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国王がいなくなりました。  作者: 木賊
一章 ナタヌ視点
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死か生か


走っているうちに足が絡まって、その場に転んでしまった。

「痛っ!!」

膝のあたりが赤色に染まっていく。

「追い付いたぞ!ちょこまかと...もう鬼ごっこは終わりだ!」

「ナタヌ!!」

お母さんの悲しそうな声が響いた。

そのとき、僕はわかった。


殺されるんだ。今、ここで。


目の前に剣が降り下ろされる。

反射して目をぎゅっと、つぶった。


痛みはなかった。

ただ、暖かいものを感じた。


それが自分自身のものではないと、わかるまで時間がかかった。

気づけば僕は自分で信じられないほどの声をあげた。


「お母さん!!!!」

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