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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
デス大陸攻略編、邪神と魔王

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第383話「魔犬の魔王と魔猫の魔王」

魔王は、ワシら神には敵わないのじゃ。



 邪神の二人を倒した後、ジーナと共に皆の方を向くと、まだ戦っておるのじゃ。都合がいいのでワシらも参戦するのじゃ。

 まぁすぐにケリが付くわけじゃが、魔王たちは邪神のムギとココが負けるとは思ってなかったようで、意識の違いを感じるのじゃ。


 やはり魔王たちは、ここでも捨て駒なのかもしれんのう。魔王、つまり魔の王とは何なのかを考えさせられるわい。

 結局王は沢山いるわけで神には敵わぬのじゃ。魔犬の魔王ルプスは死を選んだのじゃ。

 じゃが魔猫の魔王シードは生きたいと願ったのじゃ。じゃから生かすことを決めたのじゃ。


 下位の神にはなりたくないというシードじゃ。魔王として子を産みたいそうじゃ。下位の神になると産めなくなるからのう。

 そういう選択はありなのじゃ、ワシだって縛りたくはないのじゃ。もう悪さをしないと頭を柔らかくするのだけしておいて、また悪さしたら他の神達に任せるのじゃ。


 魔王は神より格下じゃし、邪神と違って制御しやすいからのう。まだ生かす選択肢も取れるだけじゃ。

 魔物の残党を処理しながら、テンカは言うのじゃ。

「コン様に繋がっているあたしたちみたいに、邪神に繋がる魔王はいないのかな?」

 するとシードが後ろから教えてくれるのじゃ。

「それは不可能だったようですよ」


 それが可能だったらほとんどの魔王も救済不可能だったかもしれんのう。その機能がなくてほっとしたのじゃ。

「邪神は下位の邪神にすることはできないという事が証明されましたね」

「とはいえ種は同じ神なら植え付けられるのは何故なのでしょう?」

 ルナとゲールの問いにワシは答えられないので、助っ人を出すのじゃ。


「教えておくれよ、ライアもーんじゃ」

『誰がライアもんだ! コホン、とりあえず言えるのは、邪神もまた神力の塊ということだ』

 ライア様の説明では、闇に満ちた神力の塊が、邪神ということじゃった。それを人や魔王に渡すことはできないわけじゃ。

 じゃが同じ神力の塊である神相手には埋め込むことが出来てしまうようじゃ。逆にたとえ邪神になっていても、種を植えられてなったわけではなかったら、ワシの種を植えられるのはそういうことじゃな。


 邪神の種も善神の種も、どちらか一つしか植えられないからのう。

「魔王は魔王同士で種を植えたりはできないのかのう?」

『魔王も所詮、魔に墜ちた王という名の人間だからな。神とは違うんだ』

 今いるこの場所この世界ではそういう事じゃというわけじゃな。


 とはいえ、ライア様も『この世界』は内大陸とも呼べるこちら側しか旅しておらんのじゃから、外大陸にはまだまだ可能性はありそうじゃ。

 話が逸れてしまったのじゃが、とにかく魔王は邪神には支配できなくて、従わせるしかできないわけじゃ。


 ちゃんと選択肢を与えていけば救える者は救えるのじゃ、じゃがやはり油断は禁物じゃろう。

「こちらが負けそうになるなら殺すべきですね」

「特にドラゴンの魔王は油断できないのじゃ」

 するとレーゴナが慌てて言うのじゃ。

「あの……ゴーレムの魔王はわちが止めましゅので……」

「わかっておるのじゃ、約束じゃな」


 ゴーレムは魔王も魔族もかなり厄介な相手じゃ。そしてまだサイクロプスの魔王などとは戦っていないのじゃ。

 邪神もまだまだ沢山相手がおるからのう。ここからが正念場じゃろうな。

 ワシらはこのまま敵の警戒ラインを踏み越えたまま、デス大陸を周っていくのじゃ。


「皆気をつけて! 敵が来る! 鳥と蛇だ!」

 テンカの叫びにワシらは指さされた方を見るのじゃ。

 鳥の大軍と、蛇の大軍が来るのじゃ。

「ちっ、間に合わなかったか。先走りやがって、ムギとココのやつめ」

 蛇の神が舌打ちするのじゃ。


「名を名乗れよのう? お主らも邪神としてのう」

「鳥依アナリ」

「蛇依フェリだぁ、何か文句あるか?」

 蛇の方はよく喋るのじゃ。アナリは無言で黒主の鳥を量産しておるのじゃ。

「念の為に聞くのじゃが、お主ら邪神の種はもう植えられておるのかのう?」


「そんなこと聞いてどうする? どっちみち俺たちはお前には従わねぇぞ?」

「……そうか、ならば戦う道しか残っておらんのう。ジーナ、大丈夫かのう?」

「私は大丈夫だよ。二人とも倒すよ!」

「殺すと言わねぇのが残念なポイントだよ、同じ女として残念だ! 死んでしまえ!」


 そう叫んだ蛇に対して、ジーナに向かっていくのは何故か男神のアナリの方で、蛇のフェリはこちらに来るのじゃ。

「紛らわしい奴じゃな!」

「俺の方が強いもんでな!」

「鳥の方は任せたぞい、ジーナ!」


 後ろには魔王たちも控えているので他の皆も勿論戦うのじゃ。

 ワシは自前の刀を構えると抜こうとしたのじゃ。その瞬間にはもう相手の武器はこちらに届いておったわい。

「鞭じゃな!」

「気づいた時にはもう遅いよ!」


 ワシの腕に絡みついた鞭がワシを引っ張り空に飛ばすのじゃ。そのまま叩きつけようとしてきたのじゃが、ワシは黒主を変化させ鳥に変え、張力を緩める方に飛ぶのじゃ。

「ちっ!」

 緩んだ鞭を外し、再度距離を保つフェリじゃ。次にどう出るか待っていても仕方がないからのう。今度はワシから仕掛けてやろうと画策するのじゃった。

ワシVS邪神フェリの対決じゃ!


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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