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1-10 パーティーの準備

夜中の8時30分、わたしはらとちゃんの小屋の前で魔法を練習していた。

『よし、じゃあもう一回やってみよう』

「は〜い。"われのめいにしたがい、あらわれよ。かんていまほう、まきゅう!"」

「"我の命に従い、現れよ。鑑定魔法、魔視!" …うん、出来てる」

「やった〜。やっと成功した〜」

『明水、あんまり大きい声を出すと、気づかれちゃうよ』

「そうだった…。気をつけないと…。」

わたしは夜中にこっそり抜け出して、かんていまほうのまきゅうをれんしゅうしていた。

夜の7時30分から始めたのに、成功した今はなんと8時30分。

一時間もかかっちゃった。

けど、やっと成功したんだよね。

『明水。成功したけど、これが第一歩だからね』

「そ、それはわかってるけど…。でも、一歩でもすすんだんでしょ?」

『まあ、そうだね』

それにしても、これでやっと一歩か…。

それはともかく、これでまりょくせいぎょができるようになった。

『じゃあ、今日はもう寝ようか』

「は〜い」

『あ。……明日パーティーしようね』

「うん!」


※※※※※※※※※※


「おとうさん、おかあさん、おはよう!」

「おや、今日はいつもより明るいね。何かあったのかい?」

「えっ。そんなことないよ」

「そうか。じゃあ気のせいかな」

セーフ。

ばれなくてよかった〜。

「じゃあご飯を食べようか」

「は〜い。いただきま〜す。あ、そうだ。今日らとちゃんと一緒にいるから」

「そうか。それならご飯を持っていってくれるかい?」

「は〜い。わかった〜」



※※※※※※※※※※


「ら〜とちゃん。きたよ」

『速かったね、明水。じゃあ、早速やろうか』

「うん。…でも、わたしらとちゃんのごはんしか持ってないよ?」

『大丈夫、大丈夫。"我の命に従い、現れよ。夢幻魔法、割烹!"』

「わぁ!」

りょうりをする場所が出てきた。

らとちゃんはやっぱりすごいなぁ。

『明水、何が食べたい?』

「うーんとね、ローストチキンとピザ!」

『りょうかい。じゃあデザートにチーズタルトも作るね』

「やった〜」

早く食べたいな。

『明水、ちょっと待っててね。…え〜と、鶏肉とタレとピザの種とタルト生地と……。』

らとちゃん、大変そう。

何かてつだえることないかな?

「らとちゃん。わたしがてつだえることある?」

『じゃあ、そこのオーブンに火魔法の灯し火で火をつけて』

「は〜い。"われのめいにしたがい、あらわれよ。火魔法、灯し火!"」

ボウッ

「やった〜。火がついた〜。次は何すればいい?」

『ちょっと待ってね。"風魔法、鮮少刻み!" 次は……"風魔法、混一!" ……ふう。じゃあ、これとこれとこれとこれとこれを風魔法の混一で混ぜて!』

「わ、わかった! "われのめいにしたがい、あらわれよ。風魔法、混一!"」

『終わったら、伸ばして』

「は〜い」

パーティーのためとはいえ、りょうりづくりはつかれるなぁ。

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