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特殊な力を持つ少女は動物たちとのんびりライフをおくりたい  作者: 麗笛
二章 学園生活と第二皇子
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2-8 明水がいじめられると、学校が崩壊する

『さて、明水。そろそろ、問題を解決したいと思わない?』

「問題?」


そんなの、あったっけ?

まさか、宿題のこと?

でも、そろそろって言ってたから、前からあったことだと思うけど………なんだろう?


【まさか、心当たりがないの?】

『……かもね』


うーん、そんな問題あったかな?


「らとちゃん、答え教えて!」

『え? ほんとにわかんない?』

「うん」

『本当に?』

「うん」

『らとが言ってる問題っていうのは、秋月様大好き組の嫌がらせのことだよ』


あ〜。


「あれ、問題なんだ」

【りたは十分問題だと思うよ】

『らとも』

「でも、解決って、どうやってするの?」

『らとが証拠を見せたらはやいんだけど、明水はどう思う?』

「らとちゃんは、出ない方がいいと思う」

【なんで?】

「だって、上級妖精ってばれたら、一緒にいれなくなるかもでしょ?」

『うん』

「だったらいや」

『じゃあ、別の方法を考えよう』


動画を撮る、のはだめだろうなぁ。

こっちが怒られちゃう。

かといって、らとちゃんが証拠を見せるのもなぁ。

わたしは、花魔法と水魔法しか使えないことになってるし。


『りた、なにか思いついた?』

【そういう聞き方をしてくるあたり、らとはもう思いついてるんでしょ】

『うん。でも、りたの意見を聞きたくて』

【今のところは、思いついてない】

『はい、じゃあここで、タイムアップ〜』

「え、もう? まだ全然考えれてないのに」

『まあ、時間がないからね』


ていうか、らとちゃんの言い方的に、もともと考えていたんだろうな。

案があるならいいけど。


【で、らとが思いついたのはどんな方法?】

『簡単だよ。明水の親に頼る』

「わたしの?」

『うん。明水の親は喜んで駆けつけて、解決してくれると思うよ』

「でも、どうやって連絡するの?」

『じゃあ、ここで問題! ジャジャン』

【ジャジャンって、自分で言うんだ……】

『そこはいいから。来週の金曜日は何の日でしょう?』

「何の日?」


なんだろう?

何か、行事あったっけ?


「何かの祝日?」

『残念、祝日じゃないよ。そもそも、祝日ってまとめすぎだし』

【じゃあ、この国の建国日!】

『建国日は、来週の土曜日だよ』

「えっ、そうだったの?」

『うん。知らなかった?』


怒られるかな。

怒られないよね。

怒られたらいやだな。


『まあ、建国日って覚えなくてもいいしね』

「そうなの?」


よかった〜。

これで覚えろ、とか言われたら、叫びたくなっちゃう。


『でも、いずれは覚えた方がいいと思うな』

「…………はーい」

【で、正解は?】

『正解は、領地に帰る日でした』

【そんなのあるの?】

『うん。詳細はよくわからないんだけどね。ここって、全寮制じゃん』

【そうだね。でも、それと関係あるの?】

『ここからはらとの推測なんだけど、多分偉い人たちが家に帰りたいって、言ったんだろうね』

【あ〜。先が読めてきた】

『たとえ先生でも、偉い人に言われたら、そうするしかない』

「それで、領地に帰る日ができた、ってこと?」

『うん。おそらくそう』


へー。

でも、二週間に一回帰るってことなの?

帰りすぎじゃない?


『ちなみに、来週の金曜日の次は、そこからさらに二週間後に帰る。その次からは一ヶ月に一回だよ』

【どっちにしろ、帰りすぎな気がする】

『まあ、貴族だからね。領地や家族が恋しいんじゃない?』

【なるほど。でも、なんて伝えたらいいのかな?】

「確かに……」


お父さんとお母さんに、いじめられてるって言ったら、どうなるだろう?

…………学校に行けなくなるかもしれない。

かといって、言わなかったら悪口言われるんだよね。

わたしはそんなに気にしていないんだけど、らとちゃんとりたちゃんは気にしてるっぽいし。

ぼんやりと伝えても、結局、はっきり言ってってなって、学校に行けなくなるかも。

どうしよう……。


【で、らとはどうすればいいと思ってるの?】

『らとはね、そのまんま伝えたら、学校に行けなくなると思う』

「やっぱり、そう思うよね」

『けど、いじめは止めたいでしょ?』

「うん。だって、らとちゃんとりたちゃんは、わたしがいじめにあってるの嫌でしょ?」

『うん』

【待って】

「何?」

【明水自身は、どう思ってるの?】

「わたしは、どっちでもいい」

『………さすが明水、って感じだね』

【うん。そんな気はしてたけど】


二人とも、わたしのために怒ってくれてるのかな?

だったら、うれしいな。


「で、どうすればいいと思うの?」

『学校の先生とかクラスが悪いわけじゃない。ただ、その秋月様大好き組だけが、悪いって言うのを強調して言えばいいと思う』

「けど、名前全員わかんないよ?」

【そこは、覚えるか、リストみたいなのを作っておけばいいと思う】

「はーい、了解」

『次に、言い方ね』

「言い方? ただ言うだけじゃだめなの?」

『できるだけ、明るく言ってね。軽いノリで』

【なんで? 暗く言った方が、効果はあると思うんだけど】

『りた。明水は、学校に行きたいんだよ』

【? でも、明水をいじめる人はいない方が……】

『多分ね、暗く言ったら、学校が崩壊する。物理的に』

「物理的に?」

『うん。だから、できるだけ明るく言ってね』

「うん、わかった」


とりあえず、らとちゃんとりたちゃんはもう怒ってないみたい。

よかった〜。

あの二人は、怒ると絶対怖い。

あけましておめでとうございます。

今年はもっと、投稿をがんばります!

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