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第1話

私は乃木坂織雅。日本屈指の進学校に通ってる、高校生。一応クラスの女子ではトップ。学年でも5本の指には入る。

ぱっちりめの黒い目と白い肌ををよく褒められる。髪は肩に付くか付かないかのショートカット。文化部所属で、音楽と文系科目が得意。理数はさっぱり…


学校は共学で、お世辞にもおしとやかな女の子とは言えない私は結構男子とも仲が良い方。ちなみに彼氏無し。コクられたことはあるけど、何となく断って今まできた。もうあんまり女子として見られてないかも…(笑)


うちの高校は課題が多い。徹夜して、さらにグループものだと週末とか放課後に集まってやらなきゃ終わらない。

そして、まさにその"グループ課題"(現代文と地理!)が今締め切り間近…それで週末、学校のそばのファミレスでやろうってことになった。


班員は、私以外は全員男子。順番に紹介すると…小柄でどこか可愛らしい風貌の、スポーツ万能な、実は腹黒い寛貴(ひろき)。最強の頭脳をもった、隠れエロ、男子寮生の、(りょう)。クールな外見、ちょっとSっ気のある、(あきら)。すらっとした長身、斜に構えているようで、実はシャイなところもある、真二(しんじ)

そんな感じ。皆、制服――男子は学ラン、私は紺襟のセーラー――で学校はバレバレ。この制服の生徒は勉強で居座る…と知られているファミレス側から歓迎されないとはわかっていた。

でも、行ってみると、それ以前に、混みすぎてて暫く空きそうにない…。かといってこの辺りに他に課題ができるような場所はない。困った。

「どうしよう?どこか良い場所ないかしらね…」

「公園ならそこにあるよ?(笑)」「それなら隣駅まで行った方が…」「いや、あそこはやめたほうがいいって…」などと議論していたところ、諒がこういった。

「俺の部屋来るか?」


「行っても良いならそれが良いかも!行ってみたい☆」

「織雅…(笑)」

「何よ、朗。」

「いや別に――あ、でも男子寮だろ?女子入れんのか?」

「何とかなる。昼は監視が緩いし…まぁそれでも、織雅には窓から入ってもらうことになるけど」

「そんくらいOK!大丈夫!」

「じゃあ、行こうよ☆俺と真二で行ったことあるんだけど結構良い部屋だよ」

「寛貴が言うなら信用できるわ。さ、早くいこ☆」



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