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目が覚める
白い世界が飛び込んでくる
鼻がツンッとする
ここは、天国?
いいや、違う
呟き返したのは
仏頂面な
天使だった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
煉瓦で化粧した街を
私は歩く
隣で流れる小川の音
和気藹々とした人の声
右と左を通り過ぎ
頭の中で混ざり合う
花の匂いが私を留め
君のお家をノックする
返事がないのはいつものこと
不用心なのもいつものこと
扉を開けると君がいる
悩ましげな、君がいる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
君はいつも忙しそう
仕事がない日も椅子に根を張り
コーヒー片手に愚痴を吐く
君はいつも苦しそう
誰かに認められたいのかも
誰かに見つけて欲しいのかも
私はいつもそんな君に
黄色い花を贈ります
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
仕事の邪魔だ
あっちに行け
君はよく言うけれど
照れ隠しだ!
かわいい!
私は見つめているだけです
呑気な奴だ
勉強しとけ
君はよく言い放つけど
ふむふむなるほど
そうことか
私はあなたを勉強中
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
家に帰ると
私はひとり
月光が窓から入り込み
壁に君を映し出す
壁に触れると
消えてしまう
寝返りすると
見えなくなる
家に帰ると
私は独り
夜のカーテンを
閉じている




