表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

おー、ま

お久し振りです。

久々過ぎてどーしよーとか色々迷走中です。

この人の視線が鋭くて痛いや。

中身16歳だからいいものの、0歳児だったら泣くね。


「…」


「…」


どちらも一言も話さない。

真上から俺を見下ろすダンディーな人はパパの弟だそうです。


今日は両親共に外せない仕事が入ってしまった。

で、この人は俺のお守りを任された。

…うん、俺としては女性が良かったな。

だって分かる!?男性てね、子どもを抱きかかえる時とか、それはもうこっちがハラハラするほど緊張してガチガチなのよ。例えば、パパとかパパとかパパとか。


「…あ、う。」



「…」


ちょっと気まずくて声出したけど反応なし。

この人、本当にパパの弟さん?

静か過ぎだよー。

パパなんて一日中話しかけてくるのに。


窓の方向に目をやれば太陽は南。

…お腹空いた。


「ふ、ふぇ、あ゛ー!!!!」


「…」


赤ん坊になると感情表現の加減がなかなか出来ない。

笑うか思いっきり泣くかの2つの感情表現。

言葉を伝えられたらいいのに。


「…お腹が空いたのか。」


「あ゛ー!!!!」


分かってくれたー!

でもスミマセン泣き止めれないです。


弟さんは俺の側を離れるとどこかに行った。

近くから食器のガチャガチャという当たる音が聞こえてくる。

あ、用意してくれてるのか。


「ほら、できたぞ。」


(一部の)男性にとって難関の抱っこ。

弟さんは俺を慣れた手つきで優しく抱き上げミルクをくれた。


「…ブフゥ。」


お腹がいっぱいになって思わずゲップが。

弟さんごめんなぁ、臭いだろ。

反応が気になって見上げたら、優しい顔がそこにあった。


「初めまして、レオのおじさんのロキ(Loke)だ。」


「おー、ま?(おじさん)」


微笑んだ顔はパパに似てて。

お腹がいっぱいで気持ちが良かった俺は

頭を撫でる手に安心して寝た。


寝る直前に思ったのは

ロキの手つきがパパに似てるな

ということだった。



(ただいまー!!!!レオー、パパでちゅよー!大好きなパパが帰ってきましたよー!!!!)


(アニキうるさい。レオが起きる。)


(ちょ、何その特等席。ロキ、アニキの命令だ。そこ代われ。)


(…)


(あら、ロキぐっすりねー)


(義姉さん、おかえりなさい。)


(ただいま。パパうるさいわよ。ちゃんと抱っこ出来ない人にレオは渡せません。)


(ちょ、ひどいです!!!!)


((うるさい))

読んでいただきありがとうございました。

ご意見、ご感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ