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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
デス大陸攻略編

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第372話「ゴン様達と連携」

ゴン様と再会じゃ。



 ワシが色んな神と挨拶しておる時じゃった。本当に久しぶりな顔を見たのじゃ。

「ゴン様、久しぶりじゃな。元気にしておったかのう?」

「おお! コン様、俺も来たぜ! 強くなってな!」

 連絡したのでわかっておるのじゃが、二段階目だそうじゃ。

「あまり無茶はするでないぞい? 周りに守ってもらえよのう!」


 ワシがそう言うと、フンと鼻を鳴らし武器を見せてくるのじゃ。

「お主……それ、バトルアックスとハルバードかのう?」

「いいだろ? 俺は二斧流でいくことにしたんだ!」

 どうやって扱うんじゃろうと思っておると地面と水平に持って回りながら敵を倒し始めるのじゃ。


「……味方を斬らんようにのう?」

「わかってるさ。そして、ここから先へは俺は行けないぞ」

 三段階目までの神はこのデス大陸の端を拠点にしてワシらを支援じゃ。

 ワシらはこの先の魔物を倒しに行くのじゃ。とはいえ魔物も連携してくるからのう。

 相性のいい魔物たちはそれだけ厄介な連携をしてくるのじゃ。


 魔鳥は飛びまわり、魔犬は噛みつきにきて、魔蛇も飛びかかってくるわい!

 この辺は海の魔物も倒しきれず空中を飛び回っていて厄介じゃ。

 それでも進まねばならんのじゃから、少しずつ……一歩ずつ進むのじゃ。

 ワシらは魔鳥と魔犬と魔蛇の魔王の里に近づいていくのじゃ。


 その手前でドラゴンが待ち構えているのじゃ、もうそう簡単にはいかないのはわかっておるのじゃが、相手はまだこの程度で止められると思っておるようじゃ。

 ワシが二段階になった頃には油断せねばドラゴンと対等になる神の力じゃぞ?

 ドラゴン同士が喧嘩せぬようにと思っているのかどうなのかはわからんのじゃが、なめすぎじゃろ?


 ドラゴン置いた程度で何とかなると思っている思考がもうダメじゃな。ワシらはもう今攻めてきておるのじゃ。

 その情報は伝わっておるはずじゃ。

「ずっと前から魔王の圧勝だったから感覚が麻痺してるのかもしれませんね」

 チューはそんな風に分析するのじゃ。実際、チューが調査してみるとかなり慌てているようじゃ。


 その対応の悪さが、魔鳥の魔王の降伏を早めたのじゃ。ドラゴンを倒した後の事じゃった。

「何とか命は助けて頂きたい」

 そうして魔鳥の魔王が崩れたことで魔犬の魔王も崩れてきて、魔蛇の魔王も崩れたのじゃった。

 魔物程度ではワシらは止められんのじゃ。

「一つ聞いていいかのう? 何故、邪神は守りに来ないのじゃ?」


 それには魔犬の長老が答えるのじゃ。

「邪神様方はデス大陸の外を見回って布教していると聞きます。ですからデス大陸を守るのは我らの役目なんです。ですがここまでとは……」

 協力すればこんなもんじゃ。今頃ドラゴンの魔王は慌てて邪神に協力を求めているかもしれんのう?


「一旦、端に戻った方がいいかのう?」

「駄目ですよ」

 ワシが皆が心配になり戻ろうか提案するとゲールが止めるのじゃ。

「皆を信じるのもコン様の役目ですよ」

 ゲールはワシに強く訴えるのじゃ。その通りじゃな。ワシが全部を守るのではないのじゃ。

 皆でワシらの未来を守るのじゃ!


「行きましょう。まだまだ先は長いですよ」

 デス大陸の第二層と言える部分じゃ、ここは草木が鬱蒼(うっそう)と茂っているのじゃ。まだ荒野は見えないのう?

 草がなくなるほどの大地の荒れ模様が奥地にはあるようなので、そこを目指すのじゃ。


「正確に言うと城塞のような部分もあります。その辺りは魔族の支配範囲ですね」

 ウードが説明するのじゃ。この先魔族とも戦うことになるのじゃ。

 ザアメが心配そうにワシを見ているのじゃ。ワシはザアメの頭を撫でてやり言うのじゃ。

「大丈夫じゃ、悪いようにはしないわい」


 魔物たちを蹴散らしながら一周するように攻めていくのじゃ。この辺までは来れる神もいて、彼らは三段階目だそうじゃ。

「あまり無理せぬようにのう?」

「あら、あの時泣きべそかいてた狐が偉そうに言うわね?」

 懐かしい声が聞こえて振り返るとそこにはメデサ様とペーガさんがおるのじゃ。


「すっかり強くなったようだな、皆」

 ペーガさんが笑うと、そのお尻を叩くメデサ様じゃ。

「私、追い抜かれて悔しいわ」

「だいぶ駆け足になったがのう? 多分じゃが、ワールド様たちも慌てたんじゃろうな」

「そのようね。私の時はこんなに簡単にあげてくれなかったわよ?」

 メデサ様は不快そうに空を見上げるのじゃ。きっとワールド様たちは苦笑しておるじゃろうな。


「ワシらも結構調査はしたんじゃよ。お主の時は調べる間もなかったのではないかのう?」

「そうかもしれないわね。とにかく、私はこの辺りで迎え撃つわ。グーシャはいないようね? ジーナはこの狐娘かしら?」

 鋭いメデサ様じゃ。ジーナはすっかり怯えてゲールとルナの後ろにおるのじゃ。

 ワシは簡単に説明すると、ここをメデサ様たちに任せ、どんどんとぐるりと囲っていくのじゃ。


 まだまだ攻略は始まったばかりじゃ。慎重さも持ちながら、勢いのままに進んでいくワシらじゃった。

メデサ様とも再会するのじゃ。ジーナはビビってしまっておるがのう。


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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