表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国王がいなくなりました。  作者: 木賊
四章 リウム視点
19/26

捜索

「えっと...おやつと...上着と...」

「ねえね、これ。にいにの本。」

イレンがエル兄がいつも呼んでいる本を持ってきてくれた。

「ありがと。」


町に出てすぐ、異変に気づいた。

とてもざわついている。

すると、近所に住むおばさんが駆け寄ってきた。

「リウムちゃんにイレンくん!何処に行くの!?」

「えっと...」

言葉につまる。

エル兄が居なくなった、ということを言ったらきっと心配して家から出してくれないかもしれない。

「おさんぽいくの。」

イレンッッッ!!

「あら、そうなの?気を付けていってらっゃい。」

通じた!!?

おばさんはそっと囁いた。

「キサラギ様が亡くなったらしいの。あなたたちも気を付けてね。」

「はい...」

おばさんは家にかえっていった。

「ねえね?」

イレンの言葉にハッとした。

自分の目から涙が出ていたことに気がつかなかった。

「私は大丈夫。エル兄探しに行こ?」

イレンは笑顔になり、

「うん!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ