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ナターシャ  作者: ロミナント
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街歩きは旅の基本


君は仕事で私は暇です


耳を澄ませば水が沸き


目を凝らせば火花が見える


蒸気機関で動く街


彼の歯軋りが音楽を奏でる


傲慢な私は指揮台に立つ


奇怪の目こそが私の聴衆


機械の街こそが私の楽器


指揮する指先に水滴が宿る


汗と蒸気が混ざり合い


生まれた楽譜を指でなぞる


音符が私の指に纏う


指を振る度に音が鳴る


遠くの方にも奇怪の目


リズムに合わせて君が来る


何やってるんだと君が問う


仕事終わりの君が問う


指揮棒振り上げ私は言う


頬をつついて私は言う


「これにて閉幕。お疲れさま」







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