妖怪との絆 3
私はこの空間を支える大きな骨組みをつかんで、慎重に登った。
骨の山を下りて、私に殺された妖魔の死体に向かって歩いていく。
私は生きていく。あの何匹の妖魔達も死なせない。
歩いてどれぐらい経ったか、足が擦り切れて、やっと元の場所に戻った。地面の死体を見ていて、私はあぐらをかいて死体のそばに座った。死体に開いている目を合わせて閉じて、独り言を言ってあげた:「安心しよう。私があなたの代わりに子供の世話をするから……だから最後に助けて頂こう。」
そう言ってから、私は死体を担ぎ、再び巣に向かって歩いて行った。
足もとが不安定になり、疲れ、痛みが全身に充満しています。歩くたびに苦しみが伴うと言える。
私は自分の鋭い爪で肩の上の死体の胸を引き裂いて、心臓を取り出して、血が私の全身を垂らした。
死体を背負って歩きながら、心臓を口に入れて噛んで飲み込む。
心臓の中のまだ乾いていない血液が、水分を補充してくれたため、ちょっとよくなった感じをする。
自分が今どんな姿をしているか分からないが……きっと妖怪と同じだよね?
そう思いながら、一歩ずつ、苦しく巣に帰った。目の前には血しか見えなかった。骨の残りかすと黒い毛がたくさんある。
彼らは……食われた……
私は信じない!背負っている死体を捨てて、倒壊した廃墟に走り、必死に探して、まだ生きている一匹のを見つけようとしている……
たとえ一匹だけでもいい……
但し……一匹もいない……
一匹も残してくれない……
私はあの崩れ落ちた巣の上に立って、口もとが止まらない上に歪めて、むき出しの牙を現して、凶悪な笑いは空を仰ぎ見て、その見えない運命に対して言う:“ふんふん……直接私を殺す能力があるなら、かかってこいよ!”
足元の骨を拾い、空に向かって投げ続け、空に向かって叫んでいる。
骨が一つ一つ落ちて、地面に落ちて粉々になって、どんなに叫んでも、空は依然としてそこにある。静かに変化がなく、あなたを絶望させる。
ある時、運命はあなたと敵対していると思う……だが、君は何様か?君には運命に見つめる資格すらない。
崩れ落ちた巣に寝そべって、深い無力感を感じた。
この世界に来てからずっと失敗している。毎回何かを得るたびに、無情に奪われる。
少しの残りかすも残してくれない。
「うう…」かすかな悲鳴が耳に入り、はっとして起き上がって、下の骨をかき分け始めた。とうとう……骨の廃墟の中で一つのちびを見つけた。
まさか一匹が下に押さえつけられて食べられなかったとは、本当によかった……
かわいそうなちびは骨の下に押し込まれて、血だらけの状態で、私は慎重に体の上にある骨を取り外す。
しかし、姿が少しずつ私の前に現れた時、私は彼がとても重い傷を受けたことが見えた。骨が変形して、変な形になっていて、一つの傷は胸から腹まで、中の内臓までも見える。
「私はあなたを死なせない。あなたの命は誰にも妖魔にも奪われない。」
私はそっとその間違った骨に手を押して、彼が反応していない間に、引張り挫く、すぐにすべての骨を一つずつ正位にした。
そして自分の体のぼろぼろの布を引き裂いて、傷口を巻く。
痛くて悲鳴すると思いきや、助けてくれていることを知っているようで、むやみに叫んでいなかった。
本当にしっかりしている子だね。
毛を撫でながら言った。「あなたはもう何もない。私と同じです。一緒にしっかりして生きましょう。」
私は立ち上がって、骨の山を降りて、死体のそばに来て、肉の塊をちぎって、それから帰って肉を口元に送り届けたが、彼は歯をしっかり閉じて、どうしても食べたくない。
たぶん、このにおいを知っているでしょう……これは親だと知っている。
「たとえ私を悪者にしても、今ここに食べ物がなくて、私達はとても虚弱で、生きていくためにあなたが食べなければならない!」その口をつまんで、歯を割って、肉を入れた。
しかし、私が手を離した時、また吐いてしまった。何度も何度も押し込んで、頑固なちびが何度も吐き出された。傷口が裂けて、包帯が血に染められた。
私は彼の頭をまっすぐに支えて、私に向けて、そして目の前で吐いた肉を自分の口の中に入れて、咀嚼して飲み込んだ。
「見たか?私はあなたの親の肉を食べた。憎むか?憎むなら食べてください。そして生きて、あなたが復讐できる日まで生きてください。」
言った後、私は直接死体を引っ張ってきて、新しい肉の塊を引き裂いて強引に口の中に押し込んで、口をしっかりつかんで、吐き出さないようにする。
時間が少しずつ過ぎた。ゆっくりと手を離して、今回は吐いていない。
よかった……そう思いながら、振り向いてもう一度肉をちぎったが、向き戻ったらまた肉を吐き出したのが見えた……
私の目と彼の目と向かい合って、あの双眸はあんなに強情だ。
「あーあ……あなたの勝ちです」
私は諦めた。
妥協した。
彼は私よりも頑固で、何度も負けを認めない。
私は死体を三分の一食べた。この割は多そうに見えるが、この妖怪の体積はとても小さくて、犬と同じだ。
私は自分の腕をかみ破って、口を開けて、自分の血で彼をやる。
やり終えたら、崩れ落ちた巣をもう一度組み立てて、もとよりずっと小さくなった。
横になって休んでいるが、彼はそのまま私を見つめている。
「私をじっと見て何をするつもりか?」私は少しよくない口調で:
「あなたが食べているのは私の血だ。直接肉を食べさせてない。私を殺したいなら、それは何よりである。よく生きてこそ私に仇を討つことができる。」
体をねじって、直接背中を彼に向けて、目を閉じて、眠り始めた。彼はこの機会に私を襲ってくると思ったが、なぜ彼がそうしなかったのか分からない。
今は私も彼も回復と休息が必要だ。
目が覚めるたびに、少量の肉を食べて、かさぶたを剥がして、血をやり終えたら、また寝る。
このようにして、一日一日が過ぎた。目が覚めるといつも虎視眈々と私を見ている彼は、ずっと寝ないと思っていたら——今回目が覚めたら、縮こまって寝ている。
そのぐらいの肉はほとんど食べ終わった。今は体もほとんど回復した。
何匹かの妖魔を食べ物として探しに行かないと。
でも、出かける前に、彼の傷口を確認してみたいので、彼を揺り動かして目が覚めた。
彼は顔を上げて、寝ぼけた目をして、茫然とした顔で左を見て、右を見て、私が見えた。
怒って私にキャンキャンキャンキャン吠えている。多分、私を叱っているのでしょう。
ところで、この生き物は本当に犬科なのか?
包帯を解いてみたら、傷はもう治ったようで、傷跡が残っているだけだ。また詳しく検査してみたら、この妖魔はなんとメスだった。
ははは、本当に醜い、オトコみたい。
「こんなに黒い顔をしている、クロを呼んでもいい?」笑って彼女に言った。
彼女は私が何を笑っているのか分からない。答えもできないので、私が勝手に決めた。
「あなたがクロと呼ぶ!」
私は彼女を置いて言った:「私はちょっと出かけるから。ここにちゃんといてくださいね」
そう言って巣を出て、巣の出口をしっかりと隠した。
方向を見て、中心に向かって歩いて行く。
私は最初にその方向から来た。そこには多くの妖魔がいるはずだ。
そして、ニ三時間を歩いた。
前の遠いところに何かがあったようで、もうちょっと近く行ったら、あれは……妖魔の部落!急いで腹ばいになったが、彼らは私に気づかなかった。彼らは豚の群れと戦っていますから……
そして、どういうわけかわからない、情勢が急に変わった。ほとんどの豚は敵の仲間になって、象の妖怪に従って一部の豚を攻撃する……
——うん?豚?
またよく観察してみると、豚の群れの中には白い毛の猿がいて、赤いマントを着て、手にレタスの筍を持っていて、口の中で何を叫んでいる:
「みなさん!彼らの妖言を信じないで!彼らは象だ。あなたたちとは親戚ではありません。彼らもあなたたちを食べ物にするから。」
最後の言葉は豚たちの痛いところを突いたようで、すべての豚は敵になった。
彼は独り司令官になって、王座を下に落とされて、狼狽するのは地面に倒れて転げ回り、かつての配下に、かつての食物に追われていじめる。
慌てて私に向かって走ってくる……
全身が汚くなって、マントもなくなってしまった……
いや……違う!
私は急に気づいた。このばか野郎は私と関係ない問題にドラックしようとする!
私は急いで起き上がって、方向を変えて側面に向かって走って、長い間走っていた。後ろの威勢のいい奔騰の声はずっと振り落とされなかった。
振り返ってみると、白毛猿は私の後ろから十数メートル離れたところにいる。彼の後ろにはたくさんの妖魔がついている。
「私の後についてこないでくれませんか?」猿に向かって叫んだ。
「私との関係は、どうか遠慮されずに同志。」
彼はにこにこしながら私に向かって手を振って、二、三歩で私のそばに来た。私はびっくりして顎が脱臼するところだった。
私はもう力がなくなってしまい、彼はこんなに速くて…いや、余裕だと言える。
「あなたが……いったい何をしたいのか?」私の心の底力が足りない。もし彼と喧嘩したら彼に勝てないと思う。
「同盟を結びましょうか。一緒にあれらの畜生を全部殺そう。」猿は平気な顔で恐ろしい話をしている。
「冗談じゃないか?私が豚一匹もだめで、私とあなたにその群れを殺すか?」信じられないほど彼を見ている。
彼は私に向かって会釈した。冗談の意味もなく、「大丈夫!あなたにはできる。あなたがそうしたいなら、そう望むなら、例え、ここのすべての生霊を屠殺することもできる。」
「……」
彼を信じない、嘘だと知っている。でも、なぜか分からないが、私はこの能力があると信じたいだ。私は弱すぎて、自分が非凡な人であることを渇望している。
私はもう返事をしない。彼ももう話をしない。私たち二人は黙って妖魔たちに追いかけられて走る。
でも……私の力が抜けそうだ。
もともと背が低くて痩せていて、力があまりない。すべての能力は技法と努力によるものである。もし私がもう少し体が強くなれば、豚一匹も勝てないというほどではない。彼らと同じくらい体が強くなれば……逃げる必要があるか?
必要があるか?
私はこのように繰り返し自分に聞く。
その答えは——必要がない!
これは心から生まれた自傲であり、胸を張る唯一の気持ちでもある。
日本語が変なところもあるかもしれませんので、おかしいところがあれば、是非教えてください。