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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
ウェアとの別れ、勉強編

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第41話「巫女に出来ること」

巫女の出来ることが増えるのじゃ!



 シゾフさんはデス大陸から脱出して命からがら逃げたらしいのじゃ。

 そうして逃げ続けながら、修行を重ねたシゾフさんはここで巫女の修行に付き合っとるらしいのじゃ。


 じゃが疑問じゃ、何故メデサと同じ街におらんのじゃ? 同じ街におったら一遍に教えられるのじゃ。

「メデサ様と一緒におらん理由か? それは当然、あの神様が蛇じゃからじゃ」


 どうやら蛇が苦手らしいのじゃ! つまらん理由じゃが、まぁよい。

 ルナは早速シゾフさんに教わるのじゃ。


「神力は体全体から出るので簡単じゃが、魔素は脳から出るのじゃ。イメージが大切じゃ」

「一応簡単な魔法はできるんです。マザーから教わりましたから」


 シゾフさんはルナの出来ることを確認してゆく。ルナは火や水を喚び出す魔法を使い、土や物を操る魔法を使うのじゃ。じゃがどれも小さいのじゃ。


「大きな魔法は私には使えないのではないかとマザーに言われました。イメージが弱いのでしょうか?」

「違うのじゃ。魔素が弱いのはお主が巫女だからじゃ。神力と魔素は本来相性がよくない。反発はせんのじゃが、神力を神に注がれた時点で初期魔素は減ってしまったのじゃろう」


 初期が弱いだけで鍛えれば強くなるというシゾフさんにルナは安心しとったのじゃ。

「ではどうしたらいいのでしょうか?」

「魔素と神力を合わせる練習をするのじゃ」


 おいおい、言うとる事が矛盾しとるぞい? 相性がよくないものを合わせてどうするのじゃ。

「まず白主、白い力は魔素と相性が悪いのじゃ。神力には白主も黒主も含まれておるから、白主のせいで神力と魔素が合わせられんのじゃ」


 なるほどのう。少しわかってきたわい。つまり黒主、黒い力だけを合わせるのじゃな?

「黒主は魔素と合わせられる。つまり神力の分離が必要じゃ。黒主だけを体からだし、魔素と合わせ魔法に乗せるのじゃ」


 そうすれば大きな魔法が使えるようになるというシゾフさん。一旦広い庭へ場所を移すのじゃ。

 手本を見せてくれるというシゾフさんじゃ。


 まずシゾフさんは目の前に火の玉を出したのじゃ。魔素で出来た火の玉じゃ。そして体から黒い鳥が飛び出し火の玉に飛び込み大きな火の鳥となり、飛んで行ったのじゃ!


 すごい魔法じゃ! 遠くに飛ばしたのじゃが、もし的に当てれば大ダメージじゃろうな。

「リンクした神によるのじゃが、儂はチュン様を失っても尚、鳥の神力を使えるのじゃ」


 ではルナは狐の神力かのう? ルナはどうやって神力を出すのか聞いたのじゃ。

「これもイメージじゃ。コン様の事を想えばよい」

 ルナは少しだけ顔を赤くしておったのじゃ。きっと昨晩の事を思い出しとるのじゃろ。


 キスしかしとらんぞい?


 とにかく物は試しじゃ。ルナは火の玉を出し、黒主を出そうとしたのじゃ。きっとワシの黒コンをイメージしたのじゃろう。

 じゃが出たのは白い狐じゃ。火の玉にぶつかり破裂して消えたのじゃ!


「白主が出たんですが……」

「つまりコン様の事をよく想っているということじゃな」

「と、当然です! だって優しい神様で……」


「ちょっといいかのう? この流れじゃと、黒主が出せるシゾフさんは、チュン様のことを悪く思っとるように聞こえるのじゃ」

 そうなるじゃろう? あんなにも熱弁して、涙まで浮かべとった神様のこと悪く思ってたらおかしいのじゃ。


「お主らは人と接する時必ず良いように思うかのう?」

 シゾフさんが尋ねるのじゃ。ワシは友なら良いように感じると思うのじゃが……シゾフさんは続けるのじゃ。

「普通は他人に対して考える時、こういうところは好きだけど、こういうところは嫌いというものが必ずあるはずじゃ」


 いや、まぁ確かにその通りじゃ。好きじゃと思ったり、良いなと思うこともあれば、呆れたり、やれやれと思ったりすることもあるじゃろうな。

「その割合なんじゃよ。儂はチュン様とは仲良く旅したわけではない。共に助け合いながらも、よく喧嘩をしたしのう」


「つまりコン様の悪い所を想像しながら出したらいいんですか?」

「そうじゃ。ちなみに儂は旅しとった時は別じゃが、今は一人残されたことを思って神力を出しておる。儂が残って囮をすればチュン様は死なんかった。どうして儂に助けさせてくれんかったのかとのう……」


 なるほどのう……。確かにそれは納得できるのじゃ。じゃがワシの悪いところか……何じゃろうのう? ワシ完璧超人じゃからな! ガハハ! あ、馬鹿なところかのう?

「なんだか出来そうな気がしてきました」


 ルナはワシの悪い所を見つけたらしいのう。何じゃろうな?

「私というものがありながら女の子侍らかしてばかりで……コン様の馬鹿ぁぁぁ!!」


 ルナは火の玉に黒い狐を当て炎の狐を走らせ的に当てたのじゃった。

 別に侍らかしておらんわい! え? 待つのじゃ! ワシ侍らかしておるのかのう? そ、そんなわけないわい!


「見事な技じゃ。じゃが安定するまでは練習して行くと良いのじゃ」

 シゾフさんは的を用意し直し、ルナに色々試してみるように言ったのじゃった。

ワシ女の子侍らかしておらんぞい?


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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