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君と歩く
この道は
いつもは簡素な大通り
だけど今日は
多くのお店が建ち並ぶ
年に数回のお祭りです
活気溢れるお店の人
両手いっぱいの買い物袋を
スキップしながら回す人
泣きながら
必死におねだり可愛い子ども
余計なことは考えず
思う存分楽しもう
年に数回のお祭りを
年に数回の笑顔な君と
思う存分楽しもう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
空が赤に染まっていく
通りの人は減ってきた
君は帰ろうと私に言う
私は言葉を飲み込んだ
沈黙が私達の背を押す
決意が君の足を止めた
君の贈り物を私が貰う
私は言葉を吐き出した
私は帰ろうと君に言う
空がまだ、赤いうちに
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夢を見た
君を追う夢
君と並ぶ夢
君を追い越す夢
君の顔は朧げで
君の影だけが
君だった
夢を見た
影が消える夢
いや
私が、消えるユメ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
旅に出る
君は言った
より多くの人を助けて
あの人に認めてもらうために
この美しい街を飛び出して
君は蟻になろうとしている
蟻だった私
蟻になる君
私はもう一度
蟻になる
孤独ではない
蟻になる




