21 聖なる島ホーリーアーク
そういうわけで、船を使ってホーリーアークという島に降り立った。
そこは、島全体が遺跡で出来ているという場所だ。
大昔の技術は、明らかに重そうな物でも海に浮かべられたらしい。
ほうけてると、クランが笑いやがった。
見せもんじゃねーっての。
そう文句を言ってやれば「子供っぽくて可愛かったから」とか。
何言ってんだあいつ。
かっ、かわいいとか。
そんなんで女の機嫌とろうなんて百年はぇえんだよ。
ムカついたのでクランの脛をけったら、周りの兵士に睨まれた。
やばいかなと思ったけど、今更恭しく振舞うのもなんだかな。
息をあわせて戦うのは久しぶりだったけど、腕はなまってなかったみたいだ。
途中で魔物が襲って来たけど、意外とすんなり戦闘がすんだ。
奥まで行くまで、色んなしかけがあった、頭使うのがきつかったな。
なんであんなまどろっこしい構造になってるんだよ。
おかげでずっとクラン頼りになっちまった。
あいつにどや顔されるのはムカつくんだよ。
頭がいいからってバカにしてんだろ。
これだから王族は。
そう文句言えば、クランに悲しそうな顔された。
何だよ、いつもは涼しい顏してんのに、そんな捨てられた犬みたいな顔すんじゃねーよ。
あたしが悪いみたいだろ。




