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閑話 1-5、魔法の練習の後 らと視点

『じゃあ、明水。せっかくだから空間魔法を使って、どこかに行ってみようか』

「やった〜! でも、どこにいくの?」

そっか、明水ってリョウビ市から出たことがないのか。

それなら…。

『コウリョク山に行かない?』

「えっ! コウリョク山ってきけんじゃないの?!」

『確かに危険な場所もあるけど、山頂から見る景色は絶景なの!』

「そうなの? それなら見てみたいなぁ」

『何言ってるの? 今から見に行くんだよ』

「でも、大変じゃないの?」

『大変だから、空間魔法を使うんだよ』

「空間まほうで山の上まで行けるの?!」

『うん。じゃあ行こうか。"我の命に従い、現れよ。空間魔法、転移!"』


※※※※※※※※※※


「わあ! きれ〜!」

『どう?絶景でしょ?』

「うん。めっちゃきれい! らとちゃんすご〜い」

よかった。

明水が喜んでくれて。

そういえば、明水は魔力制御ができてないんだよね。

どのくらいの大きさなのか、ちょっとみてみたいかも。

『ところで、今の技使ってみたくない?』

「つかってみたい! どうやって出すの?」

『転移を使う時は行きたいところを思い浮かべて呪文を言うの。山! とかでもいいんだけど……。下手すると戻れなくなるから』

どのくらいの大きさになるんだろう。

二倍か三倍くらいかなぁ。

「は〜い。じゃあ、さっきいたらとちゃんの小屋をイメージする。"われのめいにしたがい、あらわれよ。くうかんまほう、てんい!"」

『え?』

転移の時には空間魔法を人が通れるくらいに広げるんだけど…。

明水の空間魔法はらとの五倍の大きさだった。

『明水は相変わらず予想外だね』

「ありがとう?」

『まあ、とりあえず通ってみよう』

「わかった」

通り抜けると、確かにらとの小屋なんだけど。

『明水。多分だけどここ…。』

「何?」

『らとの小屋の……屋根の上だ』

「え〜〜?!?」

何でだろう?

ちゃんと出来てたと思うのにな〜。

「らとちゃん。もういっかいやってみていい?」

『いいよ。じゃあ一旦もどるね。"我の命に従い、現れよ。空間魔法、転移!"』




「よ〜し。こんどこそ小屋のまえにでれるようにしよう。われのめいにしたがい、あらわれよ。くうかんまほう、てんい!」

『…あれ?』

「……どこここ?」

『……明水多分ここは違う人の小屋の前だ』

「う〜ん。なかなかうまくいかないなぁ」

『……今日はあきらめようか』

「…うん」

今回は失敗だったけど、次は成功するといいなぁ。

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