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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
外大陸、サイレ街、魔神編

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第476話「魔神災害とは」

魔神とは、じゃ。



 そもそも魔神がイメージできないのじゃ。邪神とは何が違うんじゃろう?

 その話から聞いてみると、魔神とは邪な念のない闇に堕ちた者なのだそうじゃ。

 影に引っ張られすぎた者も墜ちるそうじゃ。ダークエルフの影は安全なようじゃが。

 魔神となった者は、神であり魔物だそうじゃ。もう元に戻す方法がないそうじゃ。

 当たり前じゃよのう、邪神でさえも元に戻すのは大変じゃった。魔神となった者を救えると思わない方が良さそうじゃ。


 魔神となったのは光魔となるそうじゃ。魔魔となると呪神と呼ばれる存在になるそうで、ジーナのように光光の神にしか倒せない存在になるそうじゃ。

 呪神自体になることは滅多にないが、魔神災害を放っておくと生まれることもあるそうじゃ。

 呪神を増やしすぎるとこの街の問題にもなるのじゃ。それだけは避けねばならんそうじゃ。

 一旦魔神に話を戻すと、魔神も神力で襲ってくるそうじゃ。強大な力を持っているので、神でしか対応できないそうじゃ。

 このサイレ街には光光の神は三十人いて、それぞれワシとジーナの間くらいの実力だそうじゃ。五人だけジーナと同じレベルの光魔の神がいて、魔神倒しに貢献しているそうじゃ。


 魔神災害となってしまったのは、とあるミスからだそうじゃ。恋をし合った神が油断して引っ張られて、そこから五人堕ちる事態になったそうじゃ。

 五人の魔神を相手どるのが難しく、また引っ張られた神達の実力が、今いる光魔の実力を超えていて、かなり苦戦を強いられているようじゃ。

 呪神となる前にその五人を殺さないといけないのじゃ。

 勿論ワシらが引っ張られるわけにはいかないのじゃ。

 ワシが引っ張られても大変なことになるのじゃが、ジーナが引っ張られたらワシは殺せないわい。


 魔神は当然武器を持っていて、魔物ともなっているせいで全力でこちらを殺しにくるのじゃ。

「神ということは転生者じゃろ?」

「勿論そうよ。だから全力で殺していいわ。魂は善神と同じ扱いだそうだから、上手く行けばまた輪廻転生するわ」

 ただ闇に堕とされただけなのでなんの迷いもなく殺せばいいと言われるのじゃが、まず勝てるかが分からんわい。

「少なくともコン様なら一方的にこの辺の魔神は殺せるわ。デッドシャドウとかの影に引っ張られるのだけ気をつけて欲しい」

 そしてもし引っ張られたら全力でワシを助けに来てくれるそうじゃ。

 勿論ワシが引っ張られないのが一番じゃがのう。


「鍵は光光の神にあるからコン様は魔神を倒すことに集中して欲しい」

 確かにデッドシャドウ達からの攻撃を避けないと勝てないのじゃ。そもそもデッドシャドウ狩りもこの地域でも当然あるそうなのじゃ。

「このまま魔神を放っておくとデッドシャドウ狩りができないの。そうすると影の地域が増えて大変なことになるわ。来週にはよろしくね」

 それまではとにかく練習するようじゃ。ワシらは宿に帰り一息入れるのじゃ。

「私とアカミは今回不参加になったよ」

 ハフは悲しそうに言うのじゃ。地域的にスライムやハリネズミクラゲや、魔犬やケルベロスは不利なようじゃ。


「しっかり働いてお金を稼いでおくれよのう」

「ゲームしてるだけだけどね」

 子供の相手はかなり楽なようじゃ。あやさないといけない程の子供は来ないからのう。

 遊び相手としては最適なハフもちゃんと稼ぎとしては役に立っているようじゃ。

 ルナとゲールが帰ってきて、アカミのご飯で話し合いをするのじゃ。

「今回、私とゲールは参加することになりました」

 ワシは驚いて餅を落とすのじゃ。

「危険ではないのかのう?」

「トーチの中にいるので大丈夫です。魔神戦に慣れておかないとこの先厳しいそうです。私は光魔ですが、ゲールは光光ですから大丈夫ですよ」


 ルナとゲールも参加するということで情報を整理するのじゃ。魔神をトーチ内から倒すのは難しいのじゃ。何故なら魔神はトーチの灯りを消せるそうじゃ。じゃからこちらから攻めていかないといけないそうじゃ。

 そのためのトーチ外での戦い方じゃ。ルナとゲールはワシらの補助としてトーチを持って行動するようじゃ。

 とにかく魔神を殺すのが第一じゃ。デッドシャドウは他の者でも殺せるのじゃからのう。

 色々と集めた情報を元に、ルナとゲールが作戦を立てるのじゃ。


 実際に見てみないと分からないのじゃが、デッドシャドウはかなり多いそうじゃ。それも魔神災害の弊害だそうじゃ。

 デッドシャドウの数を減らせなくなって困っているそうじゃ。じゃからトーチの役割も大切になるのじゃ。

「やってみましょう。やってみなければわかりません」

 そうしてワシらは一週間、修行して学んだのじゃ。


「よく頑張りましたね、形にはなりました。あとは実践経験を積むだけです」

 本当に大丈夫じゃろうかと不安になりながらも、次の日には影の丘に行くということになったのじゃ。

 エルラナもついてきてくれるそうで、ワシとジーナとルナとゲールとテンカとアオで、トーチを貰い向かうのじゃった。

いよいよ次から魔神戦じゃ!


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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