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サラ
サラ
サラサラ
手から砂が零れ落ちる
パラ
パラ
パラ
雑草を揺らす
ドカン
灰色が崩れる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
色が無い
緑も
青も
黄色もない
けど、赤はある
私は今日、私の色を知った
色が無い
街の、色が無い
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
三角山のお家がいっぱい
みんな
みんな
形は一緒
私のお家はあそこのあそこ
ひとりで座って
詩を書いている
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は逃げる
色の無い
あの街から
私は進む
真っ黒な
夜の下を
私は
私は
何処に、向かってるんだろう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
暑さが身体を包み込む
砂が鼓膜を麻痺させる
風が両目を風化させた
下を向けば私の顔
私は今、砂漠の海に立っている
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ふらふらと
砂漠の蟻が歩いてる
ゆらゆらと
朧げに見える街を目指して
ザラザラとした
時代の道に乗ったとき
大地との
ファーストキスをした




