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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
ウエホン国編

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第282話「力試し」

ヌエ様の眷属、クレオさんと対決じゃ!



 ウエホン国内の街郊外にある家屋に行くとすごい轟音がして、開け放たれた扉から人が飛んでくるのじゃ。

「甘い甘い! そんな程度であたしを倒せるものか!」

 逃げ帰る冒険者を見送ると中から女性が現れたのじゃ。


「ん? なんだい? あんた達も挑戦者かい?」

「うむ! じゃが残念じゃ。手の内を見れんかったのじゃ」

「ハハハ! 正直な狐の神様だね。というか人数多いね? あんた達全員いっぺんにかかってくるのかい?」

「問題あるかのう?」

「全くないよ。ちなみにあたしが普通の人間に見えるかい?」


 ワシが、女性の人が下位の神様ではないかと言うと頷いて笑っておったのじゃ。鳥依ヌエ様の眷属だと言うのじゃ。ヌエ様は確か四段階目じゃったのう? それだけ自信があるという事じゃろう。

「お主の武器だけ見せてくれんかのう?」

「いいよ、これさ」

 それはハンマーじゃった。それだけで大体想像できるのじゃ。かなり強者じゃろうのう。


「じゃあ、広い場所に行こうか。そっちの方があんた達には有利なんだろう?」

「名を聞いていいかのう? ワシは狐依コンじゃ」

「クレオさ。よろしく」

 皆も名乗り、場所を移動するのじゃ。ある程度広い場所に行った後、ワシらは準備をするんのじゃ。


「噂の、魔王を仲間にしている神様一行ってあんた達のことだったのね。これは久々に本気を出さないとやばそうだね」

 ワシらが魔物を出し切った後、ぐるんぐるんと回転しだしたクレオさんは叫んだのじゃ。

「いつでもいいよ、殺す気でかかってきな!」


 とてつもない回転をするクレオさんに隙など見つからんのじゃ。じゃが、怯んでいても仕方ないからのう? 皆が魔物を突撃させるのじゃ。じゃが全部吹き飛ばされるのじゃ。

 アーシェはワシを見ておったのじゃ。恐らく撃っていいか確認しておるんじゃろう。


「死んでも恨まんよのう?」

「構わないさ! やれるものならやってみな!」

 ワシはアーシェに頷いたのじゃ。リーレとリーグが並んで巨大な火球を飛ばすのじゃ。

 じゃが火球は弾かれて吹き飛んでいったのじゃった。

「凄いっ!」


「僕も行きます!」

 リューンは龍に雷の加護を乗せて吐かせるのじゃ。じゃがこれも楽々弾かれるのじゃ。

「ではワシとジーナの出番じゃのう?」

「私も参加させてください」

 ルナが加わり、ワシとジーナとルナで赤主を溜めるのじゃ。

「狐依ラブハーレム砲じゃ!」

 ワシらのエネルギーがクレオさんにぶつかるのじゃが……これも弾かれてしまうのじゃ。

「皆よ、これは強敵じゃぞ。全員の力を合わせる必要があるのじゃ」


 ワシとジーナとルナは狐依ラブハーレム砲を、テンカは風の加護の弓を、アカミは火の加護の魔犬の炎を、アオとアナは振り回したハンマーを投げる用意を、ハフは弓を、アーシェはリーレとリーグと共に魔法を、リューンは龍に雷の加護を付けて咆哮を、一斉に同時に放ったのじゃった。

 今のワシらの遠距離全力じゃった。これで敵わないなら諦めるしかないのじゃ。


 弾かれるかと思った次の瞬間じゃった。クレオさんが弾かれて吹き飛んでいったのじゃった。

 ワシらが助けに向かうと、クレオさんはゆっくり立ち上がり笑っていたのじゃ。

「あんた達凄いねぇ。流石に負けたよ。どうだい? 今の実力をしれた気分は?」

「すごく楽しかったのじゃ! クレオさん、ありがとうなのじゃ!」


 依頼成功として報酬をたんまり貰ったワシらは、クレオさんに今後どうするのかを聞くのじゃ。

 クレオさん自身がまた、自分の実力が今どこにいるかを確認したのじゃからのう。

 クレオさんは悩んだ後、ヌエ様の所に行ってみるよと言って北に旅に出たのじゃった。

 ワシらは別れた後、一泊するのじゃ。


 皆汗だくじゃった。それもそのはずじゃ。クレオさんは一回も攻撃に回っていないのにあの実力じゃった。

 魔王の力も色々と強化せねばならんかもしれんのじゃ。でないと、ワシやジーナがいくら強くなっても皆がついてこれないのじゃ。

 ペーガさんは魔素について調べるように言っておったよのう?


 ウエホン国の南に位置するのは、魔術師の国だそうじゃ。マジルカ王国みたいなものじゃろう。そこで何かキッカケが見つかるといいなと思ったのじゃった。

 魔王の力も徐々に上げているとはいえ、もっと急激な変化が欲しくなるところじゃな。


 宿で相談しておるとルナがある事を言うのじゃ。

「下位の神はコン様の力も含まれるんですから、神力もあげるべきです」

 信仰心じゃったかのう? ワシの力も強めていかねばならんよのう。

 そしてワシはルナの頭を撫でるのじゃ。

「ルナも強くなろうなのじゃ」


 巫女の力を底上げするもの、魔法も扱える巫女だからこそ、何か変化が必要なのではないかとワシは思うのじゃ。

 翌日、次の魔術師の国へ行こうとしたワシらはある情報を手に入れたのじゃった。

 それはその国へ行くまでの間に神社があるという情報じゃった。


 ワシらはこの大陸での青依神社に寄っていくことになったのじゃった。

次の国へ行く前に神社に行くのじゃ。勿論温泉もあるぞい!


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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