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国王がいなくなりました。  作者: 木賊
二章 リエル視点
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真実?

まだ町はざわついていない。

キサラギが死んだことが公になっていないからだろう。

...何故キサラギは死んだのだろう。

リウムの片思いではあったが、キサラギの性格だから優しくはされていた筈。

一人一人の性格、考え、心情等それを大切にする奴だ。

恨まれるようなことと言えば、一体なんだろうな。

優しすぎる性格が故に何かトラブルがあったのだろう。


リウムの好きな砂糖菓子は買った。

あとはどう謝るか...

俺にだって友人はいた。

俺から縁を切ったんだ。

家族の事は思い出したくない。

「はあ...」

「おっ!リエル!」

「...誰?」

どこもかしこもピアスを着けた人間と交流した覚えはない。

それに加え、何故俺の名前を知っているのか。

「忘れたのか?カラムだ!」

カラム...?

そういやそんな奴がいたな。

「カラムか。あー...」

カラムは怪訝そうな顔をした。

「なんだその態度は!!」

カラムは苦手だった。たしか最初の方に縁を切った。

「俺、お前に聞きたいことがある!」

「お前と話をする気はない。」

一刻も早くこの場を去りたい。

「いいから聞けって!」

こいつには何を言っても通じないな。諦めるか。

「手短に言え。」

「ああ。リエル、お前さ、キサラギを殺しただろ?」

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