アリエルやめてーー!! 僕の学校生活乙
今日はアリエルと愛理ちゃんのお話です!
嬉しいのか!嬉しくないのか!
主人公驚愕中
では今回のセリフ
かまって にゃ〜〜♡ 男子なら一度は言われてみたい言いたいセリフではないですね笑
僕の心が動じずにはいられなかった.....
「じゃあ一人ずつ自己紹介どうぞ!」
という進藤のかけ声とともに彼女たちの自己紹介が始まった
まず、最初に一歩前に出てきたのはアリエルだった
そのときの男子どもの反応はうひょーだとか
女子からはかわいいだのがあったが、
今の僕の愕然からは関係のない話だった
前に出ると少し躊躇していたが、アリエルは胸に手を置いて呼吸を整えてから話し出した
「私の名前は穂坂愛理絵 あいりえる」
それと同時に進藤は彼女の名前黒板に縦書きに板書した
「みんなには 隣にいる愛理ちゃんと紛らわしいからということでアリエルと呼ばれてます 気軽に話しかけてください 」
とお辞儀をした
その後の彼女の視線がずっと僕に注がれており、周りのクラス 連中の一部は、それに気づき彼らの視線が僕に注がれていた 動揺して口を開けてアリエルを見ていた僕にとっては関係のない話なのだが
次に穂坂愛理こと愛理ちゃんの話が始まった
愛理ちゃん曰く
「私たちは姉妹で姉は私で妹とアリエルで今日からこの学校でお世話になります」
とのことだった
進藤先生は
「席はどうしよっか?」
と彼女らに尋ねた
アリエルは即答して
「あの席にしてください!」
と言った
それは僕の隣だった
その席は毎日欠席で四月の初日に僕と話して以来来ず、忘れられた存在影家月次〔かげいえつきじ〕の席だった 先生は顎に手をついて
「うーん」
と考えたあと
「いいよー 夜我離くんの隣?知り合いなの?」
と言ってその席へ先導した
あとは、
「よろしく」
と進藤先生に言われたが
呆然としたまま口を開けている僕は 彼の言葉は入ってこなかった
次に
「愛理ちゃんの席はどこにしよう?」
という話になった するとすぐにまたアリエルが
「先生ここがいいんじゃないですか?」
と言ったそれは 窓側の席で端の先頭である僕の席の目の前の席であった
そこは端以外の他の列は先頭までしっかり詰まっているが、僕の前席は人数が足らないため、両端の先頭が開いていた場所だった
先生は今回は即座に
「いいよ な? 」
と愛理ちゃんに言った
そして彼女もこくりと頷き
彼は後ろの机椅子を廊下からまわってもってきて、僕の目の前に置いた
今日の進藤真夏はその後教壇に立つと笑顔で
「新しい仲間が来たから みんな仲良くしてあげてくれ!」
と溌剌とした声で教師らしい威勢を見せた
そして、連絡が終わり朝の会は終わりを告げた
そのあと すぐに 女子3人がアリエルの周りを囲んだ
一応 ここで、彼女ら3人の自己紹介をしておく
まず、飯田優希 彼女はよくクラスに一人いる かなりかわいい系で ロングのヘアーがよく似合っており、クラスの男子はかわいい子の話になると彼女なしでは語れない系の女子だ 僕はそういうのどうでもいいんだけどね
次に 中澤苺 中澤さんはプリティーとかキュートとかそういう言葉が似合う なんだこれ? 小学生とか思う感じの子である一部の信者からは信仰が熱く その一人に僕の友達も入っていて、彼女に告白したが、振られたとか思い出したりしてね
最後に藍美あいみさん 藍美さんは苗字と名前が一緒だから、ちょっとそこをコンプレックスに思っており、将来は
「嫁入りしてほかの苗字にするんだーと意気込んでいる」
女子である ちなみに彼女の身長は高く 性格は穏やかで、話を振られるとよく反応する 噂だとスレンダーらしい、そしてかなりの秘密を隠しているという謎の多い女の子である
その3人にアリエルは話しかけられて
戸惑いながらもなんとか食いつけているようだった
たわいもないような話題を彼女らは振っていたのが、
飯田さんがアリエルに急に質問した
「ねえーアリエルって夜我離くんとどんな関係なの?めっちゃ見つめあってたみたいでクラスの子みんな見てたよ!」
と述べた。彼女の質問にクラスの子達の視線は集まった
てか、集まってたのかよ 動揺しすぎて気づかんかった
彼女の答えで僕の人生が変わる一世一代の大ピンチそんな会話の天王山と呼ばれてもおかしくないようなその質疑に対する答えは.......めっちゃ心配なんだが
「同棲中だよー」
「おい!」
ツッコミどころ満載じゃんか すかさず 中澤さんこと苺ちゃんから
「それいつから?」
と驚きつつもアリエルに質問した
彼女の返答は
「お⚫︎と⚫︎と⚫︎い⚫︎か⚫︎ら」
と何かをなぞるかのような意味深な回答だった
次にターゲットが変わり隣に座っていた僕夜我離秋人を飯田さんはロックオンした 他の男子なら
「あーいいなー夜我離あの天下の飯田さんに話してもらえるなんて」
と思うわけであろうが、
今の僕にとってそんなことはどうでもよくて クラスの男子そして女子を敵にまわすかもしれないクラスヒエラルキー頂点からの選択肢 挑戦状が渡された
僕はこの話に関しては何を言っても通用しないといった感じであったが一応、精一杯 僕が用いる最強かつ最善だと思われる反論をした〔そう思いたい〕
「おとといの夜僕の部屋の屋根から急に降って来たんだよー」
自分でもこんなこと信じるやついないとかわかってながらも その時創造しうる最善手であると思いたい言葉を発しっていた
それに対して
「飯田さんは はっ何言ってるのあいつ?」
みたいな表情 クラスの頂点に君臨する奴がアンタッチャブルな身分の僕を見下したような眼差し
中澤さんはクスクス ツボったらしく笑い 藍美さんは
「のほほんとかおーへー」みたいな反応だった
それを聞いた目の前に座っている地味だな
と思っていた愛理ちゃんは急に立ち上がり、僕の方をガン見して
「夜我離くん?そんなに彼女のこと愛してたんだーまるで天使みたいと表現するくらいにー」
愛理ちゃんは僕にとって悪と表現するに相応しいくらいに嫌な合いの手を加えてきた 実際この時すでに僕は魔界にいる閻魔に裁かれるような気持ちなんだけどね
「あー」
と飯田さんは口を押さ、息を呑み 中澤さんげらげらと笑って 藍美ちゃんの声の「へー」か「おー」か分からないような驚きは少しボリュームを上げた
次に彼女は
「姉として彼女をよろしく頼むよ」
と腕で顔を覆い急に泣き出した 素ぶりを見せながら言った
この席からはそれは嘘だと丸分かりなのだが、隣の席の彼女たちからしてみればわからないのだ 機転が効きすぎてもう反論できなかった 仕方なくあとは試合放棄した
質問されてももう「うん」しか言わなかったというか心が折れすぎて言えなかった
今後の学校生活オワッターーとか感じていた もうすでに帰宅部の時点で終わってるからとかいう読者さんの意見は控えさせておく
そうしてなんとかやり過ごした
その後、アリエルはなんかグーサインを見せてきた
これでちょっと嬉しかったとか心が救われたとかそういうのないんだからね 絶対ないんだからね 絶対だよね?
これからどうなるのでしょうか?
波乱万丈展開に今後ご期待!!