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青い空
黒い雲
アグリの北側に
灰色の雨が降っている
それはやがて大地を潤し
侵略者の足跡を消す
原初の大地に還る
私と君は迂回する
決して足跡を残さぬよう
慎重に、息を止める
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白い煙に覆われた
機械仕掛けの街に来た
どこもかしこも職人だらけ
あちらこちらで車輪が回る
水の空気が暑過ぎて
すぐに服を脱いでしまう
思わず視線を逸らす君
急に恥ずかしくなった私
空に憧れたこの街で
私たちは下を向く
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宿もやっぱり
カラクリ仕掛け
お部屋はまるで秘密基地
ボタンの数が多すぎて
何が何だかわからない
君は非常に満足そう
そんな君に私も満足
だけど、それでも、だとしても
ベッドの硬さに不満があります




