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希望が見えない未来 1

 真夏のある日、私は街を歩いて、通行人が行き交うのを見て、また帽子のひさしを下に押さえた。

 私は季節に合わない服装は、隣の店のガラスが映っている。コート、マスク、サングラス…

 自分の格好がおかしいと知っている。それは自分の顔がハンサムすぎのせいだ。

 聞くところによると、私が生まれた時、空の北方に祥雲が現れて、だんだん遠くから近くなって、私の家に漂ってきて、イケメンと言う文字に変えた。

 父は私を見て声をからして一ヶ月半泣いていた。

 父は死んでも信じられないのだ。私は彼の染色体が遺伝した子供だと言うこと。何度もナイフを持って私の母のベッドの前に飛び込みまして、私を肉の泥に断ち切りたいと言った。母は死ぬほどかばってこそ、私はやっと生きられた。

 おじいさんの緑内障は何十年になった。一メートルからすれば、人かゴキブリかわからない。

  しかし、私がお爺さんの目の前に現れた時、お爺さんは涙を流して目をつぶって、二度と人に会いたくないと言っていた。

 その後、母親は潔白を証明するために、父親を連れて病院に行って親子鑑定をした。

 お医者さんが布団を開けて、私を一目見ただけで泣いた。鼻水を拭いて言った:「帰ってください。これはあなたの息子ではありません。誰のもないです。人間はこんな立派な子供を産めません。。。」

 実習の女性の看護士さんが通りかかってきて、私を見た刹那、すぐに赤い印肉を探して、私の指紋を採った。ぐるぐる巻いた髪をぱっと散らして、私に囁いてくれた:「長髪は貴方にとどめる。あなたと結婚できないなら、長髪を切り取って、古仏を道連れにする。」

 私は十五歳になってもまだ学校に行かなかった。行ったことがないのではなく、3歳ごろ、幼稚園には半日以上行ったら行けなくなった。全園の子供や先生と院長が狂ってしまって、私のほっぺたは女の子にキスされてスイカのように腫れた。

 幼稚園のおばさんたちが子供を乱暴に殴りまくる。他のものではない。彼女たちと私が同じ年齢に生まれたからのだ。最後は軍警が出動してやっと暴動を鎮めた。

 ある時、私はとても退屈だった。夜、こっそり家を出して、もしもメスの動物を見たら、足を投げ出して走るつもりだったが……

 出かけた後、驚きの絶叫した声だけで、誰も追って来なかった。私は慎重に振り返ってみたら、彼女たちは全部浜辺で倒れていた。

 日本テレビが私を取材しに来た。カメラを持っている人が三回も倒れ、調書を担当した少女は、日本語をイタリア語とスペイン語と混じって書いた。

 放送の時は、テレビ局が顔にモザイク処理をしていたので、翌日は人に壊された。テレビ局に反対のスローガンが何処にも貼られている。

 だから私は本当の素颜で人と接することができない。出かけるたびに自分をしっかりと包んでいかなければならない。

 しかし、年齢とともに、私のハンサムさはますます驚きいた。今はもう鏡を見る勇気がない。原因は、鏡が完璧に私の顔を映すことができないので、毎回毎回炸裂される。

 風が吹いて、いたずらに私の帽子を取った。誰が叫んだか分からない:「見てください。あの世の中で一番イケメンな人!」

 私は急いで否定した:「いいえ、僕ではありません。」

 「いいえ、あなたです!」私のそばに立っていた女の子が私のサングラスを外して、口を押さえていて、目から興奮の血と涙を流して、ショックで倒れた。

 非常にやばいと思う。

 隣のガラスが私の顔を完璧に映らないので、爆裂して壊れて、破片が全身に飛び散ってしまった。

 私を見た人はみんな倒れた。自分のハンサムさはもう人間が耐えられるものだ。

 しかし、空間さえも私の格好良い姿を構築せず、収容できないとは思わなかった。

 私が立っているところの空間が崩壊し、陥没した。

 私はもうこの宇宙に観測されない……

 つまり……私が死んだ。

 私の名前は王二玉、三十歳のある日にコンビニに行く途中、かっこ良い過ぎせいで、死んでしまった。

 ……

 長い間を過ごしたかのように、長く永遠に続いて、また一瞬だけ過ぎたかのように、瞬く間に消えていく。

再び光が目に映るのを見た時、自分は湖のそばにいて、湖水は青々としていて、湖の周りは高くて太い青々とした竹林で、そよ風が吹いて、竹の葉が舞い落ち,湖面は波瀾を立てている。

 「ここは何処?」私は戸惑って周りを見ていて、どうしたらいいか分からない。まだ死んでいないか?

湖水の中の自分を眺めているが、自分は相変わらずかっこいい。しかし年齢はだいぶ若くなった。十代の姿しかない。

まさか、それは全部夢なのか?

 でも、十何歳の時にこんなところに来た覚えはない。空間が陥没したのせいで、私は変な次元に陥ってきたかもしれない。また何かの変動で、異世界に来た。しかし……なぜ私は相変わらずこんなにかっこいいのか?これが私には受け入れられない!

 私は湖の中の自分に向かって大声で叫んだ。

 「私はかっこ良くない、かっこ良くないだ!」

 湖の中から泡がいくつか出てきて、自分の影から黒い怪物が水面を破って出てきた。

 「当たり前だろう。こんなまずい顔と姿の君は、よくも言えるね!」

 えっ?

 怪物は全身に黒い光を放って、光の中の体は絶えず歪んで変化している。時にはめちゃくちゃな線で、時には黒い穴のように見える。醜さは名状しがたいで、見たらめまいがして吐き気がする。

 世の中にはこんなまずいものがあるのか?心の中でつぶやく。

 「なに?吾のことがまずいって?」怪物は私の考えを直接見たかのように、怒りに震えて言った:

 「吾が名は太初(たいしょ)!最初の光だ!君の様な下等生物は、吾の存在と美しさを理解できないこそ、目眩や吐き気がする。」

 怪物がこの上なく醜い体を歪めているのを見て、口任せのを見て、何も言いたくない。

 なぜかわからない、怪物はもっと怒った。鋭い耳障りな声で言った:

 「ここから出て行け!もう二度と貴様の顔を見せないでくれ!」

 太った触角を怪物が巻き上げ、私の前に来て額を弾き落とし、この世界から追放された。

 目の前のすべての景色は流光となって急速に流失し、まるで自分が後戻りしているかのように、もしくは、上から下へと堕落しているようだ。飛んでいく光がどんどん速くなり、そして果てしない闇に落ちていく。

 この暗の中ではとても心地良く、暖かさに包まれている。しかし、このような感じがしばらく続くと、圧力が自分をどこかに押し出している。

 緊迫感が頭から伝わってきて、自分がとても苦しくなって、かすかに、女性の苦痛な呻き声と、聞き取れない話し声があった。

 やっと自分が冷たい環境に押し込まれたようで、とても気分が悪くて、窒息感があって、猛烈に咳が出てきた。

 同時にそばで年配の女性の悲鳴が响きた。彼女の声はよく理解できないが、声の中に恐怖していることを分かっている。

 何?どうした?危険がある?目を開けたいが、いくら頑張っても開けられない。

 木戸を押し開けられる音が耳に響き、慌てて逃げていく足音は、年配の女性の聞き取れない叫びとともに。

 オーイ!ちょっと待ってください。何が起きましたか?何か危険がありましたか?

 逃げた女を呼び止めたいのに、口の中ではわけのわからないような幼い声がして、言葉にできなかった。

 くそ、私はまだ押さえられている。誰が私を引っ張ってくれないか?逃すだったら、私も連れていてよ!

 私はもがいて束縛を脱したいのに、体が重くて、どうしても力が入らなくて、腕を少ししか動けないようだ。

 しかし、自分の軽微な動作が女性の苦痛を引き起こした。

 えっ?どう言う事?

 複雑なことではないはずが、自分の頭がすごく鈍いと感じて、外部の情報を処理できない。

 私はしばらくもがいていたが、しっかりとした足取りで自分の頭の上に突進してきた。そして粗い大きな手で自分の頭をつかんで、自分を引っ張り出した。

 男の声が耳に響いている。聞き取れなかったが、声の中の心配が聞こえた。心配は自分ではなく、引っ張られたところだ。つまり、あの女の人の…

 えっ?待って、少し分かってきた。

 この疑問を突破しようとする時、冷たい目線で自分を見つめているのを感じた。伝説の殺意のように、鳥肌が立たせた。

 次の瞬間に私は地面に落ちた。骨がばらばらになりそうだ。この激しい衝撃で私は痛くて気が遠くなった。

 昏睡する前に女性は私のための許しを求める声がかすかに聞こえた……

 ……

 意識がまた凝縮され、飢餓感に起こされたが、目はまだ開けられない。

 体の周りはシルクのようなものに包まれていて、気持ちがとてもいい。そして、空気の中の冷たい違和感はもうなくなった。そんなことを思い出したら、今の状況はもう分かった。間違えなければ、私は生まれ変わったはずだ。また、自分の元の記憶も残している。

 どれぐらい経ったか?お腹が空いて寝てしまいそうところで、ドアは押し開けられた。気無しの足音がして、自分のそばに来て、両手が震えて自分を抱き上げた。柔らかいものを自分の口に差し込んだ。

 生物の本能はすぐに分かった。

 頑張って吸いたが、この女性の体はとてもこわばっていて、自分を恐れているようだ。

 しかし、私の未発達の頭はあまりにも多くのことを処理できなくて、今の状況ははっきり分かっていない。

 お腹がいっぱいになったら、またうとうと寝た。

このように一日一日、時間になると、授乳に来て、食べたら寝て、起きたら食べて、数日後、再び目が覚めたら、自分の目が開けられた!

 私は非常に興奮して、楽しくて、好奇心を持って周りを見ていたが、視野角が限られているので、頭も正常に回転できない原因で、天井しか見えない。

 それでも楽しかった。長い間、暗闇の中で感じたことがとても嫌だったからのだ。

 予想が正しければ、もう少ししたら、授乳に来る人がいる。その人は自分がこの世界のお母さんだろう。初めて会うので、楽しみにしている。

 ついにドアは押し開けられたが、その足音は前の音とはちょっと違っている。

 私の前に来たのは女ではない。男の人で、顔はきちんとしていて、古代人の服を着ている。その服は和服と似ているが、口に言えない違いがある。

 あの男は自分を見る視線とても冷たい。本能的にこの男の事があまり好きじゃない。

 望んでいないのに、この男は私を抱いてくれた。そして、何処に連れていくかわからない。

 上の変化を見て、男に別の部屋に連れられた。

 入った瞬間、視線が自分に集中していることを感じた。その視線は私を抱く男のように冷たくて、とても嫌な感じがする。

 その後、彼らは私を見つめて議論している。老けた声もあり、若い声もある。彼らの話はよくわからいが、その議論には漠然とした不安が感じられ、なんとなく殺意を持っているような気がする。

 錯覚かもしれない。その感じはすぐに消えてしまった。私を抱いている男はまた彼らに何かを話して、私を送り返した。

 あの男は私の父だということを知ったのはずっと後だった。父は私を鎮妖塔に投げ込むかどうかについて、親戚と議論した。

 鎮妖塔は、妖怪を鎮圧するところだ。人の目には、私が妖怪である……


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