男も女もアイドルが好きなのだ
男も女もアイドルが好きです。
「アイドルなんか嫌いだ」という人でも、心の中にお気に入りアイドルのひとりやふたり大抵は居るものです。
私は男性なので、女性アイドルについて語りましょう。
史上最初の女性アイドルが誰であるかについては諸説あります。古代まで遡ることも可能でしょうが、現代のアイドルにも通じる女性アイドルの元祖は1965年「夢見るシャンソン人形」をヒットさせたフランス・ギャルといわれます。
※フランス・ギャルは名前がフランスで苗字がギャル。フランスのギャルではないので念のため。本名はイザベル・ジュヌヴィエーヴ・マリ・アンヌ・ギャル。
興味ある方はYOUTUBEでFrance Gallと検索してみてください。
ルックスがカワイイ、ちょっと素人っぽい、性格よさそうで軽く天然。そして清純な処女性。
現代でも女性アイドルに求められる属性のすべてを持っていることがわかるでしょう。
「夢見るシャンソン人形」はスポットライトを浴びて恋の歌を歌う自分は、本当は恋したことが無い歌う蝋人形のようだ、いつかは本当の恋をしたい・・・みたいな内容。
ちょっとキョドキョドしながら歌う姿は、今見てもすごくかわいいです。まさにアイドル。
女性アイドルというのは男性の求める理想の女性象の最大公約数です。
つまり男性は「かわいい、性格よい、清純な処女性」を理想の女性としています。
かつて小泉今日子が「なんてったってアイドル」で歌った「清く、正しく、美しく」です。
この標語はもともと宝塚歌劇団のものだったと思いますが、女性アイドルかくあるべしを端的に表現しています。特に「処女性」は最重要な要素です。ヤリマンのアイドルなんて存在しません。
アイドルには「偶像」という意味があります。つまりアイドルとはフェティシュ(呪物)的存在です。彼ら、彼女らは人間であって人間では無い。現実には存在しえないような理想の異性、それがアイドルなのです。
現実では、かわいい女の子はだいたいすぐに彼氏ができますので、処女性が維持されることは難しいです。しかし、アイドルたるもの、何があろうと処女性は維持せねばなりません。いや、生身の肉体を持つアイドルの”中の人”がどうであろうと、ファンをして処女であると信じ込ませるのが、一流のプロのアイドルといえます。
最近では橋本環奈の愛人騒動というのがありましたが、今のところ彼女は上手くかわしています。
彼女のファンは彼女が20歳を過ぎても、男と酒を飲み歩いても、橋本環奈は処女であると信じていますので、かなり筋金の入ったアイドルですが、黄金時代といわれた80年代アイドルはもっとすごかったです。
西村知美というアイドルは「かわいすぎて何かと不自由ではないか」と心配されたほどかわいくて、しかも徹底した清純派。その活動期間中、一切のスキャンダルは無く男の影をまったく見せなかったのも流石でしたが、いちばん凄かったのは元男性アイドルの夫と電撃結婚したときですね。
パニックに陥るファンたちに「結婚はしたけど体の関係は持っていない」と信じ込ませたんですよ。
「結婚はしたけど処女です!」こんな無茶を通したアイドルは後にも先も西村知美だけです。
これを子供ができるまで押し通して、出産後は古いファンをばっさり切り捨てて、女性に人気の子育てママドルに転身したのも見事でした。彼女こそプロのアイドルの鑑といえるでしょう。
繰り返しますがアイドルは人間ではなく偶像です。「アイドルはウンコしない」は至言ですし、ましてやセックスなどしないし、そもそも性欲なんて無いんです。少なくともアイドルとして稼いでいる間はファンにそう信じ込ませなければプロとはいえないでしょう。
ついでで申し訳ないですが、男性アイドルについて。
女性は男性と違い、理想の男性像であるアイドルには特に童貞性は求めないようです。
というか、童貞が好きな女性ってあまり居ません。居てもそれはとても年下の少年に限定されます。
男性のように20歳過ぎても純潔を求めるようなことは無いようです。それだけ女性は現実的なのでしょうか?うーん、そうともいえない。
男性アイドル象を端的に言うと「かわいい、性格いい、童貞ではないがヤリチンでもなく、なぜか女性慣れしていてエスコート上手い、でもやっぱりヤリチンではない」そんなんじゃないですかね?
さて、悪魔な女友達はどう言うだろうか?