1-4 魔法制御のブレスレッド
「ふわぁ。よくねた」
今日は何か大切なことがあったような…。
あ、そうだ!
けんのれんしゅうをするんだった!
「おとうさん、おかあさん、おはよう!」
「おはよう。今日は起きるのがはやいね」
「うん。だって、きょうはけんのれんしゅうをするんでしょ!」
「ははは、げんきだね。朝食を食べ終わったら早速練習しようか」
けんのれんしゅう、楽しみだなぁ。
あ、けど、らとちゃんともれんしゅうのやくそくしてたような…。
どうしよう。
「おとうさん、朝ごはんたべおわったあと、ちょっとまってて!」
「本当に、明水はらとが好きだね。でも、好きだからと言ってえさをあげすぎないでね」
「は〜い」
もしかしたら、おとうさんとおかあさんってわたしがらとちゃんと話してること、しらないのかなぁ?
らとちゃんにそうだんしてみようかな。
「らーとーちゃん」
『はーい。どうしたの?』
「あのね、まほうのれんしゅうどうするの?」
『夕方に森でやろうかと思ってるんだけど、どうかな?』
「それがいい! あとね、らとちゃんに聞きたいことがあるんだけど…。」
『何?』
「わたしがらとちゃんと話せてるってふつうじゃないの?」
『そのことなんだけどね、明水は全部の魔法が使えるって言ったでしょ』
「うん」
『そのおかげでらととも話せるんだと思う。らとはそれが明水の使える魔法なのかなぁ? って思ってたんだけどね』
えーと、つまり…。
「おとうさんとおかあさんはわたしがらとちゃんとしゃべれることをしらないってこと?!」
『多分そうだと思う。そういえば、お父さんとお母さんから、魔法鑑定は受けた?』
「ううん。明日やるって」
『じゃあ、渡しておきたいものがあるんだけど…。今渡していい?』
「うん。いいよ」
『はい』
なんだろう?
これ、ブレスレッド?
『これは、魔力制御のブレスレッドだよ。明水の使える魔法が全部ってわかったら、お父さんもお母さんもびっくりしちゃうでしょ?』
「たしかに。とってもおどろきそう」
『このブレスレッドをつければ、明水の使える魔法は水魔法ってことになるから』
まりょくせいぎょのブレスレッドって、べんりだね〜。
「これで、おとうさんとおかあさんはおどろかない?」
『うん。剣の練習、いってらっしゃい』
「いってきま〜す」
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「おとうさん、けんってどうやって持つの?」
「右手はつばの近くを持って、左手はーーー」
この後は、おとうさんとけんのれんしゅうをたくさんした。




