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特殊な力を持つ少女は動物たちとのんびりライフをおくりたい  作者: 麗笛
二章 学園生活と第二皇子
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2-5 攻撃突出クラブの見学

次は、攻撃突出クラブだね。

どんなところなんだろう?


カン カンカン


あ、なんか音が聞こえる。


カン カン  カァァン


「勝負あり!!」


…………ちょっと、厳しい系かもしれない。

けど、躊躇してたらだめだよね。


「失礼します!」

「あ。一年生だ」

「…………一年生?」

「やった! 一年生来た〜」


なんか、思ってたのと違う。

もっと厳しいのかと思った。


「こんにちは。新入生かな?」


この人、優しい。

てつ先輩も優しかったけど………威圧感があったしね。


「はい。一年生の、鏡止明水です」

「一年生が入ってくるのは久々だね、雪」

「………確かに」

「あの、雪先輩、松先輩、あいさつをした方がいいのでは……」

「そうだね。ありがとう、桜」


ここは、上下関係があるんだ。

魔法実践クラブは、なかったから、びっくり。

まあ、上下関係があるクラブの方が、多いのかもしれないけど。


「私は一之松(いちのまつ)。副部長だよ」

「わたしは、柏中桜(はくちゅうさくら)だよ!」

「…………一之雪(いちのゆき)。部長……」

「ごめんね、明水。雪は、人と話すのが苦手なんだ」

「いえっ、全然大丈夫です」


雪先輩と、松先輩と、桜先輩だね。


「えっと、よろしくお願いします」

「うん、よろしくね」

「明水ちゃん、よろしく!」

「…………よろしく」


あ、兼部してもいいのかな?

魔法実践クラブの先輩はいいって言ってたけど、こっちはいいかわからないしね。


「あの、松先輩」

「何?」

「兼部ってしてもいいですか?」

「うん、いいよ。私もしているしね」

「何のクラブに入っているんですか?」

「私は剣道クラブと、弓道クラブに入っているよ」

「桜先輩は?」

「わたしは、魔法実践クラブに入ってるよ」

「あ! 一緒だ〜」

「一緒? ということは、明水ちゃんも魔法実践クラブに入ってるの?」

「はい!」


桜先輩も、魔法実践クラブ入ってるんだ。

すごい偶然。


「じゃ、じゃあ、てつ先輩知ってますか?」

「うん、知ってるよ〜。威圧感があるんだよね〜」

「てつ先輩って、優しいのにどこか怖いって感じがして………」

「うんうん。わかる〜」

「あ、桜先輩って何年生ですか?」

「わたし? わたしは五年生」

「てことは、ゆう先輩と同じ? ですか?」

「うん。そうだよ」

「ゆう先輩って、ちょっと怖いけど、優しいっていう感じな気がします」

「そうそう。ゆうは、ほんとは優しいんだけどね。ちょっと口が悪かったり、オーラが怖かったりで、クラスの人とかに避けられてるんだよね」

「そうなんですか? いい先輩なのに……」

「せい先輩も、すごいよね〜」

「わたし、せい先輩とゆう先輩が戦ってるとこ見たんですけど、めっちゃジャンプしてました」

「せい先輩は才能があるんだろうな〜。逆に、ゆうは努力派だよね」

「そうですね」


桜先輩と、話すの楽しいな〜。

やっぱり、同じ人を知っている人と話すと、会話がはずむよね。


「…………松」

「ん? どうしたの? 雪」

「………桜が、すごく楽しそう」

「そうだね。表情がいきいきしてるね」

「前は、少しさみしそうだったのに………」

「明水の影響だろうね」

「…………明水、の?」

「うん。あの子は、ずっと笑顔だからね。桜が楽しそうで、うれしい?」

「うん………」

「そっか。よかったね。まあ、雪も少しでいいから、明水とコミュニケーションとってみたら?」

「うん。頑張る」


あ、そうだ。


「雪先輩、雪先輩」

「………何?」

「雪先輩って、兼部してますか?」

「してない、けど………学校とは別で、習い事はしてる」

「どんな習い事ですか?」

「魔法の実験………」

「え…………」


魔法の実験?


「……嫌われたかな……」

「さあ。まあ、明水がなんていうか、聞いといたら?」

「………大丈夫かな」

「珍しいね。雪が、そんなに嫌われるのを怖がってるなんて」

「だって…………」

「だって?」

「………松が、コミュニケーションをとってみたらって………」

「そっか。うれしいな。私の意見を聞いてくれるなんて」

「雪先輩、可愛い」

「? 桜、雪はいつでも可愛いよ?」

「そうなんですけど。いつもは、とてもかっこよくてきれいなのに、今は、可愛いんです! すごく!」

「なるほど。確かにね」


魔法って、扱うのかなり大変らしいんだよね。

らとちゃん曰く、

『魔法は、感覚をつかむのがむずかしい』

らしい。

あと、他にも、

『魔法は学校に入るまで習うことは少ないから、苦手な人が多いんだよ』

とも言ってた。

そんな魔法を、実験するって、


「かなり、すごくないですか?」

「…………え?」

「魔法は、扱うのがむずかしいって、わたし、聞いたことがあるんです。そんな魔法を使えて、実験できるって、すごくないですか? しかも、先輩はかっこよくて、綺麗なんです! かっこよくて、きれいで、魔法もすごいって、先輩はもう、最強ですね!」

「…………」


あ、しまった。言いすぎたかな。

思ったことを、伝えただけなんだけど。


「………明水」

「はい。何ですか?」

「あ………ありが、とう」

「? 何に対してですか?」


どういうことだろう?

もしかして、魔法がすごいって言われたことなくて、びっくりしたとか?


「雪先輩、わたし、ほめるのは得意なので!」

「「…………」」

「明水ちゃん。何でそういう結論になったの?」

「あ、えっと。先輩がお礼を言った理由は、わたしが先輩のこと、ほめたからかなって思って」

「「「…………」」」

「で、それだったら、わたしはほめるの得意だから、ちょうどいいかなって。あ、先輩をほめるって、変ですよね」

「ふ、ふふふ。明水が、雪をほめる……」

「明水ちゃんの発想って、すごい」


あれ、だめだったかな?


「先輩、今のは気にしなくていいです」

「明水」

「はい」

「さっきのお礼は、多分普通に接してくれて、ありがとうってことだと思うよ」

「よくわかんないけど、先輩の力になれたなら、よかったです」



※※※※※※※※※※



「明水ちゃん。絶対、攻撃突出クラブに入ってね」

「? はい。入ります」

「明水。そろそろ、帰る?」

「はい。他のクラブも見るので」

「じゃあ、また今度ね!」


次はどこに行こうかな。

〜学校の先輩の見分け方〜


魔法実践クラブ

てつ 一人称:私  その他:丁寧な言い方

せい 一人称:ぼく その他:語尾を伸ばす

ゆう 一人称:俺  その他:口が悪い


攻撃突出クラブ

雪 一人称:私   その他:しゃべるのが苦手

松 一人称:私   その他:優しくて、人のことを思ってる

桜 一人称:わたし その他:明水のことを「明水ちゃん」という


てつと松は、喋り方が似ています。

違うのは、性別と、威圧感があるかどうか、です。


私とわたしの違いですが、

 私 :かっこいい、きれい系

わたし:可愛い系

となっています。

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