主人公ナンパデビューする
なんと 今回主人公はナンパします
学生の分際で生意気ですよねーまったくーー僕も成功したらいいなーとかなんてー
今日の言ってみたいセリフ
あんたのことなんて全然好きじゃないんだからね!
ー次の日ー
ーー朝8時ピピピッピ〔アラーム音〕ーーー
「あっやばい、遅刻だーー学校あるのにーーー誰だ?8時に変えたやつ?いつも僕の朝は6時と決まってるんだぞ〜」
ー昨日ー夜12時30分ー
「あー夜這いくん(僕)?どうしたのー寝ちゃったのかな?」〔アリエル〕
「ねむねむ まだ7時だから、8時まで 寝かしてーーんーーんーーーん」〔僕〕
「仕方ないなー私が8時に起きれるようにしておこう!これで 夜這いくんも安心だー まあー私はどこで寝ようかなー ?隣はねーなら、押入れで寝ますかー今日もいいことした一日一善サイコーおやすみーあきとーーーる 」
そして今日
「遅刻だーやばいやばい あー 全て後にしてとにかく急げーわーーー」
「んーーんーーんなんだーーー」
と目をこすりながら アリエルが押入れの襖を開けた
「今日学校あるんだー頑張ってねー」
あくびしながら言った。
僕はそんなことはスルーして....とにかく早く着替え、食事は食べず、学校に向かった。
これでなんとか間に合えばいいのだが
と思いながら自転車に乗り事故しない程度に急いだ。
「本当まったくーーーーあーーーー叫びたいーーー」
と学校の近くの交差点で 急に.....
黒髪のショートボブのメガネが似合う女の子が視界に出現した
「あーーっ」
と思い、全力でブレーキーをした。彼女は倒れかけて 倒れず
本を落とした。
「 本当ごめん 怖い思いさせちゃったね。僕が拾うよー。」
それは何か童話ものであった
僕が拾おうとした瞬間彼女は拾い上げる
改めてみると彼女の顔立ちは整っており、あひる口がよく似合っている女の子だった。
「すみません 私も不注意でしたー」
と謝ると走って学校に急いだ。
今更ながら 僕は彼女がリュックに付けている黄色のネームプレートと 女子用の制服から同校の高2で同学年 だと気づいたのだった。
「んーー待てよー彼女は同校??」
ちょっと待てよー 後1分で予鈴となるとこのまま学校へ行くのもいいが ......
どうせ遅れるだろう .....そう考えると彼女を巻き込んで....
にひひーーわれながらクズのような考えだーー そう決断すると自転車をこぎ 彼女のところまで行った。
「ねえーねえーそこのめがねさんー
あと1分で、鳴るよーそれでも行くかい君は?」
急なことで彼女は驚いたようだった。
「私はそうなると多分遅刻しますよねー」
彼女は意外と冷静だった
「なら、ちょっと そこのスタバでお茶しない?」
僕は心ではにやけながら言った 。〔表情に出てたかなんて知らん笑〕
「あなたが奢ってくれるのであれば行きますが?」
「奢る奢るじゃあいこっかー 」
我ながらなんていう 出来だ ナンパだなこれはーとか思った。
そうして、スタバに行った 。
僕は昨日 アリエルが僕の家に入ってくるというか落ちてくる前に明日転校生が来るらしい
という情報を受け取っていた。
それがもしや彼女では?と思い 、僕は 話しかけたのだ。 〔なんで転校できる?とかいう疑問はあるだろうがこれは御都合主義でどうぞ〕
早速列の後ろに並んだ。
僕は
「 何飲む?めがねちゃん?」
と彼女に尋ねた
「私は穂坂愛理です!めがねちゃんじゃないですよ!」
「 わかった 穂坂愛理ちゃんは何飲む?」
「愛理ちゃんでいいです。私はラテであなたはえっと......」
「夜我離秋人〔よがりあきと〕だよ。」
「夜我離さんは何飲みますか?」
僕は.......待てよ 俺
この店で唯一飲めるものって.......,,
「ミルク ホットミルクしかないじゃないか。」
どっかの情報で女子はスタバへ行くとかいう情報を聞きつけてきたのに
なんだ この虚しい展開は........
僕のダサさが丸わかりじゃないか
昔 コーヒーでシミを作って それ以来コーヒーはダメ
「紅茶おいしいか?それ?」
とか友達に聞かれて
「お前ただ格好つけたいだけやろ?」
とか言われまくて、ちょっとトラウマだ....
僕はーーんーーんーーーん落ち着け焦るな焦るな
「考え中だなー」
いつの間に声に出ていた。
「そうですかーよければ 私が良い飲物を選びましょうか? このミルクなんてどうでしょうか?
ほとんど 飲む人というより、飲む子とか赤ちゃんしかいませんが.....,」
クスクス笑いながら言った。
思ってるそばから.....
その一人が僕になる予定だからあまり言わないでーよし、ここは便乗するか
ーそれしかないーネタに走ったと相手に思わせる。
「いいねーミルク 僕、心は純真無垢な赤ちゃんだから仕方ないわーまあ ミルクって背伸ばしたり、骨折しないようになるから 好きだなーミルクにしよっかなーしよー」
思ってもないでまかせを発した。
「あはははー 夜我離さんって面白いんですねー 」
愛理ちゃんはツボったらしく 笑いながらそう言った。
僕は少し照れ隠しで 微笑んだ。
ここでぶっちゃけてミルクしか飲めないです、と言おかと迷ったが 言わないでおいた 。
まあ、そんな感じで話していると順番が来た。
愛理ちゃんはラテでぼくはミルクを頼んだ 。
「本当に頼んだんですねー」
と愛理ちゃんは僕が言ったことが嘘だと思っていたらしく、驚いた様子で話してきた。
「まあねー」
と照れ隠しで 僕は返答した。
空いている席を見つけ 椅子についた。
愛理ちゃんは
「さっきの奢ってくれるなら、っていうのは冗談だから!」
と言って 僕にお金を渡してきた、仕方なく 受け取った 心ではラッキーと小さくガッツポーズした。
彼女は 僕の心を見据えたように 指を指し
「今、ラッキーとか思っていましたね。」
と言った。
なんなの この子 テレパシーとかあるの?
僕の想像 全て丸わかりみたいなーとかあるの?とか感じながらも、
ここは僕のポリシーで.....
「思ってないよー君の勘違いじゃないのかな? 」
我ながら上出来だった。
けれど、彼女は...
「嘘ですね 。それ 夜我離さん 嘘は最悪ですよー あなたの人生破滅ですよー」
さっきから、なんでこうも 僕の心えぐってくるかなと思いつつ、負けず嫌いな性格なので
「本当だよ!本当!」
こんなんで喧嘩してどうすんだよと感じたが答えた。
「では、そういうことにしておきます。 あと、誘って頂いてありがとうございます。」
と彼女は納得していないように言い、そそくさと机から立ち リュックサックを 肩にかけスタバを出て行った。
これってギャルゲーなら 選択ルート初期でミスったパターンじゃんかーとか思いつつ、それから僕は10分くらいぼーっとしていた。
今回、読んでくださりありがとうございます
恋愛シュミレーション展開になっていくと思うので、今後ともどうかよろしくお願いします
次回は
主人公 ハレーム王の道を? です