならんのじゃから。ワシはフェレ様に、ここで別れてリニアで向かってもよいのじゃぞ? と言ったのじゃが、焦る必要もないさと笑っていたのじゃ。

 確かにゆっくり行ってもよいしのう。


 ワシらは次の街、ジテン街に着いたのじゃった。ここは武器や防具を揃えられるらしいのじゃ。

 じゃが、ワシらはそこまで金銭的に余裕がないのじゃ。


 依頼を探そうとギルドに寄ったところでエレスの身分証を更新したのじゃった。

「え!? こんなに!?」

 エレスはフェレ様から受け取った金額を見て驚いたのじゃった。


「元々前の巫女の子と節制しながら貯めていたんだ。そのせいでやられてしまったのもある。今回はきっちり武器防具を揃えていこうぜ」

 フェレ様たちは金に余裕があるようじゃ。ワシらはどうするかのう?


「魔物討伐の依頼が少ないですね。街中にも魔物は出るものの、すぐ誰かが討伐してしまうようです。競走率高いですよ。他の依頼は……」

 色々ルナが探していると妙な依頼を見つけたのじゃ。


「神様と、巫女か禰宜のみ可能依頼……?」

 何じゃと? そんなものがあるのかのう? しかもどうやら二人の神を募集しとるようじゃ。

 依頼の金額が大きいのでワシらにピッタリじゃ。


 ワシとフェレ様は早速受けることにしたのじゃった。それは芝居小屋じゃった。

 ワシらは専用の神の着れる服に着替えさせられて、出番を待つのじゃ。


 悪者役の禰宜が着ぐるみをきてルナとエレスを襲いかかるところで叫ぶのじゃ。

「待つのじゃ!」

 ワシとフェレ様は悪役の前に出たのじゃ。

 子供たちの歓声が聞こえるのじゃ、何故ワシの姿が見えとるかは後で説明するわい。


 ワシとフェレ様は、悪役と戦うフリをして倒すのじゃ。そしてここはアドリブということで、白コン黒コン赤コンをぐるぐる回し蝶に変化させて魅せたのじゃ。

 フェレ様も分体で魅せておったわい。


 芝居が終わり全員で挨拶じゃ。グーシャとテンカとジーザスも見ておって拍手してくれておったぞい。

 ワシらは舞台裏に戻り、一息つくのじゃ。

「コン様フェレ様、お疲れ様! めちゃくちゃいい演技だったよ」


 監督と言える禰宜が笑っておったのじゃ。ワシは疑問を投げかけたのじゃ。

「ワシの姿が子供たちに見えておったのは何故じゃ?」

「そうだな、まず神様の姿は鏡にも映らない。だがある投影機に照らすと、姿が見えるようになるんだ」


 その装置が舞台の下にあると言うのじゃ。

「神様は普段見えないが希望の星だ。子供たちだけでなくて大人たちにとっても見てみたい存在なのさ。だが滅多に見られない、それをここで映してるのさ」


 ワシらは日当を受け取って、芝居小屋を出たのじゃ。するとフェレ様がエレスにコソコソ話しておったのじゃ。

 エレスが受け取った日当をルナに渡してこう言うのじゃ。


「フェレ様が私と出会わせてくれた礼だから受け取ってって」

 なんじゃと!? それはどうなんじゃ? 確かにワシらは手伝ったのじゃが、こんな大金を……のう?


「ありがたく受け取ります。ありがとうございます、フェレ様、エレスさん」

「いいってことよ! 俺たちは金には困ってない。コン様は金に困ってる。それなら今度は俺が助ける番さ!」


 フェレ様のおかげで金銭的な余裕が生まれたワシらは早速、装備を整えるために防具屋に寄るのじゃった。

 フェレ様たちもエレスの防具を買うために行くのじゃ。


 そこで様々な装備を見ておると、肌着が目に入ったのじゃ。

 それは丈夫な肌着で、薄いし軽いのに中々傷が付かん物じゃった。

 それを上下、人数分購入し、ワシの分は作成してもらう所から依頼したのじゃった。


 それだけでかなり減ったので今回はここまでとしたのじゃった。また何か稼げるものを見つけられたら良いのじゃがのう。

 魔物はドラゴン程でないと、そこまで稼げないのじゃ。皆同じ物を狩るから単価が安いのじゃよ。

 バイトでもしようかと考えるワシらじゃった。

肌着は大切じゃ!鎧を着けたりせんのでのう!


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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