プロローグ
ゲームが女性でも一般的に楽しむようなくらいに身近になった近未来、クラスメイトに紹介されてVRゲームを始めた少女小瀬春香が、ゲームの中でオロバスという名前のプレイヤーと知り合うことで、ゲーム自体の秘密に関わることになり、ゲームの謎に挑みながらゲームの中で強くなっていく近未来系作品。
やっと購入できたゲームのダウンロードページに行き、私はVRゴーグルを被りゲームのダウンロードが終わるのを待った。
「やっとゲームが始まる」
こんな気持ちになったのはいつ以来だろうか。幼稚園の時のクリスマスとかにプレゼントで喜んだり、小学生になる前にランドセルを買ってもらい喜んだ時以来だろうか。そのくらい、自分のお金で、それも稼いだお金で買ったというのは考え深い。そんなことを考えているとあっという間にダウンロードが終わり、ゲームが起動される。
『プログラム正常起動確認』
『ⅠⅮとパスワードを入力してください』
「本当に視覚で認証できるんだ。すごい」
『確認しました』
『アバターの設定をこれから行います』
『種族は現在人間のみ選べます』
「それしか選べないのにどうしてこんな画面表示するんだろう。何時かもっと増えるのかな」
『身長、体重は現実の姿に似せることで違和感なく快適なゲームを行うことが出来ます』
『好きな体形でご利用いただけますので、ご自由に選んでください』
『髪型は、前髪、後ろ髪、生え際、側面、結び目、色、数多くのバリエーションがあります。ご自由に選んでください』
「本当にすごいバリエーション。この組み合わせにしよう」
『服装は初期設定では選べません。ご容赦ください』
『女性アバターのみ胸のサイズも選べます』
「ええ、これも選ばないといけないの。普通くらいでいいよね」
『名前の設定はゲーム内で選べるために現在は不要です』
『また、職業選択をよろしくお願いいたします』
「早く、早く」
『何か特別なパスコードがあれば、初期装備に特典が付きます。お持ちでない。確認いたしました』
『それでは初期設定を終了いたします。ようこそ『Only Sense Online』の世界へ。楽しいゲームライフをお楽しみください』
初投稿です。書き溜めしないと書けないので、定期投稿出来るようには頑張りますが投稿ペースがずれたりしたら温かい目で見守ってください。
追記:藍沢エマは清楚(仮)。異論は認める。
なおほか作者様の作品に同じゲームの名前を使った作品がありますが、そちらとは一切の関係がありません。ご了承ください。
以降同じ追記はしませんがご理解お願い致します。