破壊
まぁ、二つ目の作品です
暇だったら見てください
俺はあの日に誓った
この国を壊すことを例え彼女が望んでいなくても…
俺はこの国を壊す
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
一人の青年が闘っていた
たった一人で大国と戦っていた
「なにをしている!!敵はたったの一人なのに何故時間がかかっている!!」
大国の指揮をしているものが叫ぶ
「大丈夫ですあともう少しすれば相手の後ろから攻めることができます」
「本当だろうな…」
「はい。確かに報告を受けています」
この王はなんとも臆病なんでしょうね
たった一人でこの国を落とすことなんて不可能だというのに
この要塞都市を…
「敵はどうなっている」
「ハッ。間もなく敵の背後から責めいることができます」
「お前はこの戦局をどう見る」
「戦局と言われましてももともと敵は一人なのですから前後から攻めいれば相手に勝機はないかと…」
確かに彼の言うことは正しかった
だが、彼の考えは違った
(敵は確かに一人にしか見えない。。だがもしそれが自分たちがそう思っているだけではなかろうか)
彼は冷静だった
確かに相手は一人だったならこの戦争は誰一人の死者も出ずに終わっていただろう
だが、彼の考えは遠からず当たっていた
「さて、あいつは今一人であの国と戦っているわけだがお前らはどうするんだ?」
岩の上に立つ男女がいた
「わたしは、世界に恨まれたとしても彼を助けに行きます。」
彼は問い返した
「それは彼に惚れているからか?」
そして彼女は顔を赤くしながらも答えた
「えぇ。彼は闇の中から私を救ってくれた人ですもの。彼だけに罪を背おわせません。」
次に答えたのはちゃらけた雰囲気を出している男だった
「俺は最初あの国に傭兵として雇われていたがただ暇だったしなぁ〜〜、まぁ、俺もあいつにつくとしますか。コイツだけじゃ不安だしな」
その言葉に彼女はむっとして答えた
「何ですか私だけじゃ不安って。あんたなんかがいなくても大丈夫ですよーだ」
「だってあんた結構抜けてるとこあるしさ」
二人の間に入った者がいた
「はいはい、二人共そこまでにしてください。あなたたちだけじゃ不安なので私もついていきます。それに彼が死ぬと私も嫌ですしね」
「なによ、あんたまで…」
小さく呟いた言葉に誰も答えなかった
「いやー、やっぱあんたらについてきて正解だったぜ。こんな面白いことをやってるんだからよ」
「「「お前だけには言われたくない」」」
「うわっ、みんなひどいなぁー傷ついちゃうっじゃないか」
「で、たいしょうあんたはどうするんだよ?」
彼の答えは最初から決まっていた
そして彼はみんなの答えを知った上で最後の確認をしていた
「あいつを助けに行く。あいつには借りを返す暇なんてなかったのだからな…さて次に会う時までにくたばんなよ」
「あぁ、お前もな」
「みなさん気をつけて」
「行きましょう、この悲劇を止めるために」
「さていっちょ頑張るとするかな」
「「「「「それじゃ次会うときは元気で」」」」」
彼らはその言葉を残しそこからバラバラに立ち去った
「はぁはぁ、ちぃぃ。敵が多すぎるぜだがここで引くわけには行かない。」
彼女の思いを裏切ってまでここまで来たんだ
全てを終わらすまでに死ぬわけにはいかない
(もし、俺の思いに答えてくれるのであれば俺に力を貸してくれ…)
(いいだろう、我が力貴様にくれてやる。どのみちこの状態では、あとは死ぬのみなのだからな)
(…ありがとう)
「汝内なる魂が眠りし思いをのせこの世界を暗闇で覆い尽くせ…常闇」
世界は一瞬闇に覆われ静かになった
そうして彼らは伝説となっていった
一部には恐れられその名を口にすることを許されず、また一部では崇められていた
彼らの残した傷跡は多くを語っていた
どうでしたか?
中途半端ですみません