表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
外大陸、レント城編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

503/547

第485話「レント王との謁見」

エルラナとの別れじゃ。



 ワシらは王の間でレント王と謁見するのじゃ。

「よく来たな、狐依コン様。われわれはあなたがたを歓迎する」

 ワシらは王と話をするのじゃ。この辺りの影についてはエルムラというエルフを頼れと言われたのじゃ。

 エルラナはここでお別れじゃ。ワシらは別れを惜しむのじゃ。

「頑張ってね」

「お世話になったのじゃ」

 抱き合って別れたあと、ワシらはエルムラという名のエルフを紹介されるのじゃ。

「よろしく頼む。まずは城下町のゲンに行こう」


 王の話では、困り事が減ったのがワシのおかげのようで助かっていると言われたのじゃよ。

 恐らくユニコの事じゃろう。ワシらはエルムラさんについていきながら、この辺の影の情報を聞くとヤバいのがいるそうなのじゃ。

「ゴーストシャドウというのがいるんだ。それはトーチをすり抜けてくる」

「ちょっと待つのじゃ。それはどうやって対処するんじゃ?」

 話を聞いていると光光の神にしか対処が無理なようじゃ。

 じゃが引っ張られるのはゆっくり引っ張られる上にトーチごと引っ張られるのが特徴のようじゃから、まだ安心なのじゃ。

 とはいえ数は割といて、光魔の神が苦戦しているそうじゃ。ワシも苦戦することは必至じゃ。


 エルムラさんに連れられて、城下町の外までトーチを持って、入口近くに立つのじゃ。すると幽霊みたいなやつがスルスルと飛んできてワシを引っ張るのじゃ。

「ジーナ様頼む! こいつらは軽くでいい」

 ジーナが弾くと霧散していくのじゃ。城下町に戻ってどういうことなのか聞くのじゃ。

「この辺にやってきた魂は弱い光を吸うものと、強い闇を吸うものに別れるんだ。

 強い闇を吸った、より強い影の魔物が狼や蛇の影となって襲ってきたり、弱い光を吸ったものがゴーストとなる。

 ゴーストも流石に城下町の中には入ってこないが、気をつけてくれ」


 ワシらは城下町の宿に案内されて、寛ぐように言われるのじゃ。

 この場所ではアカミやハフも活躍できるようじゃ。そして調理や子供の面倒よりも、影の魔物退治に大金を出すと言われるのじゃ。

 蛇の影は体験したことないし、狼の影も素早くかなり凶悪だそうじゃ。

 当然鳥の影もいて、あらゆる方面から襲ってくるそうじゃ。

 ではワシらはどうしたらいいのかじゃ。

「魔物使いにはこれがいいだろう」

 エルムラさんはハフのスライムに光の玉を食べさせるのじゃ。

 するとスライムがトーチと同じく光り始めるのじゃ。


「このアイテムはどこにあるんじゃ?」

「この城下町のトーチ屋には神用のこういうアイテムがある。今のはタダでやるよ。次からは買ってくれ。当たり前だが影と戦う度に光は弱くなる。すると引っ張られてしまうようになるぞ」

 今後はトーチと共にこういうアイテムを買う必要があるようじゃ。

 ただ、影の魔物を沢山倒せばお釣りがくるようなので、あとは慣れだそうじゃ。

 ルナは光の杖を買うのじゃ。いざと言う時に役に立つようじゃ。

 影の平原はただ広いだけでなく、大きな岩等の隠れる場所があったりして、更に影の魔物はその岩をすり抜けられるので死角となってしまうそうじゃ。

 蛇も木を抜けてきたりするそうなので、林はかなり危険だったようじゃ。

 全部の魂を浄化せねばならんそうじゃから、対応に追われているそうじゃ。

 最初の村やサイレ街から浄化されてやってきた強力な魂がここに集まるので、かなり大変なそうじゃ。更にユニコも相手していたのでよっぽど困っていたそうじゃ。

 ワシはユニコと共闘することだけを話したのじゃ。エルムラさんは、やはりなと頷いて、ユニコの過去を語るのじゃ。


 ユニコは昔、光魔の神として巫女と頑張っていたそうじゃ。じゃが、ある時なにか事件が起きて巫女を失い、失意に落ちたそうじゃ。

 新たな巫女を得る気もなかったようで、外大陸では巫女がいなくてもそんなに困らないので、一人で活動していたそうじゃ。

 それから長い時が経ち、今くらいの力を得すぎて魔神に堕ちてからは、ワシがエルディスから聞いた通りじゃ。

 意識ある例外の魔神として成ったのはスザク様の許可を得て命の泉に入ってからだそうじゃ。もしかすると命の泉に何かあるのかもしれんのう。

 とにかくワシは呪神サザイを倒して命の泉に、ハフを連れていかねばならんのじゃ。

 いや、もしかすると、他の皆も欠損するかもしれんからのう。

 命の泉への道は確実に確保せねばならんわい。

「とにかくここの戦いをマスターしようなのじゃ」

 ワシがそう言うと皆強い目でワシを見つめ頷くのじゃ。


 ワシらは翌日、準備をしてエルムラさんに教えてもらいながら、城下町ゲンの周辺の、影の平原の戦いを学んでいくのじゃ。

 木と岩が危険だと教わったのじゃが、そこに隠れているのも倒さないといけないらしく、リスクありきで戦わないといけないので慣れるまで大変そうじゃなと思うのじゃ。

 それでも慣れなければならないのじゃから、やるしかないと、心に決めて戦うのじゃった。

エルムラに教わるのじゃ。


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ