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特殊な力を持つ少女は動物たちとのんびりライフをおくりたい  作者: 麗笛
二章 学園生活と第二皇子
33/35

2-12 いじめに加担した人数

「ねえ、らとちゃん」

『どうしたの?』

「今日って、学校に戻る日?」

『そうだよ』


はやすぎるよー。

まだ家に居たいなぁ。

でも、甘えるのはよくないよね。


「そういえば、秋月様大好き組は学校にいるのかな?」

『いないと思うよ』

「そっか。ちょっと安心」

【けど、これでいなかったら、本当に陛下に進言したってことだよね】

『まあね』


わたしも、陛下に会ってみたいな。

そんなに簡単に会えないと思うけど。


「明水、もう行くのかい?」

「うん。次は、一ヶ月後かな?」

「そうね。元気でね」

「はーい」



※※※※※※※※※※



「はぁ。馬車の中って、疲れるなぁ」

【まあ、座りっぱなしは疲れるよね】

「なんか、遊ぶものない?」

『ないよ』

「えっ?!」

『忍耐力もつけなきゃ』

「にんたいりょく? って何?」

『つらいこととかに、耐える力』


つらいことに耐える力って、必要なのかな?


【明水、苦手そう】

『でも、忍耐力は必要だよ』

【確かに】

「でも、九時間もただ座ってるだけは疲れるよ」

『じゃあ、クイズしよっか』

【なんのクイズするの?】

『自分の知恵をふりしぼれ! 積成国クイズー!!』

【え?】

『クイズに正解すると、景品をもらえます』

【らと、どういう────】

「らとちゃん、ほんと?!」

『うん、80パーセント正解したら、景品をプレゼントするよ』

「やった! がんばる!」

【まさか、これで明水に知識を叩き込むとか?】

『違うよ。知識を授けるんだよ』

【結局一緒じゃん】

『はい、第一問! 爵位の順番を言ってください』

「えーっと、一番下が子爵で、二番目が侯爵」

【…………】

「三番目が公爵で、四番目が伯爵。一番上が男爵!」


確か、こんな順番だったはず。


『不正解』

「え? どこが?」

『全部だよ』

「けど、公爵と侯爵はつながってるんじゃないの? それに、男爵は一番のはず」

『それぞれはあってるんだけどな……。はい、りた、正解は?』

【上から順番に、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵】

『正解!』


りたちゃんすごい!

わたし、覚えるの苦手なんだよね。


「そっか。男爵は一番下なんだ」

『じゃあ、第二問! 妖精は、何種類魔法を使えるでしょう』

「一種類!」

【…………】

『……精霊は?』

「全部!」

『不正解』

「え?! なんで?!」

【明水、逆だよ】

「逆?」

【うん。妖精は全部の魔法を使えるけど、精霊は一種類しか使えない】

「難しいね」

『明水でも答えれそうな質問……なんだろう?』

【らと、多分無理】

『確かに。じゃあ、クイズは終わりにしようか』


クイズ終わりかぁ。

もうちょっとやりたかったな。


「ねぇ、簡単なクイズでいいからやろうよ」

『うーん。なんのクイズにしようかな』

【魔法のクイズは?】

「あ、いいね!」

『じゃあ、魔法のクイズにしようか』

「うん」


魔法だったら、答えれる自信がある。

魔法は面白いからね。


『魔法のクイズ、第一問! 魔球は、どんな魔法でしょう?』

【さすがに、それは難しいんじゃない?】

「魔球は、魔力を測るために出すボールみたいなもの!」

『正解』

【おぉー。それは覚えてるんだ】

『第二問! りたが昔、明水に教えた、部屋から小屋に移動する方法はどんな方法でしょう?』

「光魔法の清澄を使った後、風魔法の運搬を使う!」

『正解』

【よく覚えてるね】

『第三問! 月魔法とは、どんな魔法でしょう?』


どんなのだったっけ。

けど、最近思い出した気がする。

あ、秋月様大好き組の時か。

確か………。


「妖精が編み出した魔法で、時間をあやつれる魔法!」

『正解!』

【熱意すごいね】

『じゃあ、どんどん出していくよ』


全問正解、がんばるぞー。

えい、えい、お〜!



※※※※※※※※※※



【まさか、本当にずっと魔法のクイズをやり続けるとは思わなかった】

『まあ、明水だからね』

「クイズ、楽しかった」

『よかった。でも、ここからは気を引き締めてね』

「うん」


今は、学園が目の前にある。

もし、秋月様大好き組を見かけたら、逃げたらいいだけだし。

大丈夫だね。


「じゃあ、行ってくるね」

『また、今日の夜に話そうね』

「うん」


らとちゃんとりたちゃんは心配してるけど、本当は部活に行きたかったから、はやく学校に戻りたかったんだよね。

お父さんとお母さんといるのも楽しいけど。

教室に入ると、人が全然いなかった。

なんで?

今教室にいる人に聞いてみよっと。


「すみません。教室に人があまりいない理由を、知っていますか?」


やっぱり、口調を変えるのは難しい。

これで、あってるかな?


「実は、クラスメイトの一人いじめられていたそうなんですの」

「へぇ、そんなことがあったんですね」


あ、それ、多分わたしだ。

それにしても、もう広まってるの?

はやくない?


「それで、いじめられてた人の親が陛下を脅して、いじめている人を退学させるように進言したらしいの」

「陛下を、脅したのですか?」

「えぇ、脅したらしいわ。そんなことがあったため、人数が少ないのよ」

「なるほど」


陛下を、脅したの?

そこまでする?

しかも、そこまで凶悪ないじめじゃないって説明したにもかかわらず?

……お父さん怖い。


結局、クラスメイトの二十人が退学することになった。

…………三十人中。

うそでしょ?

そんなに関わってたの?

それとも、陛下もいじめている人を脅したとか?

しかも、隣のクラスも十人退学したらしい。

こっちも三十人中。

つまり、三十人いじめに関わってた。

ほんとに関わりすぎ。


結局、隣のクラスと合併した。

さすがに十人クラスは、だめだったみたい。

楽しそうだから、そのままでもよかったんだけどね。

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